溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症

情報発信元 保健予防課

最終更新日 2024年6月13日

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溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

A群溶血性レンサ球菌による上気道の感染症です。 

症状

2~5日の潜伏期間の後、突然の発熱と全身倦怠感、咽頭痛によって発症し、しばしば嘔吐を伴います。通常発熱は3~5日以内に下がり、主症状は1週間以内に消失します。また、舌が苺のように赤く腫れたり、全身などに発疹が出ることもあります。

感染経路

患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌を吸い込むことによる「飛まつ感染」と細菌が付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」が主ですが、食品を介して細菌が口に入って感染する「経口感染」もあると言われています。

予防のポイント

こまめな手洗い、うがい、症状があるときは、マスクをして咳エチケットを心がけましょう。

関連リンク

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは(国立感染症研究所)(新しいウインドウが開きます)

全道のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の発生状況(北海道感染症情報センター)(新しいウインドウが開きます)

劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは

レンサ球菌による感染症です。レンサ球菌は感染しても無症状なことも多く、症状が出てもほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症にとどまります。しかし、まれに通常は細菌が存在しない組織(血液、筋肉、肺など)にレンサ球菌が侵入し、急激に症状が進行して重篤な疾患となることがあり、全国的に感染者が増加しています。
小児が多く感染する「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」とは区別され、大人に多いのが特徴です。

症状

最初に手足の強い痛みや腫れ、発熱や悪寒、筋肉痛などのインフルエンザに似た症状が現れます。症状が急激に進行し、筋肉や脂肪における炎症、呼吸障害や意識障害が進行し、ショック状態となり死に至る場合もあります。疑わしい症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診してください。 

感染経路

飛まつ感染や接触感染の他、傷口や粘膜から、通常は菌の存在しない筋肉、脂肪組織にレンサ球菌が侵入することによって、病気を起こすと言われていますが、実際の感染経路は明らかになっていません。

 予防のポイント

手洗い、うがい、咳エチケットなど基本的な予防対策を行い、原因菌となる溶血性レンサ球菌(溶連菌)に感染しないよう努めましょう。
手足等の傷口からの感染を防ぐため、傷口を汚れた手で触らないなど、清潔に保つことも重要です。

関連リンク

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