脳脊髄液減少症について
脳脊髄液減少症について
脳脊髄液減少症とは?
脳脊髄液減少症は、交通事故、スポーツ外傷、転倒転落、出産等が原因で脳脊髄液が漏れだし減少することにより、多彩な症状が現れる病気です。
起立性頭痛などの頭痛や頚部痛、背部痛、腰痛などの痛み、耳鳴り、めまい、ふらつきといった脳神経症状、微熱、動悸、呼吸困難、胃腸症状、頻尿などの自律神経症状、うつ、無気力、倦怠感、疲労感、睡眠障害等といった症状を呈すると報告されています。これらは、天候(気圧の変化)に左右されたり、脱水で症状が悪化するといった特徴が見られます。
患者さんのなかには、気のせいや怠慢などと誤解され、周りの人に理解してもらえず、苦しい思いをされている方がいらっしゃいます。
相談(診療)できる医療機関は?
相談(診療)が可能な医療機関が北海道のホームページで公開されています。
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補足
- 脳脊髄液漏出症の診断基準について
平成23年10月14日、厚生労働省の脳脊髄液減少症の診断・治療法の確立に関する研究班がまとめた、「脳脊髄液漏出症画像判定基準・画像診断基準」が、脳脊髄液漏出症(脳脊髄液減少症)に関係する8つの学会で了承・承認されました。
- 治療方法について
確立されていませんが、急性期(病気のなり始め、比較的症状の激しい時期)には、約2週間の安静臥床と水分摂取で自然治癒する可能性があること、慢性期(急性期を過ぎ、症状が安定している時期)では、安静臥床、水分補給で自然治癒が期待できない場合は、ブラッドパッチ療法が有効であるという報告があります。
- ブラッドパッチ(硬膜外自家血注入)療法について
髄液が漏れ出ている部位に、患者さん自身の血液を注入し、血液が固まり糊のような働きをすることで髄液の漏れを塞ぐ治療法です。この治療については、平成24年5月に先進医療として認められました。その後、平成28年4月から、関係学会の定める画像診断基準に基づき「確実」または「確定」と診断された場合に保険が適用されるようになりました。
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