市長臨時記者会見(令和5年8月3日)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2023年8月16日

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開催概要

日時:令和5年8月3日(木曜日)午後1時00分~午後1時25分

場所:第1委員会室

動画

令和5年8月3日定例記者発表・質疑応答(新しいウインドウが開きます)

資料

発表項目

ユネスコ創造都市ネットワークサブネットワーク会議(デザイン都市会議)の2024年旭川開催の決定について

この度、旭川市が、来年度開催されますユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市の世界43都市の総会の開催地に決定をしましたことを御報告させていただきたいと思います。
本来であれば、あさひかわ創造都市推進協議会の渡辺会長と一緒に会見をするべきところですが、9月まで海外に出張されているということで、私1人で行うことを御理解いただきたいと思います。
そもそもこのユネスコ創造都市ネットワークというものはどういうものかということですが、2004年に発足したものでして、経済的、社会的、文化的、環境的側面において、創造性を持続可能な開発の戦略的要素として認識している都市間の協力を強化することを狙いとしています。
このネットワークに参加することで、各都市は、優良事例を共有し、創造性と文化産業を促進するパートナーシップを構築し、文化的生活への参加を強化し、都市開発計画に文化を統合するという団体で国連傘下のものです。
世界には295の都市が加盟をしていまして、7つの分野に分かれています。
クラフト&フォークアート、映画、食文化、文学、メディアアート、音楽、そして、デザインです。デザイン分野では、世界に34ヶ国43都市が加盟をしていまして、日本では、旭川、神戸、名古屋です。国内では、他の分野でも10都市が加盟をしています。金沢市がクラフト&フォークアート、札幌市がメディアアート、鶴岡市が食文化、丹波篠山市がクラフト、浜松市が音楽、山形市が映画、そして、臼杵市が食文化です。
昨年、旭川市は市制100年を迎えましたけれども、長年の家具木工の歴史、特に近年では、デザイン性の高い家具づくりが評価をいただいているとともに、1992年から始まった国際家具デザインコンペティション旭川、IFDAは、3年に一度開催されて、今年で12回目を数えます。
これまでの応募総数は世界77ヶ国・地域から、9,433点に及びうち50点以上が、旭川家具として、国内外に製品化されて流通をしていますが、こうした取組が評価をされて、2019年にユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野に加盟しました。
以降、旭川市においても、デザインプロデューサー事業やデザイン経営への取組などを進めてきています。
私も、市長就任前からデザインの可能性は非常に大きく感じていますが、しかし、しっかりと発揮されていないな、もったいないなと感じていました。もっと旭川のデザインの持つ力を発信していけるのではないかと思っていまして、市長就任以降様々な取組を進めてきました。
まずは、神戸市長の久元市長、名古屋の河村市長、同じデザイン分野に加盟している都市ですので、国内の連携をしっかりと強化をしていこうということと、他の都市の事例を学んできたところです。このほかにも、金沢市にも訪問をしてきました。昨年ですけれども、ブラジルのサントス市で行われた、デザイン創造都市だけではなく、全体の295ヶ国のユネスコ創造都市ネットワークの総会に出席をしました。
ここに市長が行くと、世界の各都市に向けて旭川の魅力を発信ができる、プレゼンテーションの機会をいただいたものですから、ここで、旭川の魅力を各都市に伝えてきたと同時に、他の都市の様々な方々と交流を深めていく中で、私自身も、間違いなく旭川が世界に通用する魅力があると確信をしたところです。
バンコクも同じくデザイン都市でありますけれども、デザインを通じて、デザインのみならず観光や教育分野でも連携をしようということを、シッティパン知事とお話をしてきました。
御案内のとおり、今年からは、KESIKI INC.の石川俊祐さんにCDP、チーフデザインプロデューサーにも就任をしていただいて、様々な取組を進めています。
決定に当たりましては、来年度の開催を目指す旭川市に加えてソウル、ドバイの両都市が立候補しましたが、6月22日、各都市のプレゼンテーションが行われた結果、7月に投票が締め切られ、48都市のうち、28都市が投票を行い、そのうち、なんと21票が旭川市に投票をしていただきまして、本日、正式に決定の御報告をいただきました。
それでは、プレゼンテーションの動画を一部、御覧になっていただきたいと思います。
(動画再生開始)
私は旭川の歴史的背景や、そうした中で産業が発達してきたこと、大雪山があって、それで家具や木工製品を使うなど、地産地消で取組を進めていることや、そして食、物流の拠点ですとか、そうしたまちの魅力をお話をさせていただきました。
あさひかわ創造都市推進協議会の渡辺会長は、デザインの森について御説明をいただきました。
このデザインの森というのは、自然、人、文化で育むことを創出をしていくということです。アイデアの種が時を経て、幸せの木として生い茂っていくという、そういう森をイメージしているのがこのデザインの森です。デザインの持つ大きな力で、この地域の人づくり、ものづくり、まちづくりを行っていくというのが、渡辺さんの御説明です。
同じくアドバイザーを務めていただいている高専の浜田先生からの内容になっています。浜田さんは会議の日程や体験プログラムの説明を行っていただきました。手を振っていた皆さんは、世界のサブネットワーク会議のそれぞれの責任者の集まりなのですが、皆さんが旭川を非常に応援をしてくれているということです。
(動画再生終了)
サブネットワーク会議の総会の日程ですが、私たちが理想とするところは、毎年行われていますADW、旭川デザインウィークに合わせて行っていくことです。
令和6年度は、6月17日から21日までの5日間で、現在、提案をしているところですが、サブネットワーク会議のデザイン分野の総会はルールがありまして、年次総会の開催から3か月空けなければならないという慣例があります。
今年は9月に臨時総会がトルコのイスタンブールで行われていまして、その会議において、ポルトガルのブラガ市で開催される来年度の年次総会の日程が決定する予定です。そのため、その総会の日程が決まってから3か月以降に、旭川でのサブネットワーク会議の総会が行われるということになっていますので、その日程を鑑みながら、これから決定をしていくということになります。
また、開催内容は、いわゆる全体会議、テーマ別会議、様々な交流会あるいはエクスカーションも予定をしていまして、今後は、このサブネットワーク会議のコーディネーターの中国の武漢市、そして副コーディネーターであるスコットランドのダンディ市と協議しながら決定をしていくことになりますので、また詳細をお待ちいただきたいと思います。
今回の誘致に当たりましても、名古屋市あるいは神戸市ともに日本のデザイン都市から協力をいただきましたし、開催が実現いたしましたので、日本代表として、両都市のお力添えもいただきながら、あるいは、共にいろんなディスカッションを行っていきながら連携を深めて、世界のデザイン創造都市との交流を通じて、旭川の魅力あるまちづくりに邁進していきたいと思います。
今回のこの会議の開催は、世界に旭川の魅力を発信をする、またとない、大きな大きなチャンスですので、国際的に、デザイン都市の旭川としての高い評価を受けることができるように、また旭川の発展に資する、素晴らしい大会になりますよう取り組んでいきたいと思っていますので、どうか皆様のお力添えも賜りますようお願いを申し上げたいと思います。
私からは以上です。よろしくお願いいたします。ありがとうざいました。

質疑応答

北海道新聞

名古屋市、神戸市と連携をしていくということだが、具体的にどのような形で行うことを考えているのか。

市長

旭川市は、家具、木工のデザインのイノベーションを行い、評価いただいてきていますが、名古屋市と神戸市もそれぞれ魅力ある独自の取組を進めています。私もそれぞれ両都市を視察しましたが、名古屋市においては、デザイン経営を企業と一緒に行いまちづくりに生かしていたり、神戸市においては、KIITO(キイト)という、昔から産業として発展をしてきたいわゆる生糸ですね、それをローマ字でKIITOと表記してその倉庫を改造して、市民の皆様と一緒にプロジェクトに取り組んだり、「BE KOBE」という素晴らしい有名なモニュメントをご存じかと思いますが、そういう取組もしています。これから具体的にどういうことを行っていくかについては、両都市の皆様と一緒に相談をさせていただきながら、つくり上げていきたいと思っています。

北海道新聞

このサブネットワーク会議を旭川市で行うことで、具体的にどのくらいの人数が旭川に訪れることが見込まれるのか。

市長

昨年は、コロナ禍でありましたが、リトアニアのカウナスで行われ、24都市30名程度が出席しています。今年はオーストラリアのジーロングでありますが、21都市25名程度です。コロナ禍前の数字は今持ち合わせていませんが、恐らくもう少し多かったのではないかと思います。私は、デザイン分野旭川市以外の42都市でできる限り出席100%を目指していきたいですし、これは本部と相談しなければなりませんが、ユネスコ創造都市ネットワークに加盟する世界の各都市にも御案内をさせていただいて、多くの方にぜひ訪れていただきたいと思っています。またいろんなプログラムを行っていく中で、市民の方々をはじめ、国内のデザイン都市、デザインのユネスコ創造都市の皆様、観光客の皆様にも参加していただけるよう、副次的な人数をどんどん増やしていき、経済的な価値も高めていきたいと思っています。

北海道新聞

それだけの事業を予定されると、市として一定の予算が必要となるが、第3回定例会での補正予算又は来年度予算で、予算は確保していくのか。

市長

今からできることはまず必要となる予算額の算出をして、計画をつくることだと思っています。その上で、大体の予算規模がわかった後に、それは次の定例会での補正になるのか、あるいは次年度予算になるのか、しっかりと見極めて財政と相談をしながら判断をしていきますし、必要な予算は確保しなければならないと思っています。

北海道新聞

7月4日から7月31日までのパリ時間での投票というのは、電子投票だったのか。また43都市のうち28都市が投票し、旭川市が21票だったということだが、ソウルとドバイ、それぞれの得票数は。

市長

旭川市以外の得票数については、教えていただくことが出来ませんでした。恐らく公開されたときに順位がついて、最下位のところが問題になるため控えたのではないか、と想像しております。

産業振興課長

投票についてはメールで7月31日までに投票してください、と案内がありました。(※1)

北海道新聞

日程は年次総会で正式に決まるというだが、会議など行うメイン会場はどこを想定しているのか。

市長

まだこれからですね。ただブラジルの総会のときもそうでしたが、いろんな分科会とかフォーラムがありますので、ADWでもメインフォーラムがあり、それ以外に派生するものもありますので、そういったものはこれからの計画の中で考えていきたいと思います。旭川ももちろんですけど、家具を考えると、東川とか東神楽とか、そういった近郊の町も一緒に旭川家具の取組を進めていますし、旭川市だけでなく1市8町、大雪圏域含めてこの地域にスポットがあたるような、そういう設えをしていきたいと思っています。

北海道新聞

今の1市8町の話は、当然旭川が開催地なので旭川がメイン会場となるが、関連するいろんなことを周辺の町でも一緒に何かやっていきたいということか。

市長

そうですね。例えば東神楽町さんは、旭川家具を代表するような、大きなメーカーが幾つもありますし、東川町さんは、隈 研吾さんをはじめ、織田コレクションを保有している地域ですから、そういったものを1市8町に広げていくと、また、大きな魅力が生まれてくると感じています。

時事通信社

開催地に選ばれると、会議の進行役、議長を市長が行うことになるのか。

市長

主催者としての運営と、コーディネーターの役を務めることになると思っています。

時事通信社

コーディネーター役として、抱負・意気込みを一言。

市長

私は常々、旭川の発信力を高めるために、様々な取組を進めており、現在旭川の情報発信量は市長就任前と比べ3.5倍になりました。その中で何を発信するかというと、やはり旭川の魅力をしっかり伝えていくということです。特に、国内においても、国外においても、今回のデザインのこと、食のこと、観光のこと、まずまちそのものの魅力を知っていただかないことには、このまちが存在しないことと同じですから、まず知ってもらうことを、しっかりお伝えしていきたいと思います。知っていただいた上で、じゃあ旭川がこれだけまちにすばらしい歴史があって、環境があって、人がいて、そしてこれからどういうビジョンを持って、デザインのまちづくりを進めていこうとしているのかというものを、世界の皆様に知っていただくまたとないチャンスと捉えていて、デザイン以外にも大きな波及効果が生まれることを、私はこの会議を通じて期待をしています。またデザイン分野の人材育成にも当然つながってくることだと思いますし、あわせて子どもたちにも郷土愛を持ってもらうことにもつながってくると思っていますので、本当にやりがいのある、素晴らしい、今回のデザイン会議の決定だと思っています。事に当たっては、まちの歴史そのものが世界から評価をされたということと、もう1点は経済部産業振興課の職員がずっと地道にこつこつと市民の方々と一緒に取組を進めてきたことが、今回の結果につながったものだと思っています。

日経新聞

これまでの会議では何かテーマのようなものはあったのか。

市長

去年のブラジル・サントスの総会では、持続可能なこれからの世界というものがテーマになっており、それぞれの都市の市長さんと意見交換をさせていただきました。その中では、環境というものが大きな柱になっていました。まずは海岸のごみ拾いからスタートし、サントスの港にはいろんな漂着物がついており、これはどういったところから来ているのかということを、基本的なところから、環境を考えていきましょうというのが大きなテーマでした。日本には資源はありませんが、水がきれいであったり豊かな環境があったりしますが、世界には飲み水が水道からでない都市もありますので、そういった都市の様々な課題を、一つ、私たちとしてもこれから新たにテーマを決めて取り組んでいくことが重要だと思っています。旭川家具でいけば、万博との共創もスタートしておりますが、地元の木材をできる限り使った家具ですとか、そういう自然に対する取組というのは、他の家具産地よりも進んでいる部分がありますので、それも現在のところ、一つテーマにもなる可能性があると思っています。これは決して行政だけではなくて、創造都市推進協議会の皆様の御意見も非常に重要ですから、いろんな方の意見を聞いて、みんなで意見を出し合って、そして、みんなでつくり上げていく会議にしたいと思っています。

日経新聞

デザイン以外の六つの分野も含めて、今まで国内開催した会議はあるのか。

市長

総会が過去に金沢市で開かれています。あと、サブネットワーク会議も国内で開催されていたと思いますが、調べて後ほど御連絡させていただきます。(※2)
 

※1 メールで投票の案内が送られ、インターネット上で投票が行われた。
※2 国内で開催されたユネスコ創造都市ネットワーク会議(総会)及び分野別会議(サブネットワーク会議)は次のとおり。
総会…平成27年 金沢市
サブネットワーク会議…平成27年 名古屋市(デザイン)、平成27年 浜松市(音楽)、令和元年 金沢市(クラフト&フォークアート)

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