市長と市政記者会との懇談会(令和4年6月29日)
開催概要
日時:令和4年6月29日(水曜日)午後3時30分~午後5時00分
場所:第1委員会室
動画
資料
発表項目
大雨に係る被害状況と本市の対応について
「(仮称)いじめ防止条例」の制定に係る懇話会について
「(仮称)いじめ防止条例」の制定に係る懇話会の構成等が決まりましたので、報告いたします。
本懇話会は、本市における今後のいじめ防止対策の基本理念を示し、また、いじめ防止に係る各種施策等の根拠となる「(仮称)いじめ防止条例」に関すること、及びいじめの防止等に係る取組に関することについて、市民、関係団体、学識経験者等から御意見をいただくものであります。
構成メンバーは、小中学校の関係者及び学識経験者、弁護士、医師、警察官、臨床心理士、保護者、そして公募による参加者2名の、合わせて10名であります。
懇話会の予定でありますが、明日6月30日に第1回目の会議を行い、第2回について は7月中旬頃に条例の骨子案について、第3回については10月中旬頃に条例の素案について、御意見をいただく予定であります。
懇話会のほか、旭川市いじめ防止等連絡協議会における協議や、児童生徒、保護者、地域の方々などから広く御意見をいただき、市長部局と教育委員会が両輪となっていじめ防止の取組を進めることができる体制の構築や、地域社会全体で児童生徒をいじめから守り育てることができる環境の整備に資するよう、令和5年4月からの「(仮称)いじめ防止条例」の施行に向けた取組を進めてまいります。
旭川市いじめ対策に関する有識者懇談会について
続いて、旭川市いじめ対策に関する有識者懇談会についてです。
この懇談会は、市長部局のいじめ対策専門部署の設置など、いじめ防止の取組の実施に当たり、いじめ問題をはじめ、教育や心理、法律などで知見を有する専門家の方々から御意見を頂くものであります。
構成メンバーは、お手元の資料のとおり、教育社会学、発達心理学、教育方法学、教育行政学の各分野を専門とする大学教員4名、弁護士1名の計5名であります。
意見聴取の内容は、本市のいじめ対策に係る基本的な考え方のほか、いじめ対策に係る組織体制、いじめの当事者への支援の在り方などになります。
懇談会の実施予定でありますが、御多忙な方が遠隔におられますので、まずは7月に市が個別に意見交換を行いながら、市としての基本的な考え方を整理した後、8月頃にオンラインでの会議の開催を予定しております。
令和5年度当初から「旭川モデル」が稼働できるよう取り組んでまいります。
新型コロナワクチン接種促進キャンペーンについて
新型コロナワクチン接種促進キャンペーンについてお知らせいたします。
まず、現在のコロナワクチン接種の状況ですが、2回目接種につきましては、市民の8割以上の方が接種済み、令和3年12月に開始しました3回目接種につきましては、6割が接種済みとなっております。
なお、6月からは、60歳以上の方及び18歳から59歳の基礎疾患をお持ちの方等を対象に4回目接種が始まっております。
3回目接種にあたりましては、約150の医療機関に加え、医師会や薬剤師会などのご協力のもと、3か所の集団接種会場を設けております。
また、受付体制につきましても、コールセンターやインターネット予約システムの運用のほか、対面予約が可能な予約サポートセンターを市内9か所に設置・対応しております。
さらに、未接種の方への接種勧奨、専門学校や市有施設へのポスター掲示、町内会や各メディア、ホームページやSNSによる広報など、接種、受付、広報それぞれの充実を図り、市民の皆様が接種しやすい環境づくりに努めてきております。
なお、こちらは7月の集団接種会場の開設予定ですが、通常の土日接種に加え、市民ニーズを踏まえながら、平日夜間接種や予約無し接種、若者優先接種を実施してまいります。
こちらは、ワクチン3回目接種に関する接種券の発送数と接種数を示すグラフです。
これまで、26万1千人の市民に3回目接種券を配布し、20万1千人が接種済となっております。
差し引きすると、「接種券が手元にあるものの、まだ接種していない市民」が6万人いるということになります。
こちらのグラフは、年代別の3回目ワクチン接種状況です。
50代以上は7割から9割程度まで接種が進んでいますが、20代から40代は、4、5割、10代は2割程度となっております。
なお、10代から40代で、「接種券が手元にあるものの、接種していない市民」は、4万2千人います。
市民全体の接種率は6割に達したところですが、現段階でワクチン接種事業期間の終期となっております9月末までに接種をさらに進めるためには、若年層が鍵となります。
最近の市内のコロナウイルスの感染状況を見ますと、10代から
40代で8割を占めており、まち全体の感染リスク、重症化リスクを少しでも減らすためには、若年層へのアプローチが重要なポイントとなります。
前段でご説明申し上げましたが、これまで様々な取組を進めて参りましたが、「接種率が低い」若年層をもう一押しするため、コロナワクチン接種促進キャンペーンとして、「ワクトクあさひかわ」を実施します。
事業の概要としましては、趣旨に賛同いただける市内の店舗や事業者様の協力のもと、市民が3回目のワクチン接種証明を提示することにより、飲食、買物、観光、アクティビティなど市内協力店ならではの割引やサービス、特典を受けることができるというものです。
事業期間は7月19日から北の恵み 食べマルシェの最終日である9月19日までを予定しております。
なお、参加店や特典の概要、協力事業者の募集などにつきましては、7月12日に、コロナワクチンのホームページやフリーペーパーのライナーなどでお知らせいたします。
また、サービスや特典を受けるためには、予防接種済証、国が提供している「新型コロナワクチン接種証明アプリ」の電子証明書、接種証明書のいずれかの提示が必要になります。
もし、紛失した場合は、ホームページから電子申請、もしくはコールセンターに再発行の申請をしてください。
旭川市民の日制定記念事業について
本市は、本年令和4年に市制施行100年を迎えるにあたり、これまでの100年を振り返り、「ふるさと旭川」への愛着と誇りを育み、未来の旭川へ思いを寄せる契機とするため、8月1日を「旭川市民の日」として制定しました。
市民のみなさんがふるさと旭川について理解を深め、この先のまちづくりを考える機会を創出するため、旭川市民の日制定記念事業を実施します。
事業の内容といたしましては、市民の日の前日である令和4年7月31日(日)午前10時から、市民活動交流センター(CoCoDe)において、「あさひかわ市民活動見本市」を開催する予定です。
また、市民の日である8月1日に「旭川市市制施行100年・旭川市民の日制定記念シンポジウム」を開催する予定で準備を進めております。
見本市では、市民活動団体等によるパフォーマンスや体験コーナー、企画展などを予定しており、シンポジウムでは、旭川やこの地域にゆかりのある方で、「未来のまちづくりにつながる」ようなテーマを基に基調講演やパネルディスカッションを行う予定です。
以上の二つを柱とした事業ですが、市民の日である8月1日には市有施設の無料開放やバス無料DAYの実施も予定しております。また、スタンプラリーも実施予定です。
こうした事業により、年齢や性別に関わらず、誰もが気軽に楽しく本市の歴史や文化に触れながら、市民活動や地域活動に対する「動機づけ」や「はげみ」となる機会を提供したいと考えておりますので、よろしくお願いします。
ユネスコ創造都市ネットワーク第14回年次総会の出席について
7月16日から22日まで、あさひかわ創造都市推進協議会の渡辺会長とともに、ブラジル・サントス市を訪問し、ユネスコ創造都市ネットワーク第14回年次総会に出席しますので、その内容についてご説明いたします。
ユネスコ創造都市ネットワークは、創造的・文化的な産業によって活性化を目指す都市が、連携・相互交流を行うことを支援する国際的なネットワーク組織で、現在、7分野において295の都市が認定を受けております。
本市は2019年に、デザイン分野で認定を受け、デザインを生かした産業振興やまちづくりを進めているところであります。
この度の年次総会では、市長フォーラムでプレゼンテーションの機会が与えられますので、本市の魅力を世界に発信するとともに、各創造都市との交流により、ネットワークを強化してまいりたいと考えております。
先週まで(6/18~26)行われた旭川デザイン・ウィークでは、多くの方々に参加していただき、デザインの取組が市民や経済界に徐々に広がり浸透しつつある中、今回の年次総会参加を契機に官民一体となって更にデザインによるまちづくりを進めてまいります。
旭山動物園開園記念日について
旭山動物園は7月1日に55周年となる開園記念日を迎えます。
このため、開園記念日を市民の皆さまと一緒にお祝いし、楽しみながら旭山動物園をもっと知っていただきたいと考え、7月1日、2日の2日間にわたり、様々な記念イベントを行う予定です。
それでは、記念イベントの一部を紹介したいと思います。
7月1日と2日は、マルチポイントガイド、インスタライブ、トークイベントなどの各種イベント、園内売店による限定サービス等の実施を予定しております。
また、7月2日10時から、およそ1時間の予定で私と坂東園長が園内を回るインスタライブを行う予定ですので、皆さん是非御覧ください。
なお、イベントの実施時間や会場などの詳細については、お手元の資料、又は動物園のホームページで確認できますので、よろしくお願いします。
7月2日の13時からは、昨年12月10日に誕生したホッキョクグマの子どもの命名式を行います。
愛称は、6月1日から12日までの公募期間内に応募いただいた1、547通の中から決定したものです。
当日は、命名者から愛称を発表していただくとともに、記念品の贈呈を行いますので、皆さん、楽しみにしていてください。
次に、今回、開園55周年記念限定Tシャツの販売についてです。
今年度、えぞひぐま館がオープンしたのと、ホッキョクグマの子どもの一般公開にちなんでクマをモチーフにしたデザインとなっております。
7月1日より、園内の旭山動物園くらぶ売店にて、550着限定で販売いたします。
最後になりますが、「旭山動物園のうたで踊ろう」の募集についてです。
開園35周年の時に作られた旭山動物園イメージソングに合わせたダンス動画を募集します。振り付けは自由に行っていただき、SNSに投稿していただきます。
投稿していただきますと、抽選で記念品をプレゼントします。
応募方法等の詳細につきましては動物園のホームページに掲載しますので、ご確認ください。
旭山動物園55周年を皆さんと一緒に盛り上げていきたいと思いますので、皆様、お誘いあわせのうえ、ご来園くださいますよう、お願いいたします。
ANA 旭川=名古屋(中部)線 就航30周年について
7月15日からANAの旭川=名古屋線の今年の運航が開始されます。ANAの名古屋線は、平成4年6月1日の運航開始から今年で30周年の節目の年を迎えました。
運航初日には、旭川空港ターミナルにおきまして、到着便のお出迎えや出発便のお見送りのセレモニーを実施するほか、乗客の皆様に記念品などの配布を実施いたします。また、運航者である全日本空輸株式会社様や北海道エアポート株式会社様と共同で、当該路線のPRを行うほか、旭川空港ターミナル内の売店で名古屋にちなんだ商品の販売をするなど、様々な取組を予定しております。
当該路線は、令和2年4月以降、新型コロナウイルス感染症の影響などから、夏期のみの季節運航となっておりますことから、地域における名古屋線の知名度を上げ、多くの方々にご利用いただくことで、通年運航につなげてまいりたいと考えておりますので、報道各社の皆様にもお力添えいただきますようお願いします。
インスタグラムを活用したフォトコンテストについて
新型コロナの影響で停止していた外国人観光客の受入が再開されるなど、少しずつ経済活動が活性化し、今後、国内外での人の往来がさらに増えてくることが想定されます。
こうした中、多くの方に旭川市の魅力や特性を伝えるシティプロモーションの一環として、インスタグラムを活用したフォトコンテストを行うこととしました。
「撮っておきの旭川」をテーマに、旭川の魅力的な風景や食、スポットなど、皆様がオススメする、とっておきの写真を応募していただきたいと思います。応募方法は、市のインスタグラム公式アカウントをフォローの上、旭川の魅力や特性が伝わる写真を撮影し、指定のハッシュタグを付けて投稿していただくだけです。市民に限らずどなたでも応募できます。
写真の募集期間は7月15日から9月30日までとし、応募作品からいくつかを選定してインスタグラムの市公式アカウントなどで紹介することを予定しています。その際は短文による英語表記をすることで、海外の方にも興味を持っていただけるよう工夫します。
また、特に魅力的な作品については、こうほう「あさひばし」1月号の表紙として掲載するなど、今後の市の広報媒体で活用させていただきます。
インスタグラムは、素晴らしい景色や食を視覚的に伝えることができるので、国内外を問わず、旭川市の魅力を効果的にPRしていきたいと考えております。
写真を撮影したり、投稿を見たりすることで、改めて旭川市の魅力を再認識できるきっかけとなることを期待しております。ぜひ積極的にご応募・ご参加いただきたいと思います。
また、旭川市では今回ご紹介したインスタグラムの他、ツイッターやフェイスブック、LINEなど、SNSでの情報発信を強化しております。
直近6カ月では、昨年と比較して約2.5倍、6月単月では約4.1倍となっており、今後も細かな情報も含めて積極的に発信するように努めてまいります。
その他、テレビやラジオでは旭川市広報番組を通じて、行政情報のほか地域の魅力や話題などを発信しています。
見逃した場合は、ホームページやユーチューブチャンネルから、過去の放送分を視聴することができますので、是非ご覧ください。
未来創造ポストでのイベントアイデア募集について
次に、未来創造ポストでのイベントアイデア募集についてです。
6月から、「市長への手紙」に代わる新しい広聴事業として「未来創造ポスト」を実施しています。
「未来創造ポスト」は、アイデアポストと改善ポストに分けて募集しており、このうちアイデアポストでは、市政やまちづくりに関する新しい取組や事業についての提案を、改善ポストでは既存の事業や取組に対するご意見などを受付しております。
アイデアポストでは特に、7月4日(※)までの期間、「市民がわくわくするイベント」の提案を募集しております。これは、コロナ禍で落ち込んだ地域経済を回復させるために経済部が行う「わくわくイベント」への提案事業として募集するものです。ぜひ市民の皆様から、市民がわくわくして参加でき、地域が元気になるようなイベント案をご提案いただきたいと思います。
いただいたご提案は来年2月までに実施されるイベントとして実現するチャンスがあります。応募方法は配布資料のとおりです。地域を盛り上げるイベント案をぜひご応募ください。
(※)7月8日まで募集期間延長
慶應義塾体育会野球部旭川合宿の開催について
慶應義塾体育会野球部旭川合宿の開催について、ご報告いたします。
期間は8月9日から14日までの6日間であり、慶應大学硬式野球部と旭川大学をはじめとした道内大学硬式野球部との交流戦をスタルヒン球場で行い、一般公開やマスコミの皆様への公開を予定しているところであります。
また、慶應大学硬式野球部の協力により、少年少女を対象とした野球教室の実施や、監督による指導者向け講演会の実施を予定しているところであります。
合宿の参加者につきましては、選手、監督、マネージャー、スタッフを含めた約60名を予定しております。
初の試みであります大学運動部の合宿受入れを行うことで、競技力向上や競技人口の増加、ひいてはスポーツへの関心を高めるとともに、市民との交流も実施し、まちの賑わい創出にもつなげてまいりたいと考えております。
質疑応答
北海道新聞
(仮称)いじめ防止条例の制定に係る懇話会については全3回開催するとのことだが、公開するのか。
学校教育部長
少なくとも明日開催を予定している初回の会議については、公開することを考えています。
明日の会議につきましては、後ほど報道依頼をしたいと考えています。
北海道新聞
懇話会を終えた後のスケジュールについて。
市長
懇話会とあわせて有識者会議を開催することは先ほど申し上げたとおりですが、現在、庁内で全体会議を2回、検討作業打合会を8回行っています。
そして、(仮称)いじめ防止条例の制定に係る懇話会、旭川市いじめ対策に関する有識者懇談会を含めて、3つの部会を構成します。
1つ目が条例検討部会、2つ目が組織体制検討部会、3つ目が地域連携検討部会です。この3つを7月中にスタートしていきたいと考えています。そして、各部会の結果については、懇談会や懇話会でも御意見をいただいていきたいと考えています。
条例検討部会は(仮称)いじめ防止条例の骨子案について、組織体制検討部会はいじめ対策専門部署の設置の素案について、地域連携検討部会はいじめ防止対策の地域連携について、それぞれ検討していくこととなります。
スケジュールは各会議を行った際に、次を見据えて行っていくため、その都度報告いたします。
北海道新聞
(仮称)いじめ防止条例について市長個人の考えを伺うが、市長が視察した大阪府寝屋川市の条例では、加害者の出席停止、転校を市長が勧告できる内容が盛り込まれている。こうした内容を含めたいという考えはあるか。
市長
加害者の方が転校した際は、受入れる側の学校の体制といった課題もあるため、懇話会でも意見を聞きたいと考えています。ただ、今まではいじめの被害に遭った方が転校を余儀なくされています。そこについては、問題意識をもっていきたいと考えています。
北海道新聞
懇談会については、7月に個別ヒアリングを行って、8月に有識者懇談会を行うとのことだが、何回程度の開催を予定しているのか。
子育て支援部長
1、2回ということではないと思いますが、具体的な回数は現時点では決まっていません。
北海道新聞
8月から10月にかけて複数回実施するという想定で良いか。
子育て支援部長
そのとおりです。
北海道新聞
今回、構成メンバー5名が公表されたが、座長などは決まっているのか。
子育て支援部長
現時点では未定です。
STV
市長
STV
防災安全部長
STV
市長
STV
市長
NHK
防災安全部長
NHK
防災安全部長
NHK
防災安全部長
NHK
防災安全部長
NHK
防災安全部長
NHK
防災安全部長
NHK
市長
北海道新聞
農政部長
北海道新聞
土木部長
北海道新聞
土木部長
北海道新聞
明日以降どのような対応をしていくお考えか。