市長と市政記者会との懇談会(令和4年5月23日)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2022年7月21日

ページID 075357

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開催概要

日時:令和4年5月23日(月曜日)午後3時30分~午後4時30分

場所:第1委員会室

動画

令和4年5月23日定例記者発表

資料

第3次追加対策(億千万円単位)(PDF形式 288キロバイト)

住民税均等割のみ課税世帯給付金支給費の概要について(PDF形式 551キロバイト)

ワクチン4回目接種(PDF形式 1,127キロバイト)

旭川市市制施行100年記念事業の概要(PDF形式 297キロバイト)

買物公園50周年記念事業の概要 (PDF形式 714キロバイト)

ミュージックウィークの概要(PDF形式 90キロバイト)

観光入込客数等について(PDF形式 130キロバイト)

発表項目

令和4年度新型コロナウイルス感染症に関する第3次追加対策について

皆様、お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。

先ほど、第71回本部会議におきまして、新型コロナウイルス感染症に関する第3次追加対策を取りまとめましたので、皆様にご報告させていただきます。

はじめに、本市におきます新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の状況ですが、前回の第2次追加対策までに活用した残りは、8億8千万円となっております。

また、この度の、国の「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」におきまして、地方創生臨時交付金に原油価格・物価高騰対応分が創設され、4月28日に、この分の交付限度額として、12億5千万円が示されたところでございます。 

今回の第3次追加対策では、これらを全額活用した上で、感染対策や市民・事業者への支援など、必要な対策について、とりまとめたところでございます。

それでは、お手元の資料、「令和4年度 新型コロナウイルス感染症に関する第3次追加対策」をご覧ください。

なお、資料に記載の事業費は、「億千万円単位」の概数となっております。 

本市の現状につきましては、5月以降も新規感染者数が高い水準で推移しており、予断を許さない状況が続いております。

また、コロナ禍の長期化や、原油価格・物価の高騰により、市民生活や経済への影響も大きなものとなっております。

こうした現状認識のもと、この度の対策では、感染拡大防止に向けた対策や、市民・事業者への支援を追加するとともに、ウィズコロナ下での社会経済活動を後押しするための追加支援等を盛り込んだところであります。 

予算規模につきましては、事業費ベースで45億9千万円とし、うち、地方創生臨時交付金の対象事業は22億9千万円、対象となる項目には、黒い印で交付金の「交」という印を付しております。

また、新規の対策には、「新規」、既存の対策の拡充には、「拡充」と付しております。

次に、対策の内容につきましては、まず、左側の「医療・保健対策」でありますが、

(1)医療・検査体制の確保といたしまして、PCR検査体制の確保では、PCR検査に係る委託料、検査試薬の購入等で、2億9千万円を計上しております。

感染症患者の医療費公費負担では、3千万円を計上しております。

自宅待機者への支援では、自宅療養セットなどの配付に係る費用、かかりつけ医への健康観察委託料等で、6億9千万円を計上しております。

感染者等の移送手段の確保では、移送委託料等で、1千万円を計上しております。

保健所の相談業務等の費用では、執務室の事務経費等で、3千万円を計上しております。

次に、(2)ワクチンの4回目接種体制の確保では、医療機関へのワクチン接種委託料、予約受付コールセンター委託料、集団接種会場の運営委託料や医療従事者への謝礼等で、5億2千万円を計上しております。

次に、(3)感染拡大の防止に向けてといたしまして、福祉施設への支援では、感染症発生時の人材確保等の対策経費、高齢者施設の面会室等の整備補助、介護や障害福祉サービス事業所等への支援金、高齢者施設に配付する感染防護用品の購入費で、3億3千万円を計上しております。

市役所の感染リスク低減では、市有施設の換気設備等の改修費、抗原検査キットや衛生用品等の購入費で、1千万円を計上しております。

次に、中央上段の「市民生活対策」でありますが、(1)市民の読書活動環境の整備では、図書館への電子書籍の導入で、5千万円を計上しております。 

次に、(2)市民生活の感染対策支援では、旭川夏まつりや旭川ハーフマラソンの感染対策経費、子ども食堂等の衛生対策への補助で、1千万円を計上しております。

次に、(3)児童生徒の学びの保障では、学級閉鎖時等において、自宅にインターネット環境がない児童に貸し出すモバイルルーターの通信費で、2百万円を計上しております。 

次に、(4)施設使用料の減免では、補正予算は伴いませんが、市民文化会館などの収容人数制限に伴う施設使用料の減額を9月30日まで延長いたします。

次に、その下の「経済対策(生活者)」でありますが、(1)生活困窮者自立支援金の支給では、支援金の申請期限が6月末から8月末までに延長されることなどに伴う追加分で、4千万円を計上しております。

次に、(2)住民税非課税世帯等への臨時特別給付金の支給では、補正予算は伴いませんが、繰越予算で、令和4年度住民税非課税世帯や令和4年1月以降に家計が急変した世帯に10万円を給付いたします。

また、国の臨時特別給付金の対象とならない令和4年度の住民税が均等割のみ課税される世帯に、市独自に10万円を支給する経費に、7億3千万円を計上しております。

次に、(3)子育て世帯生活支援特別給付金等の支給では、児童扶養手当を受給する世帯や非課税世帯等への児童1人当たり5万円の支給や、その対象とならない世帯にも、市独自に児童1人当たり2万円を支給するもので、11億7千万円を計上しております。

次に、(4)物価高騰に対する学校給食の質の確保では、給食の水準を確保するための小中学校への食材費の支援で、6千万円を計上しております。

次に、(5)傷病手当金の支給では、補正予算は伴いませんが、国民健康保険事業特別会計において、傷病手当金の支給対象期間を9月30日まで延長いたします。

なお、後期高齢者医療保険におきましても、後期高齢者広域連合から同様に傷病手当金が支給されることになっております。

次に、右側の「経済対策(事業者)」でありますが、(1)事業者への追加支援では、原油価格高騰に対する公共交通事業者等への支援金、物価高騰の影響を受けた事業者への融資枠の追加、起業・創業者等に対する設備費等への補助金、離職者の正規雇用に係る事業者への奨励金で、2億2千万円を計上しております。

次に、(2)市内消費の喚起、まちの賑わいの創出に向けてといたしまして、市内宿泊を伴う旅行商品の造成促進等では、割引券等の付加価値をつけた旅行商品に対する助成等で、1億2千万円を計上しております。

地域産品の販売促進では、オリジナルスイーツのブランド化、ホテルでの地域産品の提供、首都圏での地域産品フェアの実施で、5千万円を計上しております。

新たなイベントの創出等では、広告代理店等による新たなイベントや、空港等での生花展示事業への補助等で、5千万円を計上しております。

また、補正予算は伴いませんが、まちなかの賑わい創出のため、旭川駅前広場の使用料を7月1日から2月28日まで減免することとしております。

次に、(3)新しい経済活動への支援、施設環境の整備といたしまして、旭川家具の開発等支援では、海外輸出を見据えた大型試験機の更新、首都圏でのPRで、2千万円を計上しております。

食品製造事業者の商品開発支援では、旭川食品産業支援センターへの食品成分分析機の導入で、1千万円を計上しております。

地元企業と首都圏企業のマッチング支援では、東京でのマッチングイベントの開催等で、1千万円を計上しております。

再生可能エネルギー設備導入の促進では、事業者や市民への設備導入に対する補助等で、1千万円を計上しております。 

Wi-Fi環境等の整備では、旭川市工業技術センターや旭川リサーチセンターのWi-Fi環境等を整備するもので、1千万円を計上しております。

最後に、(4)農業者への支援では、肥料代等の高騰に対する農家への支援金、農家の休憩所等の環境整備による感染対策支援、旭川産花きのPR支援で、1億2千万円を計上しております。 

以上が、第3次追加対策の内容であります。 

今後も、市民の生命と健康を守るため、また、地域経済をしっかりと立て直すために、市の総力を挙げて取り組んでまいりますので、市民や事業者の皆様におかれましても、引き続き、感染防止対策を徹底していただきますようお願い申し上げます。

新型コロナワクチン4回目接種について

新型コロナワクチンの4回目接種についてお知らせいたします。

国から新型コロナワクチンの4回目接種を5月25日から実施することが示されました。

これを受けて本市の4回目接種の計画をお示しいたします。

まず目的ですが、これまで新型コロナワクチンの接種は感染拡大防止と重症化予防の観点から進められたところですが、4回目の接種に関しましては、重症化予防をその目的としております。

このため、接種対象者は重症化のリスクの高い60歳以上の方と、18歳から59歳の方で基礎疾患を有する方又は新型コロナウイルスに感染した場合に重症化するリスクが高いと医師が認める方となります。

4回目の接種時期につきましては、3回目接種後から5か月経過以降となります。

本市は5月31日から5か月を経過する方に順次接種券の発送を始めます。

4回目接種で使われるワクチンは、ファイザー社製と武田/モデルナ社製になります。

4回目の供給はファイザー社製が約3万1千回分、武田/モデルナ社製が約8万6千回分と、その割合が1時3分になる見込みです。

接種対象者数ですが、4月末までに3回目の接種を終えた方の数から推計しますと、4回目の接種者数は9月までで約11万人と見込んでいます。

月別に示したグラフのとおり、3回目接種において本年2月から3月に主に65歳以上の方が接種されておりますことから、その5か月後であります7月や8月の接種数が多くなる見込みです。

接種券についてです。

4回目接種につきましても、接種券が必要となりますが、60歳以上の方へは5月31日以降、3回目接種から5か月になる日をめどに順次郵送させていただきますので、到着をお待ちください。

18歳から59歳の方で基礎疾患があることなどで接種の対象となる方につきましては、保健所に接種券の発行を申請していただく必要があります。

このため18歳から59歳の方には、保健所から住民票のある住所へ申請書を郵送させていただきますので、接種を希望される方は、申請書を記入の上、保健所へ提出いただくか、ホームページから電子申請していただくようお願いいたします。

また、医療機関等にも申請書を置かせていただく予定です。

申請をいただきましたら、3回目接種から5か月目となる日をめどに接種券を発送いたします。5か月目となる日以降に申請をいただきました場合は、申請の都度、接種券を発送いたしますが、発送までに3週間程度かかりますので、お早めの申請をお願いいたします。

基礎疾患等の項目については、次のとおりとなっております。

接種に当たっては、かかりつけ医と相談いただくことをお勧めいたします。

接種会場ですが、4回目接種に関しても、3回目接種に引き続き市内医療機関で接種にご協力いただくほか、集団接種会場もご用意し円滑な接種に努めてまいります。

また、予約方法ですが、かかりつけ医で接種を希望される方は、直接かかりつけ医で予約をしてください。

かかりつけがない方や集団接種を希望される方は、コールセンターやインターネット、予約サポートセンターでご予約ください。

予約サポートセンターは5月末で終了する予定でしたが、6月以降も継続して開設してまいります。

現在、3回目接種が進んでおりますが、ご自身と大切な人を守るため、ぜひ4回目の接種についてご検討いただくよう、お願いいたします。

市制施行100年記念事業について

市制施行100年記念事業についてであります。

記念事業は、「本市の歴史を振り返り、先人に感謝し郷土愛を育む機会とすること」、「コロナ禍配慮しながら様々なイベントを復活させていく」、「1年を通じて、まちに賑わいをもたらすこと」をテーマに、令和4年4月から令和5年3月まで1年をかけて、式典や野外フェスティバルの開催に加えて、本市にゆかりのある方との連携や、地域の魅力や文化・歴史を学び伝える企画のほか、夏まつりや食べマルシェ、冬まつりといった既存のイベントを関連事業に位置づけることで、実施してまいります。

式典につきましては、8月1日に市民文化会館において、先人達が築き上げてきた本市の歴史を振り返ると同時に、長年にわたって本市のまちづくりや産業の発展に貢献された功労者の皆様の表彰を行います。また、今年制定された「旭川市民の日」に関連して、同日に実施される市内バス無料や、市民活動を応援する事業との連携を進めます。

野外フェスティバルにつきましては、9月から10月の2日間、駅前またはスタルヒン球場を会場候補地として、市民のみなさまがわくわくするような音楽イベントの開催に向けて、準備を進めております。

関連事業につきましては、来月は第90回北海道音楽大行進、旭川ミュージックウィーク、旭川デザインウィーク2022、第50回買物公園まつりを予定しております。

最後に、本市出身で今年で結成40周年を迎える安全地帯さんから、市制施行100年を記念して楽曲の提供をいただくこととなりました。詳細についてはこれからの調整になりますが、8月1日から提供される楽曲を使用して、1年を盛り上げてまいります。

平和通買物公園50周年記念事業について

平和通買物公園が1972年(昭和47年)、全国初の恒久歩行者天国として誕生し、今年で50周年を迎えるに当たり、買物公園の商店会を中心とする実行委員会において、50年の歩みを皆さんとお祝いし、今後の更なる発展に向けて思いを新たにするため各種記念事業を実施いたします。

まずは、買物公園の誕生日である6月1日(水曜日)午後5時から、1条買物公園アッシュ・アトリウム前で記念式典を開催いたします。バルーンリリースや旭川市立中央中学校吹奏楽部によるミニコンサートを行います。

6月18日(土曜日)午後6時からは、ICTパークを会場に、これまでの歴史を振り返るとともに、買物公園の未来や今後の賑わいづくりへの意見や提言を行うシンポジウムを開催いたします。

また、6月から9月にかけて、週末マルシェやストリートライブ、買物公園の風景やおすすめのグルメなどを投稿していただくフォトコンテストも実施いたします。

この他にも、関連事業として、各団体が買物公園を会場にイベントを開催することとしており、こうした事業と合わせ、より多くの方に魅力を発信していきますので、ぜひ、皆さんも買物公園に足をお運びいただき、一緒に50周年をお祝いしていただければと思います。

第90回北海道音楽大行進記念・旭川ミュージックウィークについて

次に第90回北海道音楽大行進記念・旭川ミュージックウィークについてであります。

北海道音楽大行進は、昭和4年からの歴史と、参加者や沿道の観衆の数などで国内屈指の伝統と規模を誇る、音楽の街・旭川を代表する吹奏楽、マーチングバンドの祭典であります。新型コロナウイルス感染症のため、2年連続中止となっておりましたが、来月6月4日、3年ぶりに開催いたします。

参加予定団体は78団体で、依然として練習時間や場所などに様々な制限がある状況の中で、多くの方のご参加をいただいて、第90回の節目の年を迎えることができますことを大変嬉しく思っています。 

また、本年はこの第90回を記念いたしまして、「旭川ミュージックウィーク」と題し、6月4日の音楽大行進を皮切りに、12日までの1週間、市民文化会館や旭川駅、買物公園などで、音楽イベントを開催いたします。 

具体的には、市民文化会館大ホールにおいては、旭川ジャズオーケストラをはじめ、陸上自衛隊第2音楽隊や旭川フィルハーモニー管弦楽団などによるコンサートが開催されるほか、駅や買物公園の各地においては、ストリートライブが開催されます。 

特に5日と11日のストリートライブについては、駅周辺や買物公園3箇所で、一般募集に応募していただいた個人や団体の皆さんにより、歌や演奏をご披露いただけることになっております。 

期間中は、まちなかをロックやジャズ、ヒップホップなど、様々な音楽で彩ることで中心市街地がにぎわい、音楽のまち旭川に相応しいイベントとなっておりますので、初夏を迎え屋外で過ごしやすい時期でもあり、多くの市民の方にお越しいただきたいと考えております。

令和3年度観光入込客数等について

令和3年度の本市の観光入込客数等について、まとまりましたのでご報告します。

はじめに、観光入込客数は、前年度比較で94.2%、9万8千700人減の160万1千600人となりました。 

次に宿泊延数ですが、前年度比較で94.1%、2万3千800泊減の37万9千400泊となりました。 

続いて外国人宿泊延数ですが、前年度比較で74.4%、347泊減の1千6泊となりました。 

次に、これらの数値について、月別の内訳を表で掲載しております。 

最後に令和3年度における特徴についてでございます。 

令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を大きく受けた令和2年度より更に減少し、観光入込客数及び宿泊延数ともに、約6%の減となりました。 

4月から9月までの上半期におきましては、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による人流の抑制、往来の自粛要請などの影響により、6月及び8、9月は観光入込客数及び宿泊延数ともに前年を下回り、特に9月につきましては前年がGoToトラベルやどうみん割による効果で回復傾向であったのに対しまして、今年は月内全て緊急事態宣言が発令されていたことなどから、両指標ともに60%以上の減少となりました。 

10月から3月までの下半期におきましては、緊急事態宣言が9月末で解除されたとともに、市の宿泊応援事業が10か月ぶりに市外在住者向けも含め全面的に事業を再開したこともありまして、観光入込客数は11月及び12月が前年比60%以上の増加、宿泊延数も1月は約80%の増加となり、下半期だけでは両指標ともに前年より上回るなど回復の兆しが見られましたが、通年では上半期の減少幅が大きく影響しまして、前年から微減という結果となっております。 

市といたしましては、市内の感染状況、国・道の動向なども注視しながらではございますが、現在実施しております旅行商品造成等促進事業等により、国内の個人・団体旅行客誘致活動に取り組んでいくほか、海外観光客の再開を見据えた事業などにも取り組みながら、観光本来の旅行滞在を本格的に回復させてまいります。

クマ出没による公園施設(突哨山)の一時閉鎖について

クマ出没による、突哨山の一時閉鎖についてであります。
突哨山については、クマ出没等の園内状況を確認するため、定期的に調査用カメラの画像確認を行っておりますが、5月20日に比布町より、突哨山の比布町側でヒグマが調査用カメラに映っているという情報をいただいたことから、5月21日に、本市側に設置している調査用カメラを確認したところ、5月19日、及び20日の画像に、親子らしきヒグマ2頭が遊歩道上を歩いている姿を確認しました。
そのため、21日夕方より遊歩道を閉鎖し、突哨山への園内立入を当面の間制限することとしました。
なお、5月18日に調査用カメラの画像の定期確認時には、クマの出没は確認しておりません。
21日の緊急園内巡回ではフンや食痕などの痕跡は見つかりませんでしたが、今後もヒグマの痕跡等についての調査を継続し、園内閉鎖に支障が無いと判断した際は、立入制限を解除いたします。

質疑応答

北海道新聞

100年事業で安全地帯が楽曲を提供されるとのことだが、その楽曲は旭川市にちなんだものとなるのか。

市長

玉置さんが旭川市を想って作ってくださった曲ということです。

北海道新聞

作詞、作曲ともに玉置さんか。

市長

申し訳ありませんが、詳細は8月1日までお待ちいただきたいと思います。

北海道新聞

野外フェスにも安全地帯、玉置さんが出演されるのか。

市長

野外フェスティバルについては、これから企画委員会で議論を始めていきますので、全くの白紙です。

北海道新聞

参加する方向で検討というのも分からないのか。

市長

そのとおりです。これから市民の皆さまと創り上げていくことになっています。

北海道新聞

突哨山の熊の出没については21日に確認し、その時点で封鎖したということだが、その時点での発表がなかった点について伺う。

土木部長

管理者においては確認後、すぐ園路を封鎖したが、21日が土曜日だったということもあり、市への報告は今朝だったため発表が本日になったものです。

北海道新聞

封鎖した段階で、すぐ公園の管理委託先から連絡が入る仕組みになっていないということか。つまり、本来であればこうした事態の場合は、早く発表すべきと考えるがその辺りはいかがか。

土木部長

報告が遅れたことにつきましては誠に申し訳ありません。

市長

現場と市との間で、そうした体制を構築していなかったということについては非常に反省しているところです。現場においては、通行止めをして安全確保をしていましたので、それで良しとした部分も多少あったのではないかと推察をしていますが、いずれにしましても今後このようなことがないようしっかりと対応していきたいと思っています。

朝日新聞

安全地帯が提供する楽曲については、8月1日に発表するということか。

市長

発表させていただきたいと思っています。

朝日新聞

市民の日の式典の中で発表ということか。

市長

できればそれが理想です。

朝日新聞

そこの辺りは確定していないのか。

市長

最終調整をしているところですが、恐らく大丈夫だと思います。

朝日新聞

8月1日に安全地帯が来て発表ということになるのか。

市長

こちらに来られるのではなく、楽曲だけになるか、メッセージをいただけるのかは調整中です。

朝日新聞

この件は、旭川市からオファーしたものか、安全地帯から作りたいという話があったのかどちらか。

市長

20年前くらいですが、玉置さんの知り合いという方から、例えば旭川空港で玉置さんや安全地帯の曲をかけて欲しいという話を聞いたことがありまして、その時から、何らかの立場になった際には、その思いを実現して曲をかけたいと思っていました。

なぜなら、私自身も安全地帯や玉置さんが大好きですし、小さい頃から誇りにして暮らしてきました。また、なぜ安全地帯や玉置さんともっと連携していかないのかという意見を、市長になる前からずっと聞いてきました。

このことは、私が市長になってからやってみたいことの一つでした。ですから、空港、JR、街頭放送で楽曲をかけていくことで、市民も安全地帯や玉置さんの良さを再認識すると思いますし、玉置さんも旭川市を想って色んな歌を歌われています。

私が総合政策部を通じて玉置さんに打診をしたのとほぼ同じ時期に、玉置さんからも市と連携をしてやりたいという話をいただきまして、まず歌を作っていただきたい旨をお伝えしましたら、非常に快くお受けいただきました。

私も手紙を書いて色々な想いをお伝えましたら、玉置さんから札幌でのコンサートにご招待をいただきまして、先日、素晴らしいコンサートを見てきました。その後、面会を許されましたので、距離を取って御挨拶をさせていただき、歌の御礼と、今後、色んな意味で旭川市に対するお力添えをいただきたいという話をしてきました。

玉置さんからも、出来る限りのことをやっていきたいと思いますということを仰っていただきました。

これを受けて、さらにこれからどういった協力ができるのかということを打合せをして進めていくことになろうかと思います。

朝日新聞

もう歌はできたということか。

市長

8月1日に披露できる状態になります。

朝日新聞

楽曲の提供に当たって、市が作曲代のようなもので費用を払うということはあるのか。

市長

やはりプロですのでお支払いをさせていただきますが、特別、旭川市のことを考えてということになっています。

朝日新聞

具体的な金額は。

市長

申し訳ありません。その辺りも最終的に調整して8月1日を迎えるということになります。

読売新聞

総合政策部が打診をしたのと、玉置さんからも話があったのは具体的には何月頃か。

市長

去年の11月頃です。

読売新聞

費用について、特別、旭川市のことを考えてということは、かなり割安な額ということか。

市長

はい。

読売新聞

それは、どこかの時点で議会に報告するのか。

市長

はい。

読売新聞

コンサートに行ったのはいつか。

市長

5月15日です。

北海道新聞

熊の出没についての時系列だが、5月20日に比布町側が設置した自動撮影カメラに映っていて、19日と20日にも旭川市側が設置したカメラに映っていたということだが何時か。

土木部長

調査用のカメラにつきましては、反応式のものであり、定期的にSDカードを回収して記録内容を確認しています。まず、20日に比布町側から熊の目撃情報がありました。21日に旭川市側のカメラのカードを回収して解析したところ、19日の午前5時に撮影された写真、20日の午後5時頃に撮影された写真に、それぞれ2頭ずつの熊が映っていたということです。

北海道新聞

そして21日から遊歩道を閉鎖したということか。

土木部長

はい。

北海道新聞

足跡は残っていたのか。

土木部長

足跡が残っていたかの情報はありません。ただ歩いている姿が映っていたというところです。

北海道新聞

遊歩道の閉鎖解除時期はいつ頃を予定しているのか。

土木部長

これから詳細な調査をして、熊が侵入してこない状況を確認してからでなければ解除はできないため時間はかかると思います。

北海道新聞

未定ということか。

土木部長

はい。

北海道新聞

4回目のワクチン接種に関連して、18歳から59歳の基礎疾患がある方は申込をしなければいけないとのことだが、申込書はどこかで手に入るのか。または郵送などをしてくれるのか。

新型コロナウイルス感染症対策監

18歳から59歳の方で既に3回目の接種をされている方には今月末の郵送を予定しています。その後に3回目の接種をされた方は、ホームページや各医療機関に申込書を置いてあるため、随時申請していただくことになります。

北海道新聞

サポートセンターの開設期間を5月末までの期限から、6月以降も継続するとのことだが、いつまで継続する予定か。

市長

現在のところは9月末までを予定しています。

北海道新聞

北海道音楽大行進について、参加団体が78団体という発表があったが、3年前はたしか80数団体と記憶している。若干減っていると思うがその要因は。

市長

令和元年は88団体だったので、参加団体は少なくなっています。原因としてはコロナの影響があると考えています。

感染に対する不安と練習ができないという環境があるのではないかと思います。

北海道新聞

音楽大行進当日はたくさんの観客が行進を見られる。コロナ禍でもあることから、観客の皆さんに今一度感染対策について市長から一言

市長

これから大切なことは感染対策を行いながら、社会経済活動をしっかり行っていくことです。これは、全国あるいは北海道全体でもこのような流れになっています。

旭川市においては、先般、成人を祝うつどいにおいて、感染対策を行った上で実施した実績もあります。

関係各部長で、旭川の記念事業や、旭川の夏祭り・食べマルシェなどで感染対策をしっかり行っていかなければならないということで一致しており、そのような会議も開催しているところです。

引き続き、市民の皆さまには基本的な感染対策、特に最近は飛沫・エアロゾルが感染の大きな要因となっていると言われていますので、屋外においては、マスクの着用・手指消毒などを改めて徹底した上で参加していただければと思います。

北海道新聞

音楽大行進に特化して観客の方に対策や呼びかけたいことはあるか。

市長

今回のコロナ補正にも入ってますが、夏祭りでは警備員を増員してしっかり対策していくことになっています。

今回のミュージックウィーク全般においてもしっかりと対策を強化していきます。実行委員の人員配置あるいは機能の強化などしっかりやっていきたいと考えています。

北海道新聞

新型コロナワクチンに関して、全国的にモデルナ社製の大規模廃棄がいくつかの自治体でみられているが、旭川市での廃棄の見込みなどあるか

市長

ワクチン使用期限はファイザーが12カ月、モデルナが9カ月となっています。そのうち、1月末から2月はじめに納入されたモデルナワクチン、約6万8千回分の使用期限が5月末となっています。ワクチンの供給は、期限の短いものから使用し、国への発注も使用状況を見ながら行っていますので、3月時点で廃棄はない見込みでしたが、3月以降にファイザーワクチンが追加で供給されることとなって以降、モデルナの使用が予想以上に減少しました。

その結果、現在も集団接種会場や医療機関でも接種中でありますが、5月末が使用期限となっているモデルナワクチンの廃棄が生じる可能性があります。現在の試算では3千6百回分が廃棄される見込みとなっています。

北海道新聞

モデルナが接種されなくなり、ファイザーが接種されるようになったが、どのような理由で皆さんファイザーを接種されているのか。

市長

ファイザーの副作用が少ないという色々な報道関係もあり、モデルナを敬遠してしまうというのがあります。

今でも集団接種会場等で日曜日はワクチン接種希望される方が非常に少ない状況にありますから、翌日からの仕事や様々な状況を加味した中で敬遠していると思われます。

北海道新聞

ワクチンの期限の近いものから使用していたが、やむを得ず期限が切れてしまったということか。

市長

例えばモデルナは期限が9カ月ありますが旭川に届いた時点で期限が4カ月だったり、製造してから配送までの時間がどうしてもかかってしまうということがあります。

ちなみに旭川市は3千6百回分ですが、他都市を見ると、宮崎は39万回分、岡山も5万回分、大阪は8万回分と廃棄されているので、それらと比べると、旭川は少し少ない数字になっており、ワクチン対策に係る皆さまの努力の結果と受け止めています。

北海道新聞

他の町より廃棄が少なくなっている理由としては、集団接種会場で使用するとかどういうものがあるか。

市長

旭川はワクチン接種率が前回の会見では全道平均より10%低かったが、現在は5%までになった。なんとかこれを平均まで、そしてそれを上回るまでに進めていきたいと思っています。平日夜間接種や予約なし接種など行ってきたので、そのような意味でも他の地域より廃棄が少なくできたと受け止めています。

北海道新聞

今後、廃棄をできるだけ少なくするための工夫などあるか。

市長

なによりも廃棄を少なくするのは、接種率を上げていくのが一番の処方箋と考えています。

今、3回目接種と同時に1回目、2回目接種の接種率が若干上がっています。

今まで通りのことを行っていくと同時に、これから若い世代の人にも接種していただきたいと思います。

市役所の若い人の意見を聞いてポスターを制作しました。今までにないようなイメージのものになっています。

どちらかというと今まではワクチン接種率が低いとか、打たないと重篤化するなどを押し出してきたが、打つことによって社会経済活動が今まで以上に取り戻すことができますという前向きなポスターになっています。こういったものも色々な所に掲示したり、SNSでも広報していきながら接種率を上げていきたいと思います。

HTB

ワクチンの使用期限を迎えるに当たって、先月に廃棄はなかったのか。

市長

はい。

HTB

今月になって初めて廃棄がでてきたのか。

市長

廃棄はそれぞれのクリニックや接種会場でも今までもあったが、今回は量が多いので報告させてもらいました。

HTB

これまでもあったが、市として発表するのは今月末が初めてということか。

市長

例えば病院やクリニックでも取れるワクチンの本数は決まっています。その都度患者さんが来るときもあれば来ない時もありますので廃棄になっている部分もあると思います。

新型コロナウイルス感染症対策監

今までの廃棄は、例えばモデルナだと一瓶で15~20人分使用できるが、例えば10人分使って予約がキャンセルになるなどで廃棄したことはあったが、今回のように期限が切れて、開封しないまま廃棄せざるを得ないということが生じたということで、当初は使い切れる予定だったが期限が近くなり、各医療機関からも予約が入らないことから他の病院で使用してもらえないかというような話が増えてきて、集計した結果、先ほどお話しした廃棄数になりそうだというところです。

北海道新聞

いじめ問題について、遺族側から所見書を提出するという話があったが、その後の動向や市長部局における調査等の認識などについて。

市長

現在のところ、遺族並びに弁護団からの所見書を提出する旨の状況というのはありますが、いつ提出するというのは来ていないというところです。

北海道新聞

市長としてもそれを待つということか。

市長

はい。

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