北彩都病院の取組事例
令和5年度旭川市ごみ減量等推進優良事業所 ゴールド事業所の取組
分別の徹底とごみを出さないための工夫
北彩都病院

北彩都病院は、医療をはじめ、保健・福祉にも携わり、よりよい地域の環境づくりに取組んでいる病院です。
院内LAN構築によるペーパーレス化の促進などを中心にごみの減量化を実施しており、資源化率は令和3年度以降、70パーセント前後と職員数290名規模の医療機関としては、非常に高い水準を維持しています。
詰め替え品の使用

詰め替え品の使用
事務用品などは、担当者が回収管理を行うことにより、再利用しています。感染対策に影響が及ばない範囲で、洗剤や除菌クリーナーなども詰め替え品で補充しています。巡回時に必要な懐中電灯も充電式バッテリータイプを使用しています。
また、トイレへの人感センサーライトや自動水洗いの設置、各照明等のLED化を順次進め、二酸化炭素削減や節電・節水に心がけています。
各部署のSPDシステム

各部署のSPDシステム
備品調達・管理の工夫として医療品の購入は、最小限の在庫で使用した分を業者に補充してもらう方法で在庫管理を行うSPDシステムを採用しています。また、納品業者は繰り返し使用可能な折りたたみ式コンテナを通い箱として納入し、段ボール箱などの排出抑制をしています。
使用しなくなった備品類は、他の部署で利用を促し、院内でリサイクル利用が行える仕組みを整えています。
わかりやすい分別表示

病室廊下のごみ箱
各階に設置されているごみ箱は、患者さんにも理解しやすいように、絵による表示や廊下壁面へ収納することで清潔な状態を保つように配慮されています。院内のごみ保管庫も綺麗な環境を保つことにより、利用者全員が意識して清潔に使うようにしています。
管理責任者を設置し、定期的に廃棄物マニュアルを改訂し職員への適正処理の徹底を図っています。環境を保つための啓発ポスターや独自の取組みキャンペーンの実施や会議を行っています。
紙の使用抑制の取組

スクリーンを使用したペーパーレス会議
紙の使用抑制としてパソコンを増設し、部署間のデータのやり取りを始め、オンラインによる発注や報告、スケジュール管理を院内LANで行っています。また、いち早く電子カルテを導入するなど、紙の使用機会の削減につなげています。
また、パソコンやタブレット、スクリーンを利用したペーパーレス会議や学習会を実施することで、紙の使用を抑制しています。