旭川市工業技術センターでは高精度の3Dプリンターを使用することができます!
旭川市工業技術センターでは、高精度の3Dプリンターを利用することができます。
3Dプリンターの機種
Objet30Pro(Stratasys社製)
3Dプリンターの仕様
造形方法
マテリアルジェッティング方式
インクジェットヘッドから噴射した樹脂を、紫外線で固めて積層する方式です。高精細で滑らかな表面のモデルを造形しやすく、精度が求められる造形物の出力に力を発揮します。
紫外線で硬化する樹脂を使う特性上、造形物は太陽光での劣化が起こりやすくなります。
造形サイズ
横(X軸):294mm
縦(Y軸):192mm
高さ(Z軸):148mm
XY解像度(dpi)
600dpi
積層ピッチ
0.028mm
(樹脂材料VeroClearを用いる場合は、0.016mmまで可)
詳細な仕様はStratasys社が提供するスペックシート(英語)をご覧ください。
Objet30proスペックシート(PDF形式 910キロバイト)
樹脂材料
様々な樹脂材料(硬質・PPライク・耐熱など)に対応。
工業技術センターでは、アクリル系の硬質不透明樹脂VeroGrayを用意しております。
VeroGreyは下地色のため、簡単な研磨のみで塗装が可能です。
細部まで高精度の3Dプリントが可能です。
主な用途
- 組付確認(部品干渉・組立検証)
- 機能検証
- 金型・治具の試作
- 商品などのデザイン確認
- 小ロットの部品製造
3Dプリンターの利用方法
ご利用に当たっての注意点
当センターの機器利用は、企業製品の生産・開発・試作・品質管理等でのご利用に限ります。
個人的な趣味・DIYのための利用はできませんので、ご注意ください
STEP1:3Dデータを送付(利用者)
USBを持参しての来所または電子メールにて、プリントしたい3D(stl)データをお渡しください。
送付先電子メールアドレス:kougyoucenter@city.asahikawa.lg.jp
初めてご利用される場合は、一度ご来所いただき、事前にプリントの質感・精度などの確認をお願いします。(サンプル品を用意しております)
STEP2:利用料金・納期のお知らせ(工業技術センター)
データを確認した後、目安の利用料金・納期をお伝えいたします。
利用料金は一時間当たり1,490円。造形時間によって計算されます。
STEP3:3D造形スタート(工業技術センター)
料金・納期が問題ないようでしたら、3D造形を開始します。
造形が終わりましたら、センターからご連絡いたします。
STEP4:造形品の受け取り(利用者)
ご来所いただき、造形品を受け取りください。
合わせて、ご利用に関するご手続をしていただき、確定した利用料金の納付書をお渡しいたします。
STEP5:利用料金のお支払い(利用者)
納付書に記載の各金融機関にて利用料金の支払いを行ってください。
お支払いが済みましたら、3Dプリンタのご利用手続は完了となります。
当センターでの3Dプリンター活用事例
活用事例1:試作品の造形
- 家具の新製品に用いるパーツの試作
- 釘隠しのデザイン確認
- ミニチュア造形による木製イスの形状確認
活用事例2:製品パーツの造形
当センターが使っているモデル材(VeroGray)はアクリルライクの樹脂で、紫外線・湿気・熱により劣化しやすい性質があり、一般的に試作に用いられます。
しかし、以下のような一定条件下のもとで利用する場合には、そのまま製品の一部として利用できることもあります。
- 強度を求めない製品(パーツ)である
- 塗装して利用する、または外気に触れない部分に用いる
- 微少な変形であれば許容できる。(高温・多湿の環境下でわずかに変形する場合がある) など
【製品パーツ等の造形事例】
- 自動車部品の一部
- バッグ用アクセサリー
- 社内研修に用いる家具用ジョイントパーツ(木工家具)
- 展示用の商品ミニチュア(木工家具)
- フィギュア用のパーツ
活用事例3:3Dスキャナと連携した活用事例
製造中止となった時計の破損パーツを3Dプリンタで造形しました。
(1)パーツの3Dデータがなかったため、当センターにある3Dスキャナで3Dデータを作成
(2)3Dプリンターで造形
関連ファイル
お問い合わせ先
旭川市経済部産業振興課 工業技術センター
〒078-8273 旭川市工業団地3条2丁目1番18号
電話番号: 0166-36-3111 |
ファクス番号: 0166-36-4461 |
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受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)