地域づくりとデザイン「人と地球にやさしい食えらび」を開催しました

情報発信元 企業立地課

最終更新日 2023年6月26日

ページID 077597

印刷

地域づくりとデザイン「人と地球にやさしい食えらび

令和5年6月25日(日曜日)
RAWLAW by VOREAS(新しいウインドウが開きます)(新しいウインドウが開きます)
地域で食をキーワードとした取り組みをしている方々、または旭川地域で食に関わって行こうとする方々がパネラーとなり、それぞれの立場・経験から食文化、健康、環境、地域経済循環等についてお話をいただきくミニトークを開催しました。開催当日の様子をお伝えします。

工場見学

開催に先立ち、パネラーの皆様に旭川の発酵文化を知っていただくために日本醤油工業株式会社、高砂酒造株式会社を訪問しました。

(1)日本醤油工業株式会社

 現存する工場としては旭川最古の建造物である日本醤油工業株式会社。戦前は日本酒を醸造、現在は醤油メーカーとして、北海道各地の農水産物を醤油やドレッシングに姿を変え、ブランド化のお手伝いをされています。醤油の特徴を活かした商品をお客様に提案し、一緒にレシピ開発を進める、旭川や北海道にはなくてはならないメーカーとなっています。

日本醤油工業

(2)高砂酒造株式会社

 全国でも3番目に建設された鉄筋作りの酒蔵。創業期の酒蔵は直売所として市民や観光客に利用されています。大雪山系の伏流水は一年を通じて温度が一定で、酒蔵の温度管理にも利用されているとのこと。先人の知恵と工夫は、人だけではなく環境にも優しいことがわかります。酒造りはもちろん、地域の学校や自治体、事業者との連携など、酒蔵の枠を超えた地域の共創の場になっています。 

高砂酒造

ミニトーク

旭川の冬も体験済み、関係人口の一人である今村様(ソニーデザインコンサルティング株式会社デザインプロデューサー)がミニトークを進行いただきました。 

全体写真

日本醤油工業の茂木社長からは、北海道の食を醤油・ドレッシングから支えていること。一方で、全国的に醤油の消費量が減少しており、食文化を継承することの難しさについて。

ヴォレアスの池田社長からは、会場となったRAWLAWでは、食を通じ人と社会が健康で持続的であるウェルビーイングを提案していること、選手やファンの健康を守るためプロスポーツチームとしての取り組みについてお話いただきました。 

ヴォレアス

旭川市外から参加いただいたニップン有川副部長からは、北海道に縁のある企業として、かつて北海道で栽培され、健康素材として注目されるアマニの栽培に道北地域の生産者と取り組み、旭川では地域企業との連携により市民や観光で訪れた方々の健康づくりに貢献していきたいこと。

ORANGEkitchen若子社長からは、生活習慣病等の患者さんの食生活改善に向けた伴走支援や、レシピ開発等を通じ健康のためにより良い選択ができる社会を目指していること、調味料3種の飲み比べを行っていただきました。

ニップン

あらためて、産地に近いことのありがたさ、地域の素材を地域で活用し価値をつけることが、地域住民、地域経済、ひいては環境にも優しいということが実感できるミニトークとなりました。パネラーの皆様、ご参加の皆様、ありがとうございました。
 

ファシリテーター

 ソニーデザインコンサルティング株式会社 デザインプロデューサー 今村 誠 様

パネラー

 日本醤油工業株式会社   代表取締役社長  茂木 浩介  様

 ヴォレアス株式会社    代表取締役社長  池田 憲士郎 様

 株式会社ニップン ヘルスケア事業部副部長  有川 由紀子 様

 株式会社ORANGEkitchen  代表取締役    若子 みな美 様

関連ファイル

関連記事

お問い合わせ先

旭川市経済部企業立地課

〒070-8525 旭川市6条通10丁目 第三庁舎3階
電話番号: 0166-25-9172
ファクス番号: 0166-26-7093
メールフォーム
受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)