安全な水を守るために ~水質検査の仕事を紹介~

情報発信元 水道局総務課

最終更新日 2024年3月14日

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水質検査

旭川市水道局では、安全な水道水を供給するために、水道法で定期的に検査することが義務付けられている給水栓水の検査のほかに、河川水や水源上流域の水質検査を行っています。
なお、直近の検査結果については、水質検査結果のページを参照ください。

給水栓水(水道水)の検査

毎日検査

市内14か所において、残留塩素の値、温度、色、濁りなど異常がないか確認しています。

定期検査

各配水系統ごとに検査地点を選定し、市内13か所で毎月、検査を行っています。
うち、4か所については、1年に4回(簡易水道は年に1回)、水道法で定められた水質基準項目(51項目)の検査を行っています。
なお、浄水場で作られた水道水は、各家庭に供給される前の段階で、基本的な項目についての検査を毎週行ってます。
水質検査地点(石狩・忠別) 水質検査地点(西神居・江丹別)

浄水処理工程の検査

浄水処理の各工程における水質状況を監視するために、水道局で独自に定めた項目の検査を月1回行っています。

河川の検査

旭川市の水道は、大雪山連峰の国立公園を源にする、石狩川及び忠別川の河川水を水源としています。
水質試験係では、取水口にて両河川水を月に4~5回程度採取し、検査を行っています。
また、西神居地区及び江丹別地区の両簡易水道の水源についても検査を行っています。

上流域の調査

ダム湖

石狩川の上流に位置する大雪湖及び忠別川の上流に位置する忠別湖の水質状況を把握するために、年に2回ずつ採水し、調査を行っています。
ダム湖の調査では、表層、中層、深層の水を採水し、それぞれの水質の差も確認しています。
ダム湖採水 ダムの写真

河川

石狩川、忠別川の水源から取水口までの上流域に採水地点を定め、それぞれ、夏季、秋季、冬季において年に3回ずつ調査を行っています。
石狩川上流調査地点 忠別川上流調査地点
採水時の写真 河川の写真

農薬の検査

旭川市の農薬検査について

旭川市では上流域に農業が盛んな地域が多いことから、農薬の検査に力を入れています。
平成27年には検査範囲を広げるために、液体クロマトグラフ質量分析計を導入したことで、現在では北海道でもトップクラスの100以上の農薬成分について検査できる体制を整えています。

検査の頻度について

農薬の検査は主に散布が行われる、5月~8月の間に月に1回、定期的な検査を行ってます。
そのほか、 7月~8月にかけて数回に渡り行われる、大規模散布の日程に合わせて、土日祝日にかかわらず、散布農薬の対象成分について検査を行っています。
検査結果はすぐに浄水場と共有し、必要に応じて農薬成分除去のための活性炭の投入量を調整しています。

検査技術の向上・維持に向けて

旭川市水道局では、市民のみなさんに安心して水道水を飲んでいただけるよう、検査員の技術向上・維持を目的に様々な努力をしています。

検査技術の向上

外部研修への参加

検査技術の向上を目的に適宜、環境省や検査機器メーカーが主催する研修に参加し、最新の検査技術や知識を学んでいます。
研修で得た知識は、係内で報告会を実施することで共有し、係全体のレベルアップにつながるよう心がけてます。
また、近年では、オンライン教材なども活用し、日ごろから、知見を深めることができるよう努めています。

他の水道局との交流

北海道内外の水道事業体の水質検査部門が参加する会議に出席し、積極的に情報交換を行うことで、日々の業務における新たな気付きなどを得ることができる貴重な機会になっています。

検査技術の標準化

水質試験係では、検査の担当替えや職員の異動に伴い、検査結果にバラつきが出ないよう、検査項目ごとに操作フローを作成するなど、水質検査が適正に実施されるよう努めています。
フロー例1 フロー例3

検査技術の維持

水道GLPの取得

お客様が飲用される水道水が、水質基準に適合していることを確認するための水質検査は、正確かつ精度の高いものでなければなりません。
旭川市水道局では、水質検査の更なる信頼性を確保するため、平成21年1月27日、水道水と浄水において水道水質基準項目について水道GLPの認定を取得しました。認定を受けた団体は、水質検査の品質管理に加えて、検査の精度及び技術的能力が良好であることが証明され、責任の明確化、職員の教育・研修、外部監査などが厳格に実施されます。
水道GLP水道GLP
水道GLPとは?

水道GLPとは、水道水質検査優良試験所規範(Good Laboratory Practice)の略語で、 水道の水質検査を実施する機関が、管理された体制の下で適正に検査を実施し、 その検査結果の信頼性や精度管理が十分に確立されているかを第3者機関(社団法人日本水道協会)が客観的に判断、 評価し認定する制度です。

定量下限値の測定

新たに検査を担当する場合は、その担当者の検査技術が一定のレベルに達しているか確認するために、必ず定量下限値の測定により確認しています。
その結果が、規定の範囲内であることを確認できた場合、検査担当者として、初めて検査が可能となります。
定量下限値とは?
定量下限値とは、その分析法または目的とする精度において、正確に定量できる最小値の事を言います。
旭川市水道局ではこの定量下限値の試料を調製、測定し、5回連続の測定値が一定の範囲内であるか、確認を取ることで、技術レベルを認定しています。

外部精度管理

水道水の水質検査の信頼性を確保するため、毎年、環境省及び北海道が実施する外部精度管理に参加しています。
外部精度管理とは?
複数の検査機関が統⼀試料(濃度未知)を測定し、この結果を基に各検査機関における機関差や誤差要因の解析等を実施し、必要に応じて検査技術の改善を⾏うものです。

検査機器の保守・更新

正しい検査結果を得るためには検査機器を常に良い状態で保つ必要があります。
旭川市水道局では、使用頻度や検査精度などを考慮し、検査機器ごとに計画を立て、定期的な保守点検を実施しています。
また、検査機器は年数が経つごとに、故障頻度が増えたり、検出感度が低下することがあることから、機器ごとに計画を立てて、更新することで良い状態を保つことができるよう努めています。

お問い合わせ先

浄水課水質試験係

電話番号

0166-57-5003