よくある相談事例-美容サービストラブル

情報発信元 市民生活課

最終更新日 2016年2月24日

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美容サービストラブル

「効果がない。」「健康被害に遭った。」などのトラブルが起こっています。

相談事例1 効果がない

「ウェスト-15cm、体重-10kg」との広告をみて、痩身エステの契約を結んだ。しばらく施術してもらったが、続けていても効果が全く見られなかった。エステ店の店員は「もう少し続ければ効果が出てくる。」としきりに勧めてきたが、これ以上通うことはできないと解約を申し出たところ、すでに支払っている代金(未施術分)は一切返金できないと言われた。

相談事例2 健康被害

  1. レーザー脱毛治療を行ったところ、火傷を負った。すぐに医師の診断を受けたが、色素沈着が残ってしまった。
  2. 雑誌広告をみてアイラインのアートメイクをしてもらった。施術後、痛みと涙が止まらなくなったので眼科に行ったところ、角膜が傷ついていることが分かった。
  3. まつ毛エクステンションをした日の夜から目が痛くなり、涙が止まらなくなったので眼科に行くと、角膜全体に傷がついている、接着剤が原因ではないか、しばらく通院が必要と言われた。

アドバイス

施術の危険性

「よりキレイになりたい。」「自分がコンプレックスに感じている部分を解消したい。」などの理由から、性別・年齢問わず美容関連のサービスを利用する人は多いと思いますが、施術が必ずしも安全とは言えません。
寄せられている相談だけでも、「火傷を負った。」「角膜が傷ついてまぶたが腫れた。」「シミを消すどころかさらに広がった。」等々の話があります。
このようなリスクもあるということを考慮しつつ、慎重に契約するようにしましょう。

アートメイクについて

化粧が落ちる心配がない、眉・唇等の色合いを美しく見せられる、アザやシミを隠せるなどの利点があるとされている「アートメイク」ですが、これは人の皮膚に針を用いて色素を注入する一種の入れ墨です。
基本的にアートメイクは医療行為であるため、医師免許のないものが業として行えば医師法違反に当たるとされています。また、施術については様々な危険性も指摘されています。
上記の他、施術不良の例も報告されており、万が一、施術結果が気に入らず除去したいということであれば、皮膚への損傷が大きく、危険も伴うものなのできちんと医師の診断を受けることを強くお勧めします。

まつ毛エクステンションについて

まつ毛エクステンションは、接着剤など化学物質を目の近くで使うなど、安全性に十分な配慮がなされなければ目などに大きな負担を伴う行為であり、まぶたや目などに健康被害を招くおそれがあります。
まつ毛エクステンションを受けられる方は、この施術に伴う負担等について、事前に理解し、万が一問題が発生したら、直ちに診察を受けましょう。
また、施術には資格(美容師)が必要であり、施術を予約する際などに、施術者が美容師であることを事前に確認しましょう。

不安に思ったらご相談を

何か困ったことがあったり、不安に思ったりした方は、まずは消費生活センターに相談してください。
相談専用電話 0166-22-8228
相談受付時間 平日(年末年始・祝日を除く)午前9時から午後5時

参考リンク

国民生活センターHP 「美容医療サービス(各種相談の件数や傾向)(新しいウインドウが開きます)」
美容医療サービスの勧誘トラブルに注意!(平成24年6月21日発表情報)(新しいウインドウが開きます)」

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