旭川市総合計画審議会(第9回)会議の記録

情報発信元 政策調整課

最終更新日 2016年2月24日

ページID 053274

印刷

「旭川市総合計画審議会」第9回会議の記録

日時

平成27年10月19日(月曜日)18時30分~19時35分

場所

旭川市6条通4丁目
上川教育研修センター2階 講堂

出席者

委員19名
安藤委員、石坂委員、市川委員、伊藤委員、植村委員、岡委員、岡田(初)委員、岡田(み)委員、加納委員、神田委員、近藤委員、清水委員、鈴木委員、髙橋(紀)委員、西舘委員、藤井委員、宮嶋委員、村岡委員、渡辺(道)委員 (50音順)

事務局(総合政策部)
表副市長、黒蕨総合計画担当部長、高野課長、本間主幹、土岐主幹、山本補佐、高橋補佐、小原主査、竹内主査、菊地主査

欠席者

川島委員、小林委員、佐藤委員、白鳥委員、高橋(一)委員、東郷委員、富居委員、沼﨑委員、山下委員、渡辺(宏)委員、渡邊(洋)委員

会議の公開・非公開

公開

傍聴者の数

3名

会議資料(PDF形式)

次第(PDF形式 41キロバイト)

資料1 第8回議事録(PDF形式 288キロバイト)

資料2 第8次旭川市総合計画基本構想(PDF形式 228キロバイト)

資料3 第8次旭川市総合計画基本構想修正区分一覧(PDF形式 147キロバイト)

資料4 論点整理表(PDF形式 351キロバイト)

資料5 第8次旭川市総合計画基本計画(案)(PDF形式 1,064キロバイト)

参考資料 成果指標一覧(PDF形式 676キロバイト)

会議内容

1 開会

2 基本計画(案)諮問

(表副市長から清水会長に「第8次旭川市総合計画基本計画(案)」が諮問される。)

副市長

上京中の市長に代わり、基本計画(案)の諮問をさせていただいた。
今年の7月に、審議会において基本構想に対する答申をまとめていただき、9月の市議会において基本構想の議決をいただくことができた。
議会での審議では、「世界にきらめく いきいき旭川~笑顔と自然あふれる 北の拠点~」という都市像について、「世界にきらめく」や「いきいき旭川」にはどういった意味が込められているかなど、相当な論議が重ねられた。
実は私自身も、総合計画担当部長として、第7次総合計画の策定に携わった。第7次計画及び第8次計画と、それ以前の計画では決定的な違いがある。また、第7次と第8次では、共通する部分もあるし、違う部分もある。第8次計画は、第7次計画と比較すると相当な進化をしているという印象を持っている。
旭川というまちが、旭川だけで何かをできる時代ではない。人口動態を見ると道北地区からの人口の流入が多く、札幌や首都圏への流出が多い。
函館は、旭川と同じくらいの人口を有していたこともあったが、現在は27万人を切っている。旭川は、函館と比較すると、緩やかに人口減少が進んでいると言える。
しかし、そのスピードがいつ加速するかは分からない。将来を見据え、地場の産業振興や医大を頂点とする医療・福祉体制の構築などに取り組んでいく必要がある。
地場の産業振興で考えていることの一つは「食」である。平成24年から、近文地区で大手コンビニエンスストアのポテトサラダの工場が稼働している。来年、工場の規模を拡大しようとしている。地元の農産品をはじめ、道内各地から原料を調達し、製品化することになる。
また、旭川の様々な食産業を、さらにブラッシュアップさせていく必要がある。
もう一つは「観光」である。小樽や函館、富良野には多くの観光客が訪れているが、旭川市よりも財政力指数が低い。単に観光客が増えれば良いというのではなく、「医療」や「福祉」、「食」などといった様々な分野と連結した観光開発に取り組む必要がある。
さらに、近隣のまちや道北地域のまちと一体となった取組を進めていく必要がある。食べマルシェは道北地域のまちの産品を旭川に集めて販売している。今年は120万人以上の来客があったが、更にブラッシュアップさせていかなければならない。
現在市では、市庁舎や給食センター、地域の拠点施設などの検討をしている。財政面の厳しさはあるが、旭川市は道北地域の拠点都市としての大きな役割を担っていかなければならない。
先ほど、基本計画(案)を諮問させていただいたが、今後12年間、旭川市がどういう方向で市政を進めて行けば良いのかを御審議いただき、答申をまとめていただきたいと思う。

3 議事録の確認

会長

事務局から説明をお願いする。

事務局

(資料1の説明)
2ページ目の8行目を「また、富裕層を対象とした人間ドック等を医療観光ツアーに組み込んだ観光を推進しても良いのではないか。」に修正する意見があり、そのとおりに修正をすることで再確認をお願いしたい。

会長

今の説明に対して、意見等はあるか。

各委員

(意見なし)

4 基本構想について

事務局

(資料2及び資料3の説明)

会長

今の説明に対して、意見等はあるか。

各委員

(意見なし)

5 議事

(1) 全体会議

ア 前回の論点整理

会長

事務局から説明をお願いする。

事務局

(資料4の説明)

会長

今の説明に対して、意見等はあるか。

各委員

(意見なし)

イ 基本計画(案)について

会長

事務局から説明をお願いする。

事務局

(資料5の説明)

会長

今の説明に対して、意見等はあるか。

委員

11月中に2回の会議を予定しているとのことだが、それ以降はどのような予定なのか。

事務局

次回の10月29日の会議と11月中に開催予定の2回の会議で答申をまとめていただきたいと考えている。

委員

今日の会議では、「重点施策」の検討を行い、次回の会議では「都市づくりの基本方策」を検討するとのことであるが、真ん中の「基本政策」の審議の予定はどうなっているのか。

事務局

「基本政策」のうち、「成果指標」を除く部分については、前回までの会議で部会に分かれて審議をいただいている。

今回の会議は、「重点テーマ」について、次回は「成果指標」と「都市づくりの基本方策」についての審議をいただきたいと考えている。

委員

11月の会議は、どのような予定なのか。

事務局

11月の会議では、基本計画(案)に対する答申内容を審議する予定である。また、答申をまとめる段階でも、「基本政策」や「重点施策」、「都市づくりの基本方策」など、基本計画(案)全体の内容を確認しながら、審議いただくことになる。

委員

会議の進め方について、以前はフローチャート的なものを作っていただいていたと思う。次回の会議までにそういった資料を用意していただければと思う。

会長

会議の大まかなスケジュールについては、7月27日の第6回会議の資料4「部会の設置と今後の検討スケジュール」で示されており、概ねこのスケジュールどおりに審議が進められているのではないかと思う。

委員

第6回会議の資料4では、11月中の2回の会議での審議内容が分からないので、そういったことも分かる資料が必要ではないか。

会長

次回の会議で、11月中の審議内容が分かる資料をお示ししたい。

ウ 重点施策

会長

事務局から説明をお願いする。

事務局

(資料5の説明)

会長

今の説明に対して、意見等はあるか。

委員

「基本計画の要素(8/21現在)」から修正したということであるが、これまでの審議会からの意見を踏まえて修正したものなのか。

事務局

今回諮問した基本計画(案)は、議決された基本構想の修正部分を踏まえて、庁内議論を行い、基本計画(8/21現在)からの修正を行ったものである。
これまで審議会から出された意見については、論点整理を行っている段階であり、今回の修正には含まれていない。
審議会からの意見は、今後の審議を踏まえた答申を受けた後に、基本計画に反映する考えである。

委員

以前の会議で重点施策の説明を受けた際に、今回欠席している委員で、重点テーマについて何か意見を持っている委員がいたと記憶しているが、その委員に話を聞いているのかを伺いたい。
また、基本計画は4年ごとに見直すことになっているが、重点施策も4年後をターゲットにして考えるのか、12年間を通して考えるのかを確認したい。
4年後をターゲットにするとなれば、北海道新幹線の開業やオリンピック・パラリンピックの開催などを見据え、旭川市としてどういった取組を進めていくことが重要なのかを考えなければならないと思う。

事務局

欠席された委員に対して、個別に意見の確認は行っていない。また、今回の開催案内と合わせて、意見提出票を事前送付したが、意見提出はなかった。
基本計画は12年間の計画で、4年ごとに見直しを行うこととしていることから、基本計画に位置付ける重点テーマについても、12年間で4年ごとに見直しを行うことになる。
4年後に見直しを行った際に、新たに重点施策を追加することも考えられるし、このまま継続されることも考えられる。

会長

基本は12年間を通しての重点施策ということであるが、4年ごとに見直しを行うとの説明であった。
他に意見はあるか。

委員

北海道新幹線の旭川延伸に関する記述がないが、長期的な計画の中のどこかに記載する必要があるのではないか。
札幌まで延伸されてから、旭川延伸を求めるのでは遅いのではないか。
そもそも総合計画の中で、そのようなことには触れてはいけないものなのか。
総合戦略は5年間の計画なので、北海道新幹線の旭川延伸について触れられていないと思うが、12年間の総合計画の中では記載していても良いのではないか。

事務局

新幹線が旭川まで延伸されることによって、経済面などにおいて旭川市にとっても様々なメリットがあると考える。また、その反面、多額の負担金が生じるなど、様々なことが考えられる。
周辺自治体や沿線の自治体とも協議を行う必要があると考えている。
基本計画においては、新幹線の旭川延伸という言葉を用いていないが、「公共交通を軸とした利便性の高い交通体系の充実」や「交通結節機能の強化」に向けた取組の一つとして検討を進めていくことになると思う。

委員

基本政策7の目標像で「空港の機能充実」については具体的に書かれているが、「北海道新幹線の旭川延伸」ということは書かれていない。
「北海道新幹線の旭川延伸」についても、記載すべきではないかと思う。
また、都市づくりの基本方策の「拠点性の強化」において、「空港と鉄道、都市間バス交通など広域交通間の連携」と書かれているが、「北海道新幹線の旭川延伸を目指す」ということも記載すべきではないかと思う。

事務局

次回の会議で、「都市づくりの基本方策」についての審議を行うので、そのことと合わせて御意見をいただければと思う。

委員

第8次総合計画は、「少子高齢化・人口減少」、「地域経済の低迷」、「厳しい財政状況」を課題として掲げている。
しかし、重点テーマの設定の視点では、「人口減少・少子高齢化」だけを課題として取り上げ、「こども」、「しごと」、「地域」をキーワードとした重点テーマを設定している。
「少子高齢化・人口減少」、「地域経済の低迷」、「厳しい財政状況」の3つの課題に応じた重点テーマを設定すべきではないかと思う。
「人口減少」だけを課題とすると、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」と重複するのではないかと思う。

事務局

第8次総合計画の策定に当たっては、市民検討会議をはじめ、子育て世代や若手の産業人、地域住民など、様々な方からの提言や意見を踏まえながら、基本構想や基本計画(案)をまとめており、重点テーマについても同様である。
検討組織からの提言や市民意見においても、「人口減少・少子高齢化」が共通の課題として取り上げられており、重点テーマについても同じ課題認識のもと設定した。
「人口減少・少子高齢化」といった課題は、経済面や財政面に横串的に関連する課題である。
今回の重点テーマは、「人口減少・少子高齢化」を課題としながら、「こども」、「しごと」、「地域」に視点を当て、地域経済の活性化や安心して暮らせる地域づくりに重点的に取り組んでいくというものである。

委員

テーマの設定は良いと思うが、アプローチの方法が少し違うように思う。
経済の活性化を図れば、子育てがしやすい環境になるが、厳しい財政状況への対応といった視点が足りないように感じる。
人口減少対策だけではなく、厳しい財政状況も設定の視点に加えるべきではないかと思う。

会長

重点テーマは、「少子高齢化・人口減少」の進行を国と地方にとっての共通課題としながら、子育て環境の充実や産業の活性化、雇用の創出、魅力的な地域づくりに重点的に取り組むことが柱になっている。
産業の活性化や雇用の創出は、財政の健全化にも関わりが大きい。「少子高齢化・人口減少」を切り口としながら、財政の健全化という視点も関連しているのではないかと思う。

委員

2ページ目に基本構想、3ページ目に基本計画の体系図が記載されており、基本目標、基本政策、施策がそれぞれ体系付けられている。
3ページ目の基本計画には、基本政策に基づく施策が位置付けられており、左上に「基本計画」と書かれているが、これは「基本施策」といった表現の方が良いのではないか。

事務局

総合計画は、「基本構想」と「基本計画」の2層構造の計画である。
資料2が「基本構想」で、9月25日に議決をいただいたものである。その体系図を2ページ目に示しており、これは、今後25年間のまちづくりの方向性や都市像を定めている。
また、資料4が先ほど諮問させていただいた「基本計画(案)」であり、その体系図を3ページ目に示している。
基本計画の期間は12年間であるが、4年ごとに見直しを行うこととしている。基本計画は、基本構想に基づくまちづくりを進めて行くための具体的な政策プランであり、重点テーマや施策、成果指標などを定めている。

6 次回の審議会について

事務局

次回の会議は、10月29日(木曜日)にときわ市民ホール4階多目的ホールで開催する。

7 閉会

会長

本日の会議はこれで終了する。

リンク

お問い合わせ先

旭川市総合政策部政策調整課

〒070-8525 旭川市7条通9丁目 総合庁舎6階
電話番号: 0166-25-5358
ファクス番号: 0166-24-7833
メールフォーム
受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)