旭川市総合計画市民検討会議代表者会議(第4回)会議の記録

情報発信元 政策調整課

最終更新日 2016年2月24日

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会議概要

日時

平成26年10月7日(火曜日)午後6時30分~午後8時30分

場所

フィール旭川7階 旭川市まちなか市民プラザ 旭川市シニア大学講座室

出席者

委員 13人

浅沼委員、泉澤委員、大橋委員、岡田委員、小川委員、栗田委員、坂井委員、坂本委員、塩川委員、重綱委員、松野委員、山田委員、吉田委員(50音順)

事務局(総合政策部)8人

黒蕨総合計画担当部長、髙野課長、本間主幹、山本補佐、高橋主査、小原主査、竹内主査、菊地主任

旭川ウェルビーイング・コンソーシアム(以下「AWBC」)3人

小丸憲一、竹中英泰、山下妙子(50音順)

欠席委員

髙橋(仁)委員

会議の公開・非公開

公開

傍聴者の数

0名

会議資料
(PDF形式)

次第(PDF形式 23キロバイト)

資料1 市民検討会議スケジュール(PDF形式 152キロバイト)            

資料2 提言書(案)(PDF形式 1,688キロバイト)

資料3 市民発表会について(PDF形式 101キロバイト)          

資料4 都市像(案)一覧(PDF形式 107キロバイト)

会議内容

1 開会

2 報告

(1) 各分科会の検討状況について

第1分科会

(委員)

  • 資料2の4ページから17ページまでが第1分科会の提言である。
  • 4回目の分科会は10月1日に行い、提言内容については概ね了承された。
  • 「子ども・子育ての支援施策の強化」、「市民が生活を営む地域において役割を持った支え合いの実現」、「縦割り行政機構の改革」、「身近な地域における総合相談拠点の整備」、「市民が創るウェルビーイング・シティの実現」の5つを提言の柱としている。
  • 特に、市民が役割を持って主体的に生活をしていくことが重要である。
  • また、福祉分野においては、縦割り行政により市民生活に不利益が生じていることからも行政機構の改革が必要である。
  • 自助、互助、共助を十分に果たしてから補完性の原理で公助をすることで、持続可能なまちづくりが進められるということを述べている。
  • 個別施策は、「子ども・子育て支援」、「高齢者福祉」、「障害者福祉」、「医療・健康づくり」の4つの節に分けて提言を述べている。
第2分科会

(委員)

  • 資料2の18ページから30ページまでが第2分科会の提言である。
  • 4回目の分科会は、9月12日に行い、これまで各委員から発表していただいた意見を短期、中期、長期に分け、分野ごとに重要課題、最優先課題について話し合い、第2分科会の提言の方向性をまとめた。
  • 提言内容を簡潔に述べると、若い人たちが旭川に住みたいと思えるまちづくりを進めることを大切にすることを共通認識として、20ページの7つの方向性にまとめている。
  • また、シニア世代にもお手伝いをいただくことで、双方が充実した思いを持ちながらまちづくりを進めていくことが重要である。
  • 個別施策は、「幼児期の教育」、「学校教育」、「高等教育」、「社会教育(生涯教育)」、「文化」、「芸術」、「スポーツ・レクリエーション」、「家庭教育」の8つの項目にまとめた。
  • キーワードは、「学びあい ささえあうまち あさひかわ 世代をつなぐ 四季彩のまち」とした。
第3分科会

(委員)

  • 前回の代表者会議で、提言書の内容を説明したが、9月2日の第4回分科会で確認を行い、若干修正を加えた。

(議長)

  • 第3分科会の提言は、写真を使うなど工夫している。
  • 提言書の構成も含めて、他の分科会と調整する必要がある。

(委員)

  • 第1分科会は、写真を使っていないので、会議の様子などの写真を加えたいと思う。
  • 地域や市民について、旭川市の広報などで特集されているものもあると思うが、差し支えがなければ、そういった写真も使いたいと考えている。

(委員)

  • 第4分科会は、グーグルの写真や図を加えたいと考えている。

(議長)

  • 写真の版権の問題等もあると思う。
  • 最終的な確認の時に調整したい。
第4分科会

(委員)

  • 第4分科会の提言書の内容は、旭川経済の基盤になる産業分野と、地域社会の結びつきの仕組みづくりに関する交流分野ということで、一番重要な分野を担っているのではないかと思う。
  • なぜ若者が流出し、減少するのかを考えると、魅力のある産業がないからである。
  • 働く場所がなければ、働く場所があるところに移るしかない。
  • 次代を担う若者や子どもを持つ女性の希望を満たす仕事を作っていくことが大事である。
  • 48ページに「テーマ」と「キーワード」を掲げているが、箱物の時代ではなく、どれだけ良いコンテンツを提供していくかということが大事であると考えている。
  • テーマとして「満足から感動へ~温かい心と秀逸なクオリティ~」を掲げたが、これからは満足するものばかりを作っていくだけではダメで、質が高く感動を与えられるようなものを目指していく必要がある。
  • 数が少なくてもいいから、とにかく良いものを提供していく、
  • キーワードとして、「安全・安心」、「高品質&高機能」、「地産地消」、「ブランドプロモーション」、「若者と女性」、「継承と確保」、「再生と創設」、「グローバル展開」の8つを挙げている。
  • 個別施策の50ページ「(5)市役所に研究職を設ける」、研究所の配置により産業の高機能化が期待できるというものである。
  • 51ページ「(7)自然エネルギーと積雪寒冷地の有効活用」は、自然エネルギーを使ったまちづくりを進めることにより、クリーンな都市のイメージをまちの戦略としてはどうかというものである。
  • 52ページ「(8)旭川産品の市場拡大となる空港都市の構築」は、グローバルな時代に対応するため、鉄道の駅を中心とするのではなく、空港を中心とした都市を目指してはどうかというものである。
  • 54ページ「(12)旭川駅南口の大型無料駐車場の建設」とあるが、これにより駅前の有効活用を期待するものである。
  • 57ページ「(18)プラチナリゾートタウン」は、旭川空港から医大までの農地を高齢者のためのテーマパークタウンとして高級な住宅街を造成するというものである。

3 協議

(1) 提言書(案)について

(議長)

  • 総論部分も含めた提言書(案)全体について御意見を伺いたいと思う。
  • 1ページの「総合計画市民検討会議に求められたこと」は、まちづくり基本条例と総合計画の関係と合わせて、市民検討会議が求められたものは何かということを述べている。
  • 次の「絵に描いた餅になってはならない総合計画策定」は、第7次総合計画策定時の市民検討会議からも指摘されていた問題が深刻化し、歯止めが掛からない現実があるため、実効性がある総合計画とその実施が求められていることを述べている。
  • 「分科会に分けての提言策定」は、分野ごとに課題と資源、施策の方向、具体的方策にまとめたこと、提言内容が重複する場合もあったが、各分科会の意見を尊重したこと、類似した課題に対しては、異なる視点からの提言として掲載したことを述べている。
  • 若者が流出し、地元の産業が衰退する人口減少問題を考えた時、第1分科会の提言にもあるように「自助・互助・共助」の考え方が重要ではないかと思う。
  • 2ページの「まちづくりの在り方について」は、まちづくり基本条例の基本原則の「市民主体」、「地域主体」、「健全な市政運営」の考え方に基づいて、各分科会の提言を包括する内容としてまとめた。
  • 「1 主体となる市民意識の向上」は、主体となる市民の危機意識の欠如とプラス面の認識不足について述べている。
  • そして、「福祉・子育て分野」では、市民が本市が置かれている現状と自らの生活、そして今後の目指すまちの姿を理解すると、「教育・文化分野」では、市民意識の向上のため「ふるさと愛(郷土愛)の育成」が重要であること、「安全・都市基盤分野」では、悠々とした暮らし(urban&rural)というコンセプトを市民が認識することが重要であること、「産業・交流分野」では、次世代に魅力ある産業を確保できるビジョンを明確に示すことの重要性を述べている。
  • 「2 多様化した地域ニーズの把握」は、高齢化の進行、人口や増加していた時代の都市のドーナツ化などにより、地域ニーズが多様化しており、今後も続く人口減少や高齢化を踏まえて、次の時代の地域コミュニティの在り方や地域ニーズを把握する仕組みづくりの必要性について述べている。
  • 「3 行政サービスの実効化の推進」は、高度経済成長時代のように市に要求してやってもらう姿勢はやめるべきで、自分たちが出来ることは自分たちでやっていく姿勢が重要であることを述べている。
  • 限られた財源の中で、効率的な市政運営をするためには、市民ニーズを把握し、それに応じた事業を実施していくことが重要である。
  • また、市民意識を向上させるには、頻回に市民が参画する必要があることを述べている。
  • そのため、10年に1回の市民検討会議だけで市民が参画するのではなく、定期的に市民が参画できる場を持つことが重要である。
  • 「20年後の旭川を生きる人々のための10年」は、市税の減少や扶助費の増加を考えると、すぐに理想的な形にすることはできない。
  • しかし、将来にわたって継続可能なまちづくりを進めていくためには、今、それを止めるための行動を起こさなければならないことを述べている。

(委員)

  • 総論部分は、提言の序に当たり、提言を読む人が全体像をつかむために読むところであることから、「はじめに」、「本文」、「おわりに」としても良いのではないか。
  • 片仮名で「ヒト」と表現しているが、漢字の「人」か平仮名の「ひと」とした方が、分かりやすいのではないか。

(委員)

  • 市民検討会議は、総合計画のための提言をするために作られた組織であるが、コンソーシアムの中にも、このような話し合いができるワーキンググループを作るような提言を記載できないか。

(議長)

  • 全国の大学は、文部科学省から「知の拠点」を目指すことを言われている。
  • 「大学の知」を利用して、まちの再興を図り、若い人の人材育成をしようというものである。
  • 旭川からは、医大と旭大が連携して、文部科学省に申請をしている。
  • コンソーシアムがこの地域の「知のプラットホーム」としての役割を担うことは重要である。

(AWBC)

  • コンソーシアムは、この市民検討会議以外に次世代ワーキンググループという提言組織の運営にも携わった。
  • 次世代ワーキンググループは、小学生15名、中学生15名、高校生10名、大学生5名の構成でスタートした。
  • 現在、11月11日の市民発表会に向け、まとめの作業をしているが、ある意味では、知のまちづくりの一部を児童、生徒、そして学生が担ってきたとも言える。
  • 特に大学生は、当初の予定は5名で、小学生、中学生、高校生のサポートの役割を担う予定であったが、実際には25人の大学生が関わった。
  • 次世代ワーキンググループの活動を通じて育った芽を大事にしていくべきであると思う。
  • 今回の総合計画の策定に当たっては、若い人の参加とコミュニティ・ベース・ラーニングのひな形ができたのではないか。
  • また、これまで検討してきた提言を、行政に反映してもらうことが重要であると感じた。

(議長)

  • まちづくりの在り方は、まちづくり基本条例の3つの基本原則を基に記載したが、資源を生かした課題解決と次世代優先が重要であると考えている。
  • 旭川市にある大学等の高等教育機関という「資源」を生かして、次の世代の方達の問題解決能力を育成することも必要である。
  • 第2分科会からは、「まちづくりは人づくり」という提言があったが、将来の人のためのまちづくりを進めるべきであることを盛り込むことも考えていきたい。

(委員)

  • 総論部分は、4つの分科会の提言内容を総括して記載することとし、コンソーシアムの関わりや次世代ワーキンググループの取組は、提言の最後に記載してはどうか。

(委員)

  • 市民検討会議に様々な立場の市民が参加しているが、より多くの市民が参加していくための仕組み作りが重要である。
  • そのためには、コンソーシアムが旗振り役となり、様々な人に案内をしたり、委員を公募することも考えるべきである。
  • 市が委員を集めるだけではなく、中心となるような団体が主体となって活動していくことも大事ではないか。
  • 住民を結集していくような仕組みづくりを進めることが、市民意識の向上を図るために重要なことであると思う。

(委員)

  • 若者がどんどん減少している原因の一つは、働く場がないからであり、そういったことも強く表現すべきではないか。
  • 企業誘致に力を入れていかないと、旭川の若者は更に減少していく。
  • せっかく教育を受けても旭川に仕事がないため、若い人は本州へ行ってしまう。
  • 市の考え方を変えていかないと、若者を呼び止めようとしても止まらない。
  • 今、旭川で一番安定している職業は、市の職員である。
  • 市の職員になったからといって喜んでいるのではなく、若い人が就職できて良かったと思えるような企業を誘致しないと旭川は伸びていかない。

(議長)

  • 第4分科会の分野と関わりがあると思う。
  • 総論の中では、資源を生かした課題解決に雇用の創出も含まれると思うが、若い人を残すような方策としては、教育も考えられる。

(委員)

  • 教育をしても、若者が外に出て行ってしまうことを何とかしなけければならない。

(議長)

  • 若い人達の世代に地元の良さを理解してもらい、地元で働くことを考えて、一度離れても戻ってくる、そういったことも考えて「市民意識の向上」と表現した。
  • 具体的な提言は、分科会の各論に述べられている。
  • 旭川市は、第3次産業が主体であるが、決して小さな街ではない。
  • 倒産ではなく、自主廃業している会社がたくさんある。
  • 規模が小さな会社でも、そういった仕事を継いでいくことで仕事を見つけていくことも可能ではないかと思う。
  • そのためには、子ども達が地元に目を向けるような取組も必要ではないか。
  • 企業誘致のためだけに大きな投資をするのは、難しい面もあるのではないか。

(委員)

  • 旭川には、若者がやりたいと思える産業がないので、やりたいことを求めて外に出てしまう。
  • 住みやすく良い街であるが、若者がやりたいと思える産業がないことが残念である。
  • そうした産業を育てるためにも、街にお金を蓄えていくことを市民も考えるべきである。
  • 経済力を向上させる必要がある。
  • 北海道の市町村のうち、この5年間で人口が増加しているのは、札幌-苫小牧ラインの市町村である。
  • それは、しっかりとした産業があるからである。
  • 帯広地区は、帯広市は人口が減少しているが、近隣町の人口は増加しているため、地区としては人口が増加している。
  • 農業を中心とした産業があるからである。
  • 釧路など産業が弱くなっている地域の人口減少は大きい。
  • 旭川市周辺は、東神楽町、東川町、鷹栖町は人口が増加しているが、旭川市の人口が減っているので、地域として考えるとマイナスである。
  • それは、産業が弱いからである。
  • 経済を立て直さないことには、人口減少を止めることはできないと思う。

(委員)

  • 産業が弱いにもかかわらず、これだけの人口を維持できている要因は何か。

(委員)

  • 人口を維持しているといっても、働き盛りの若者は減少し続けている。
  • 高齢者の定住によって人口が維持されているのではないか。

(議長)

  • 分科会で、林業の約8割は、先進国で行われているという意見があった。
  • 林業などの地元で出来る産業の良さに気付いていないことも大きな課題ではないか。
  • 鳥取は、人口が増加している。
  • 林業をする人が、大都市から鳥取に移住しているからである。
  • 地元の良さや資源を子ども達に理解させることも必要である。
  • 今までと同じ産業構造で、都会に行って都会の高齢者を支える人生ではない道があることを教えていく必要がある。
  • 第2分科会の提言にもあるように、ふるさと愛の育成が重要ではないか。

(AWBC)

  • そうした意味でも、コミュニティ・ベース・ラーニングということで、高校生も大学生もそういった方向付けをしながら、地域に参加することが重要である。

(委員)

  • 映画の影響もあり、林業に従事する若者が増加傾向にある。
  • 若い人は、トレンドに乗りやすい傾向がある。
  • 若い人の心を捉える「まちづくりのビジョン」を持つことが重要である。
  • 働く場所がしっかりとあれば、子育てや教育が向上していくと思う。
  • 肝心なのは土台で、多くの市民が土台をしっかりと作りたいという気持ちを持っていると思う。

(議長)

  • 現実的に市が産業を興したり、外から企業を誘致するは難しい面もあるのではないか。
  • それが簡単にできるのであれば、既にできているはずである。

(AWBC)

  • ソーシャルビジネスやコミュニティビジネスなど、新しいものを育てていく方向を持つことが重要になるのではないか。

(委員)

  • 帯広市の「フードバレーとかち」は、元々「フードバレーとかちマラソン大会」があり、その後、市が主体となり「フードバレーとかち」をキャッチフレーズとして十勝産の農産品を全国に売り出すことに力を入れた。
  • 民間出身の市長の就任を契機に帯広市の市政が面白くなったと感じている市民や市職員もいるようである。
  • 帯広市がまちづくりのビジョンを明確に示し積極的に発信していることが、市民意識の変化に繋がっているのではないかと思う。
  • その地域の特性に応じて、産業を興すことの出来る分野と出来ない分野がある。
  • 市が旭川の売りにしていくものを全面的にバックアップするような形になれば、それが一つの契機になるのかもしれない。
  • 産業がないから人がいなくなることはそのとおりであるが、人がいないから産業が興らないとうことも言える。
  • 働き手となる人が少なくなるから、民間企業としては、旭川で新たなビジネスチャンスを見つけることができないということも言える。
  • 産業が衰退することと人がいなくなることは、一方通行の現象ではなく、相互に作用しあう現象ではないかと思う。
  • どちらか一方に働きかけるだけでは効果が薄い。
  • 具体的な方策が固まっているわけではないが、両方を同時に解決するような施策を打ち出していく必要がある。

(議長)

  • 総論の中で、産業に関する具体的なビジョンを入れるべきか、提言全体のバランスの中で考えなければならない。
  • 若い人のやりたいことや何かにチャレンジしようとする人がいれば、それをサポートするしかないのではないか。
  • 例えば、市が働く場所を用意して、そこで働かせることはできない。
  • 問題を認識して、その解決を図っていけるようにコミュニティ・ベース・ラーニングなどを通じて、地元でやっていけるものを考え、行動に移すような機会を作ることが重要である。

(委員)

  • バーサー大会で最後の人がゴールする時、既に会場が撤収され、誰もいなかったことがあったそうである。
  • 他の大会は、最後の人を拍手で温かく迎えるのに、旭川は事務的に撤収してしまう。
  • スポーツ大会は大きな経済効果が期待できるが、旭川は大会の一番感動するシーンを大事にしていない。
  • そこで感動が得られれば、またその大会に出てみようという気持ちになる。
  • AIRDOの航空機に乗った時、機内のカップに「イランカラプテ」と書いていった。
  • 「イランカラプテ」というのは、アイヌ語の「こんにちは」である。
  • その語源は、「あなたの心にそっと触れさせてください。」という意味がある。
  • 阿寒湖を中心とした観光地では、「イランカラプテ」をキャッチフレーズにしている。
  • ものを作ったり、サービスを提供する時も、真心や誠意を込めることによって相手に感動を与えることができる。
  • 感動を受けた人がまた別の人に感動を与え繋がっていくことにより、新たなビジネスが広がっていく。
  • 医療、福祉、教育分野でも、いい街だということになれば人は集まって来るだろうし、災害もなく、自然も美しいとなれば、企業も来てくれるかもしれない。
  • そういったことは、市でも十分にできるのではないかと思う。

(議長)

  • 総論では、そういった思いや考えを含めて、市民意識の向上と表現している。
  • 具体的な方策は、各論の中で整理していただければと思う。
  • まずは自分ができることをやって、地域のために何ができるかを考える視点が大切である。
  • また、次の世代の人達を育てていく視点も大切であると思うので、そうしたことも総論に盛り込みたいと思う。

(委員)

  • 「はじめに」があるので、「おわりに」があった方が良いのではないか。 議長
  • ウェルビーイングコンソーシアムや次世代ワーキングのことについて「おわりに」で述べる方法もある。

(委員)

  • 勤め先がないから子ども達が減り若者が残らないということは、その通りである。
  • 勤め先があるところに若者が行ってしまうという考え方だけではなく、どのようにすれば地元に働き口ができるのかという考え方がない。
  • 大人もそうした考え方がない。
  • 今一度、自分のまちにどのような資源があるのかを考えることが必要である。
  • 若い世代を育てる時に、地元の良さを見せながら、どういったことができるのかということを考えていくことも大切である。
  • 地元を離れなくても、自分達で働き口を作っていける人材を育てていくことも重要である。

(議長)

  • 地元の良さを理解することによって、地元に残る子どもを育てていく必要がある。
  • 成績の良い子どもを都会の人を支えるために送り出しているのが現状とも言えのではないか。
  • 次世代のことやコンソーシアムのことを盛り込むことを考えていきたい。

(事務局)

  • 旭川にも、IT産業やデザイン、製造業、サービス業、飲食店といった分野に若手の産業人が多くいる。
  • そういったビジネスをしようとする方達を応援していくことも必要と考えている。
  • 現在、旭川産業創造プラザなどが支援を行っており、少しずつではあるが、そういった芽も育ちつつある。

(委員)

  • そうしたことを市民が知らないことも課題と言える。

(副議長)

  • 市民が出す提言であり、市民発表会では、職員ワーキンググループと次世代ワーキンググループも発表するのだから、もう少し個性を出して書いても良いのではないか。

(事務局)

  • 旭川市として提言を受けるので、市の各部局に配り、総合計画の骨子を作成することになる。
  • 骨子に対するパブリックコメントを実施した後、総合計画(案)を作成し、審議会に諮問することになる。

(議長)

  • 審議する過程で丸められていく可能性がある。
  • 各分科会から出された提言は、出来るだけそのままの形で提言書に盛り込んでいきたいと考えている。

(委員)

  • 知り合いにトマトを作っている農家がいる。
  • そこの農家の子どもがトマトをベースに色々なものを作っている。
  • このようなことがたくさんできれば、市民は喜んで暮らしていけると思う。

(事務局)

  • 旭川市も企業誘致に力を入れて取り組んでいて、少しずつ成果が出てきている。
  • また、それと並行して産業分野の振興を図らなければならない。

(委員)

  • 成果が上がっているかよく分からないが、農業は、後継者がいないので新規参入に力を入れている。
  • そのおかげで、新しく若い夫婦が農地を求めて移住してきている。
  • そういったことをもっと市民にPRすることも、外に出ていこうとする若者の足止めにつながるのではないか。

(委員)

  • 「おわりに」は書いていただきたいと思うが、どこかにこの市民検討会議の流れが分かるものも加えた方が良いと思う。

(事務局)

  • 提言書に検討経過や委員名簿などを追加したいと思う。

(2) 都市像について

(事務局)

  • 次期総合計画の都市像の案をまとめたのが資料4「目指すべき都市像(計画書副題)」である。
  • これまでの分科会や代表者会議での議論、提言内容も踏まえて、次期総合計画に相応しい都市像は何か議論いただきたい。

(議長)

  • 総論で「20年先を見据えた10年」と表現したが、「未来」という言葉が共通のキーワードの1つになるのではないか。
  • 地元の良さを理解してもらうことを考えると、「誇り」や「希望」が共通のキーワードと言えるのではないか。
  • 共助の考え方では、「支え合い」や「地域」がキーワードになるのではないかと思う。
  • 希望を持ってできることをやって、お互いに支え合って、前に進めるようなまちづくりを進めることがどの分科会も共通していることではないかと思う。
  • そのため重要なのが安全・都市基盤や財政基盤の充実であり、それらが産業を振興させていくことにも繋がるのではないかと思う。
  • 持続可能なまちづくりというありふれた言葉では、少し足りないように感じる。

(委員)

  • 共通のキーワードとしては、「つながり」、「支え合い」、「進めよう」がある。

(委員)

  • 「人と大地が躍動するあさひかわ」とすると、人とのつながりや支え合うこと、若者の活躍、活力ある産業・経済といった意味を持たせることができるのではないか。

(委員)

  • 人のつながりや地元を好きになることは、各分科会とも共通して挙げられていた。
  • また同時に、市も市民を思いやる姿勢が大事にした方が良いと思う。
  • こうしたことを踏まえて「市民を愛し市民に愛されるまち」としてはどうか。
  • 地元を好きにならないと、何をやっても長続きしないと思う。

(副議長)

  • 旭川の人は、「Urban&Rural」」の良さを認識しているのではないか。
  • 同窓会で、旭川は都会だけど田舎の雰囲気があるところが気に入っているという話をよく聞く。
  • 富良野は「ルーバン」という言葉を作って、フラノマルシェなどでPRしている。

(議長)

  • 「ルーバン」は、都会と田舎が調和しているという意味ではないかと思う。
  • 将来へ向かってという意味の表現も必要ではないか。
  • 皆が幸せになるという意味では「ウェルビーイング・シティ」という表現も良いのかもしれない。

(委員)

  • 「ウェルビーイング・シティ」という言葉は、高齢者に通じないのではないか。
  • できれば、横文字を使わない方が良いと思う。

(委員)

  • 「ウェルビーイング・シティ」には、財政的にも健康的なまちという意味も含まれている。

(委員)

  • 「輝け!未来につながる北の田園都市 旭川」は元気があって良いのではないか。

(議長)

  • 田園都市という表現は、第1産業を重視しているように感じる。

(副議長)

  • 田園都市の中に、「Urban&Rural」」という意味が含まれるのではないか。

(委員)

  • 都市という言葉の中に、工業をはじめ様々な産業が含まれると思う。
  • 「北の」は、「旭川」が入っていれば不要なので、「未来につながる田園都市 旭川」が良いのではないかと思う。
  • また、「躍動」という表現は元気があるので、「人と大地が躍動する旭川」も良いと思う。
  • あるいは「人と大地が躍動する田園都市 旭川」でも良いと思う。

(議長)

  • 「大地が躍動する」となると意味が変わってくるのではないか。

(事務局)

  • 躍動都市は、過去の総合計画の都市像として使われている。

(委員)

  • 「未来」の中に、次の世代を育てる意味が含まれるのではないか。

(議長)

  • 「未来に輝く田園都市 旭川」としてはどうか。

(AWBC)

  • 希望都市も過去に使われている。

(委員)

  • 10~20年後の人にとっての感覚は、今と少し違うのではないか。
  • 将来の人達の心に響くようなビジョンを示すような都市像が良いと思う。
  • 次世代ワーキンググループの「まちづくり夢新聞」を見ると、高校生グループは「美しい街」、中学生グループは「魅せる旭川」、小学生グループは「緑のまち旭川」をテーマにしている。

(事務局)

  • 市民発表会では、次世代ワーキンググループも提言を発表することになる。

(委員)

  • 「緑のまち」と「田園都市」は、意味が近い言葉ではないか。

(委員)

  • 都市像を1つに絞らなくても良いのではないか。

(議長)

  • これまで「未来に輝く田園都市 旭川」、「未来につながる田園都市 旭川」、「人と大地が躍動する田園都市 旭川」といった都市像が挙げられたが、他に意見はないか。

(委員)

  • 動詞が入るとエネルギーを感じる。
  • 動きが感じられるような表現が良いと思う。

(委員)

  • 第2分科会から出されている「四季彩のまち」というのも良い表現であると思う。

(委員)

  • 「四季彩」は、きれいなイメージである。

(議長)

  • 10~20年後を踏まえ、次世代のことを考える表現が良いと思う。

(AWBC)

  • 「つながる」よりも「つなぐ」の方が良いのではないか。

(議長)

  • 今日の議論で決めるのは難しいので、総論の修正の中で考えることとしたい。

(3) 市民発表会について

(事務局)
(資料3「市民発表会について」を説明)
(委員)

(パワーポイントのひな形について説明)
(議長)

  • 市民検討会議の発表時間は40分であるので、概ね総論と各分科で会8分ずつ説明することとしたい。

リンク

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