旭川市総合計画市民検討会議代表者会議(第1回)会議の記録

情報発信元 政策調整課

最終更新日 2016年2月24日

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会議概要

日時

平成26年7月4日(金曜日)午後7時~午後8時30分

場所

フィール旭川7階 旭川市まちなか市民プラザ 旭川市シニア大学講座室

出席者

委員 14人

浅沼委員、泉澤委員、大橋委員、岡田委員、小川委員、栗田委員、坂井委員、坂本委員、塩川委員、重綱委員、髙橋(仁)委員、松野委員、山田委員、吉田委員(50音順)

事務局(総合政策部) 9人

黒蕨総合計画担当部長、高野課長、本間主幹、土岐補佐、山本補佐、高橋主査、小原主査、竹内主査、菊地主任

旭川ウェルビーイング・コンソーシアム(以下「AWBC」) 3人

小丸憲一、竹中英泰、山下妙子(50音順)

欠席委員

なし

会議の公開・非公開

公開

傍聴者の数

0名

会議資料
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会議内容

1 開会

2 報告

各分科会の検討状況及び今後の予定について

(第1分科会)

  • 第1回目の会議では、3グループに分かれて、「あさひかわの『福祉』『子育て』の総点検」と題し、福祉、子育て、医療、健康づくりの分野の「良いところ」と「課題と感じるところ」についてKJ法を用いた意見交換を行い、グループごとに発表した。
  • 子育てに関しては、今の子どもたちは勉強や習い事などに多忙で、公園などの遊び場も禁止事項が多いため、自らが事故防止を考えることが苦手である。
  • そのため、伸び伸びと遊べる環境づくりが必要ではないかという意見があった。
  • また、地域で子ども達を育てていく環境づくりが必要であるという意見があった。
  • 福祉に関しては、旭川市の特徴として福祉サービスが多く、選択ができるという良い点と、サービスの専門化による縦割りを懸念する意見があった。
  • 健康づくりに関しては、高齢者は自らの健康を考える意識が高まっているが、若い世代はそうした意識が低いため、幅広い年代に対しての意識啓発を考えていくことにより、生涯を通じた健康づくりにつなげていくことが重要であるという意見があった。
  • 障害者福祉に関しては、障害者施設を充実させるだけではなく、温かみのある関係を持てる人づくりが重要であるという意見があった。
  • 次回の分科会は7月30日に開催予定であるが、目指すまちの姿やその実現ための具体的方策について、「市が行うこと」、「市民がすべきこと」といった観点で議論を深めていきたいと考えている。

(第2分科会)

  • 第1回目の会議では、職員ワーキンググループから旭川の教育・文化についての情報提供をいただき、その後、委員同士の意見交換を行った。
  • 意見交換では、少子化や子育て、雇用など多岐にわたる課題が挙げられた。
  • また、新聞記事でも深刻な課題として取り上げられている「人口減少」に関して、結婚活動を積極的に支援してはどうかという意見もあった。
  • 委員から意欲的に発言をいただいているが、その反面、委員一人当たりの発言時間が長くなり、他の委員の発言時間を十分に確保できないという課題がある。
  • 2回目、3回目の分科会では、各委員の発言時間の目安を10分とし、実現可能な提言を発表していただく予定である。
  • また、学生が意見や感想を述べる場面も作ることができればと思う。
  • まちづくりNEWSの作成や議事録の確認など、座長の役割を事前に詳しく説明していただければ分科会の運営をもう少しスムーズに進めることができたのではないかと思う。

(AWBC)

  • 会議の運営に不慣れな点もあるが、委員から提出があった資料等を旭川ウェルビーイング・コンソーシアムに情報提供いただくなど、各分科会との情報の共有化を図っていきたいと思う。

(委員)

  • 委員からは、まち全体を良くするための意見と自己実現のための意見が出てくる。
  • まち全体を良くするための意見を多く引き出すにはどうしたら良いか苦慮している。

(議長)

  • 各分科会の様子を見てみると、第1分科会は、各委員の共通認識を確認している段階で、第3・第4分科会は、専門的な見地からの意見をいただいているところではないかと思う。

(事務局)

  • 検討が始まったばかりであり、各分科会とも意見の取りまとめに苦労していると思う。
  • それぞれの分科会の進め方があると思うが、会議を重ねていくうちに分科会のカラーが出てくるのではないかと思う。
  • 座長と副座長がうまく連携し、分科会を進めていただければと思う。

(第3分科会)

  • 第3分科会は、2回目の会議を終えたところであるが、公募委員、団体推薦の委員の方がそれぞれの立場でまちづくりに対する思いを持って会議に参加いただいており、まずは各委員の思いを述べていただいている。
  • 1回目、2回目の分科会でそれぞれ5人の委員から発言をいただいた。
  • 委員からは、災害に強いまち、自然や森を活かしたまち、田園都市構想、観光都市を目指す、旭川の夜景を活かすことはできないか、旭川石油会社構想、2040年に20~39歳の女性が半減することが深刻な課題であることから、若年女性優遇政策を行ってはどうかなど、多岐にわたり幅広い意見をいただいた。
  • 各委員の意見をどのようにまとめていくか、検討していかなければならない。
  • 実現不可能なことは提案できないと思うので、分科会で合意を得ながら、将来が見えるようなプランができればと考えている。
  • 次回会議の前に、座長、副座長、総合計画課の担当者でミーティングを行い、第3分科会としての意見の取りまとめ方法を検討したいと考えている。

(議長)

  • まちづくりに対する具体的な提案があったかと思うが、意見を取りまとめる中で、まちづくりの大きな方向性が見えるのではないかと思う。

(委員)

  • 大きな方向性の中に具体的なことも盛り込めればと思う。

(議長)

  • 国の審議会の報告書では、具体的に例示している事項が、実は重要な意味を持っている場合もある。

(委員)

  • 各委員から様々な意見をいただいているが、分科会としての意見を集約していく中で、意見を出した委員が納得できるようにまとめていくための工夫が必要であると感じている。

(第4分科会)

  • 第4分科会は、計4回の会議を開催する予定であるが、産業・交流分野は、専門家でなければ分からないことが多いことからも、前半2回は、団体から推薦された委員に話をしていただくこととした。
  • 第4分科会の産業・交流という分野は、旭川の一番の弱点ではないかと思う。
  • 人が大事であることについては共通認識を持っていると思うが、どのように人を確保するのかということになると、やはり仕事がないところには人が集まらないし、若い人も集まらない。
  • いかに産業を大きく成長させていくのかということが大事である。
  • 委員からは、旭川空港の名前を北海道中央空港に変更し、JRが乗り入れるようにしてはという話があった。
  • 北海道、札幌という名前は、海外でも知名度が高いが、旭川は知名度が低いため、北海道中央空港に名前を変えると、北海道の中央の空港と間違って人が来るのではないか。
  • 千歳空港の乗降客の5~10%が北海道中央空港を利用すれば、旭川空港の乗降客が現在の2~3倍になるのではという意見があった。
  • また、洋服は、実物を試着してから買う人が多いため、百貨店とネット通販は競合しない業種と思っていたが、最近は、まず百貨店で試着して、欲しいと思った服があったらネットで探して安く買うお客さんが増えているという話があった。
  • また、竹下内閣でそれぞれの自治体に1億円交付された時に、旭川市は国際交流委員会の基金を設立したが、外国人との交流は徐々に衰退し、基金も少なくなっているという話があった。
  • また、旭川市民には、このままで良い、変える必要がないと考えている市民が多いという意見があった。
  • しかし、何もしなければ、どんどん人口は減り産業が衰退することが明白であるため、何らかの手を打たなければならない。
  • 元々旭川にいる従業員に「旭川では、高いコートは売れない。」と言われたが、高いコートを仕入れてみるとすぐに売れたという話があった。
  • 固定概念にとらわれるのではなく、外からの目線で見ることも大切ではないか。
  • 第4分科会の今後の予定は、第3回目の会議でネタ出しをし、第4回目の会議で分科会としての最終的な意見をまとめていきたいと考えている。

(委員)

  • 昨年の4月から旭川市に住んでいるが、住んでみて「もったいない」という印象を受けた。
  • 人口が多くポテンシャルも高いが、それに見合ったエネルギーを感じない。
  • 旭川のポテンシャルを生かせるような提案ができればと考えている。

(委員)

  • 前回の会議は出席できなかったが、委員の様々な意見を分科会ごとにまとめる必要があるのか疑問である。
  • 各委員の意見をそのまま提言するのも一つの方法ではないかと思う。

(議長)

  • 産業の分野は、非常に多岐にわたるため、専門の方からアイデアを聞いて、いくつかのコンセプトにまとめて並べる方法もあるのかもしれない。
  • 本日の検討事項に、提言書の構成案があるので提言書の構成についてはそこで協議することとしたい。

(委員)

  • 旭川の産業を考えた時に、医療や福祉を産業化することも良いのではないかと思う。
  • 産業・交流の分野で産業を取り上げる提案でも良いのか。
  • 国が首都圏の高齢者を地方の中核都市に移住させるような政策を打ち出した場合、旭川は手を挙げるべきであると思う。

(事務局)

  • 内閣府の地域活性化モデルケースに旭川市が提案した「北のプラチナシティー」構想が採択された。
  • 「北のプラチナシティー」は食と健康をテーマとした提案であるが、その考え方の中で、旭川市の医療や福祉の集積といった基盤をもとに、外から人を呼び込むような内容もある。
  • 提案内容については、各分科会にも情報提供したいと考えているが、提案に書かれているすべての事業が必ず実施されるわけではない。
  • 国の制度を変更したり、国からの支援がなければ、旭川市単独では実現は難しい事業があるが、今後、国の課長クラスで構成する支援チームが来旭し、事業の実施可能性を検証することになる。

(副議長)

  • 中央・新旭川まちづくり推進協議会には、政策推進課が来て説明を行ったが、市民検討会議に対しても説明すべきではないかと思う。

(議長)

  • 市税が減少傾向にあり、扶助費などの義務的経費が増加傾向にあるという市の現状を踏まえると、国や道の補助金を活用してまちづくりを進めていかざるを得ないと思う。
  • そうしたことからも、「北のプラチナシティー」の内容を市民検討会議にも情報提供すべきである。

(事務局)

  • 「北のプラチナシティー」構想については、次回以降の市民検討会議分科会で情報提供したい。

(副議長)

  • 次期総合計画は、平成26~27年度の2年間で策定することになっているが、総合計画市民検討会議の検討期間は1年間である。
  • 市民検討会議からの提言は、夢を語るようなものであっても良いのではないか。

(事務局)

  • 次期総合計画は、市民検討会議をはじめ、様々な場面で市民意見を伺いながら策定を進めていく。
  • 今年度の主な策定スケジュールは、市民検討会議、地域まちづくり推進協議会、対話集会などからの意見を踏まえて、総合計画の骨子案を作成し、パブリックコメントを行うこととしている。
  • また、年度末に総合計画審議会に総合計画の基本的事項(案)を諮問し、翌年度に答申をいただいく予定である。
  • さらに、答申をいただいた総合計画の基本的事項(案)を議会に提案し、議決をいただき、次期総合計画が決定することになる。

(副議長)

  • 現在の第7次総合計画の都市像は、「人が輝く 北の文化のかおる まち」となっているが、この都市像は、そのまま札幌でも使える。
  • このような都市像では、作る意味がないと思う。

(事務局)

  • 「人が輝く 北の文化のかおる まち」は、第7次総合計画の市民検討会議からの提言を踏まえて出てきた都市像であるが、以前の計画の都市像には、「希望と活力が大雪山連峰にこだまする躍動都市」など、その時代の考え方で都市像が作られてきた。

(委員)

  • 旭川は、公共事業に依存する産業の割合が多く、民間企業が自発的に商売する力が弱い地域である。
  • 「北のプラチナシティー」が採択されたとしても、公共事業を中心に行うのではあまり意味がなく、民間の力で事業化していくことも必要ではないかと思う。
  • 福祉や子育てに関することも,「産業」として考えていくべきではないか。
  • 第1分科会の検討分野が福祉・子育てであるため、第4分科会として、福祉・子育てを産業として考えていくような提言がしにくい。

(議長)

  • 複数の分野にまたがるような提言が出てきた場合、提言書としてどのようにまとめていくかを代表者会議で協議し決めていかなければならない。

(委員)

  • 地域に子ども達の遊ぶ場所が少ないため、公民館の廊下で集まって遊んでいるのを見かける。
  • すると、公民館に地域の大人からの苦情が来て、子ども達の遊ぶ場所がますます少なくなってしまう。
  • 子ども達と地域の高齢者が世代間交流できるような施設がたくさんできればと思う。

(委員)

  • 最終的に意見を集約する時に、まずは各分科会が意見を全部出してみて,全体の中で調整を図ってはどうか。

(議長)

  • 代表者会議がその調整の場になる。
  • 座長同士でもメール等で問題点を共有し、代表者会議で話し合っていくこととしたい。

3 協議

(1)提言書の構成案について

(事務局)

  • 冒頭の「はじめに」は、「時代認識」「策定趣旨」「これからのまちづくりの展望」「旭川に対する思い」などについて述べる部分としてはどうかと考えている。
  • 「第1章 総論」は、提言全体の概要ということで、まちづくり基本条例の基本理念である「ひと」「地域」「まち」「広域」や基本原則である「市民主体の原則」「地域主体の原則」「健全な市政運営の原則」を踏まえつつ、「都市像」「検討の視点」「分科会ごとの結論から導き出された共通のテーマ」などについて述べる章としてはどうかと考えており、「はじめに」と「第1章 総論」については、議長に原案の作成をお願いしたい。
  • 「第2章 各論」については、「1 福祉・子育て分野」「2 教育・文化分野」「3 安全・都市基盤分野」「4 産業・交流分野」と4つの分野に分けており、それぞれの分科会で原案の作成をお願いしたい。
  • 「第2章 各論」の「1 総括」では、現状と課題認識、目指すまちの方向性を述べ、「2 個別施策」ごとの本市の地域資源と課題、施策の方向、実現のための提言を述べる構成としてはどうかと考えている。
  • 「2 個別施策(例)」としているが、これは各行政分野の施策の柱を例示したものである。
  • なお、この「個別施策」がそれぞれの分野の具体的な提言となるので、各委員の共通の思いを「個別施策」という形で柱立てしていただければと思う。
  • 3ページ目の「おわりに」は、「検討会議を振り返って」、「総合計画の策定に向けての市への期待」といった内容でまとめてはどうかと考えており、議長に原案の作成をお願いしたい。
  • 最後に、資料として、「委員名簿」「策定経過」「まちづくりNEWS」「市民発表会資料(パワーポイント)」を添付している。

(議長)

  • 各論では、分科会ごとに提言をまとめていくという説明であったが、意見を伺いたい。

(委員)

  • 個別施策(例)とあるが、市民検討会議設置要綱の表で示されているように、第1分科会は、保健、衛生、医療、健康づくり、児童福祉、子育て支援、高齢者福祉、障害者福祉、低所得者対策の9つの検討分野を個別施策としてまとめていくということか。

(事務局)

  • 設置要綱の表は、検討分野を例示したもので、個別施策としてどのように柱立てしていくかは、各分科会に一任したいと思う。

(議長)

  • 提言書構成案の個別施策の内容は、あくまでも例示ということで理解したが、個別の施策ではない大きな施策の方向性を盛り込もうとした場合、提言書のどの部分に表現すれば良いのか。

(事務局)

  • 例えば、章を1つ加えて、その章に大きな方向性を盛り込むことも可能であると思う。

(議長)

  • 提言書は、具体的なテーマとそのための踏まえるべき方向性について盛り込むということで良いのか。

(事務局)

  • 提言書には、具体的テーマや施策の方向性も含め、その背景や理由も盛り込まれるものと考えている。

(議長)

  • 職員ワーキンググループがまとめた「地域資源・地域課題」は、提言の背景やその理由を考えるための参考資料として活用していくということで良いか。

(事務局)

  • 「地域資源・地域課題」は、来週中に各委員に送付する予定であるので、そのように活用いただきたい。

(議長)

  • 提言書の作成は、分科会ごとに現状の問題点を抽出し、それらに対する施策の方向性を検討し、提言書構成案の形でまとめていくことで良いか。

(委員)

  • 各論の中で矛盾していることや相反する内容があった場合には、代表者会議で調整する必要がある。

(委員)

  • 各分科会の考え方で項目立てをしていくことになると思うが、(1)、(2)、(3)・・・、ア、イ、ウ・・・の書き方は統一するのか。

(議長)

  • 書き方については、分科会の議論がもう少し進展し、まとめの段階に入ってから検討したいと思う。

(委員)

  • 今回の提言は、前回(10年前)の提言書と同じ位の分量を考えているのか。

(事務局)

  • 前回は、市民検討会議の構成人数を209人とするなど、多くの市民委員からの意見を盛り込むことを重視していたため、ページ数が200ページ近くになった。
  • 今回の市民検討会議の構成人数は47人であるが、量よりも質を重視した提言をいただければと考えている。

(事務局)

  • 提言書構成案をたたき台として、各分科会の議論が進む中で提言の考え方を固めていただきたいと思う。

(議長)

  • 前例にとらわれることなく、市民検討会議としての提言をまとめていくこととしたい。

4 閉会

次回の代表者会議を平成26年8月5日(火曜日)に開催することとし、閉会した。

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