旭川市総合計画市民検討会議第3分科会第1回会議の記録

情報発信元 政策調整課

最終更新日 2016年2月24日

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会議概要

日時

平成26年6月4日(水曜日)午後6時30分~午後8時30分

場所

旭川市1条8丁目フィール旭川 7階
旭川市まちなか市民プラザ 会議室2

出席者

委員8名

東委員、小川委員、坂井委員、重綱委員、高橋委員、富田委員、橋本委員、山本委員(50音順)

欠席委員

踊場委員、鶴見委員、古里委員、松野委員

会議の公開・非公開

公開

傍聴者の数

0名

会議資料

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会議内容

1 自己紹介

2 委員(5名)による意見発表と意見交換

(委員)

  • 旭山動物園の景観問題に関して
  • 旭山動物園が人気になるにつれて来場者は増えたが、それに伴い民間の駐車場が多くでき、旭山動物園周辺の景観悪化や環境破壊につながる。動物園は環境保護・環境教育などが目的のため、動物園周辺の景観を改善することで動物園の敷地増加などにもつながるのではないか。そのために大型駐車場を動物園から遠いところに設置し、そこからシャトルバスで動物園と駐車場を結ぶのはどうか。
  • 中心市街地の空洞化に関して
  • 中心市街地が空洞化しているため、その対策として食べマルシェやイルミネーション、学生団体によるイベント等が行われているが、車社会が浸透し、人口流失が進んでいるため再生は難しい。市民が街中に住むことが市街地の再生に大きくつながるため、ドイツや富山県のように地下駐車場を設置したり、公共交通機関(市電、シャトルバス)を充実させたりすることで再生を目指せるのではないか。

(委員)

  • 旭山動物園に関して、動物園と裏山である旭山とのつながりが薄く、さらに活用できるのではないか。

(委員)

  • コテージやキャンプ場などとして使われている。

(委員)

  • 車で来やすい街づくりという方向はどうか。

(委員)

  • 良し悪しはあると思うが、駐車場の問題がある。駐車場が有料のため、街に来にくい環境がある。大型の無料駐車場があれば、さらに街に来やすい環境ができるのではないか。

(委員)

  • 観光ボランティアに関してどのような活動か。

(委員)

  • ウェルビーイング・コンソーシアムの活動で、「旭川を知り尽くし隊」などは良い例である。

(委員)

  • 都市のダウンサイジングに関して
  • 人口減少を前提として公共インフラをすべて更新するのは現実的ではないため、旭川市のダウンサイジングを行い、守るべきものを選択し、それに資源を集中投入すべきという検討を行ったらどうか。また、全てにお金を使うのではなく、市街中心地に集中することによって街の活性化を図るのはどうか。
  • 道北圏の防災センターに関して
  • 旭川は災害(地震)が少ない分、逆に地震が起きたときに災害に慣れていない。そのため、災害を想定して救援部隊派遣や空き・ホテルを活用した被災者受け入れといった体制整備と意識向上を目指すのが大切ではないか。そのため、旭川市に限らず、周辺市町村や道北の防災も「自分事」として意識し、考えていくことが大切である。また、地域の中心都市として旭川は防災訓練への積極参加と市民周知を国や道から求められる前に先手を打って行うことで、旭川の地位向上につながるのではないか。
  • 建築業の健全経営の側面支援に関して
  • 建築業は人手不足が進んでおり、インフラストックの維持更新、除排雪への懸念がされている。建設業は旭川の産業で旭川の産業を支えるものであるため、公平性・透明性の確保の上、さらに建設業の「公」的な側面を重視するとよいのではないか。

(委員)

  • 交通体系の構築に関して
  • マイカーが主流となり、住居が街の中心地から周辺地に移行し、周辺地の発展が進んでいる。そのため、市街中心地から離れたところにもたくさん世帯がある。中心地だけを発展するのはいけないのではないか。周辺地こそ発展させるべき。したがって周辺の人たちが住みやすい街づくりを目指すべきではないか。
  • また、駅を中心とした公共交通機関になっており、周辺地から周辺地に行きたいときは、街を経由しないといけないため不便を感じることが多く、それを改善していかなくてはならない。これら公共交通体系の諸課題を放置すると、都市機能維持の面に大きな障害が生じる。
  • そのため、市役所の職員と課題を共有することによって、旭川の魅力を最大限に生かし、旭川の発展につなげていくことが大切になってくる。ダウンサイジングではなく、周辺地域こそ発展させていくべきである。

(委員)

  • 旭川市の安全における課題に関して
  • 高齢者、子どもたちの悪質商法被害の対策。最近も市内の高校で卒業名簿を悪用した被害があったが、悪質商法の防止の活動を行っていく必要性があるのではないか。
  • 孤独死の予防。外(近隣住民)からの見守りが大切になってくる。
  • 災害時の最寄りの避難所までの避難経路の長さの問題。対策が必要である。
  • 自転車増加に伴う交通整備が必要ではないか。
  • 高校生の暴走自転車などの対策。
  • 雪によって道路、歩道が狭くなり、通学通勤が大変である。また、公共交通機関の遅延問題も発生しており、雪害に対する対策も必要ではないか。
  • 家庭ごみ排出のマナーの向上が必要。

(委員)

  • 除排雪をしない地域があるのはどうしてか。もっと掘り下げて議論するべきではないか。財政規模は縮まるが、都市範囲が広がることで除排雪が十分になされないからなのではないか。

(委員)

  • 地域によってかなり差が大きい。ひどいところではバス通りですら、きちんと除排雪がきちんとなされてないことがある。

(委員)

  • 除排雪を行政に頼むのではなく、民間企業に委託すればよいのではないか。行政だけに任せても行政の負担が大きくなるだけ。個人的に除排雪を頼む、または、個人企業が自分の地域の除排雪を自社の資金で担当する等の対策を練る必要性がある。それが否であるなら、旭川はダウンサイジングが必要なのではないか。

(座長)

  • そういうことを実践している市などはあるのか。

(委員)

  • 公共的な仕事も民間企業に委託していくことがこれからは大切になってくるのではないか。

(委員)

  • 私は、道内の他都市に住んでいた経験から、旭川は決して除雪は悪くは無いと感じている。他都市に住んでいるときは、豪雪時には道路及び公共交通機関の復旧までに相当な時間を要するのに対し、旭川市は多雪地域にもかかわらず、比較的対応が早い。
  • 旭川は道幅に余裕があり、排雪しなくても除雪で間に合う場合がある。公共交通機関も完全に止まるわけではない。やはりその分、市役所がお金をたくさん出しているということであろう。しかし、これから維持は難しくなってくる。
  • 個人的(町内会)でも除排雪を委託している地域もあるため、どこまでも市に任せるのではなく、ある程度の線引きは必要ではないか。

(委員)

  • 誰でも安心して住めるまちづくりに関して
  • 防災:旭川市と民間企業の防災協定が必要なのではないか。災害時には、市と企業が助け合えるような対策が必要。
  • 豪雪:除排雪費用の問題。旭川は1年毎で委託企業を変えており、重機は市で貸したり、企業のものを使ったりしていた。そのため、年交代ではなく、何年か分を見越した上、地域の企業を活用して、重機を提供したりするなどの対策をすることで、財政の軽減につながるのではないか。
  • 都市基盤:コンパクトシティ化を図らないと、人口減少に伴ってなかなか財政が厳しいものとなっていく。都市部に集中させるべきとまではいかないが、高齢者を都市部に居住を変えてもらうなどの対策の必要があるのではないか。
  • 建設物の老朽化:最低限の耐震対策は必要である。避難所が耐震対策されてなければ、意味がない。倒壊する可能性がある建築物を記載したハザードマップの作成の必要性。
  • 交通マナー:都市部の自転車走行帯があるが、夏は自転車走行帯、冬は除排雪の雪置場としての利用。学校での自転車マナーの教育の必要性。

(座長)

  • 避難場所に適していない場所があるとあるが、それは確認されているのか。
  • 避難場所になったところが老朽化している可能性は。

(委員)

  • 法的なもの(学校など)はきちんと耐震をしているだろうが、ホテルなどが避難場所になったときにその場所の耐震対策は完全ではない可能性もある。

(委員)

  • 現在、法律に基づき、建物の用途等により耐震化を進める動きがある。

(委員)

  • 災害現場では建築業の人は、自衛隊とともに応援に行くが、災害地との明確な連携が取れていない。連携協定を結ぶことで災害時に市外との連携もとることができるようになるのではないか。

(委員)

  • 行政にこれ以上負担を増やす(期待をよせる)のはあまりよくない。建設業の役割、ノウハウを市民に公開することで理解へつなげていくことが大切。
  • 「この建築物は危ない、インフラには劣化がある」ということを市民に伝える(公開する)ことで、「無駄な建築物を減らしていくべきだ」という認識を市民に植え付けていくことが大切なのではないか。

(座長)

  • 次回は後半の5名の委員の方々に意見をいただき、3回目以降は、それら意見の整理等、ワークショップなどを交えながら、この分科会の提言を修練していきたいと考えている。

(委員)

  • 防災的な面から市の方々がいらっしゃるので、「主として現在、旭川が防災(地震、水害等)の面でどの程度のリスクを抱えているのか」を把握することが大切なのではないか。

(座長)

  • 3回目あたりで情報提供していければよいのではないか。

3 次回の予定

日時

平成26年6月24日(火曜日) 午後6時30分から午後8時30分

場所

旭川市1条8丁目フィール旭川 7階
旭川市まちなか市民プラザ 会議室2

内容

  • 各委員の意見発表 5名(団体推薦委員、公募委員)
  • 課題整理、意見交換ほか

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