旭川市総合計画市民検討会議第2分科会第3回会議の記録

情報発信元 政策調整課

最終更新日 2016年2月24日

ページID 006674

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会議概要

日時

平成26年8月25日(月曜日)午後6時30分~午後8時30分

場所

旭川市1条8丁目フィール旭川 7階
旭川市まちなか市民プラザ 旭川市シニア大学 講座室

出席者

委員9名

青木委員、泉澤委員、太田委員、大橋委員、片岡委員、佐藤委員、鈴木委員、森田委員、吉田委員(50音順)

欠席委員

竹内委員、横田委員

会議の公開・非公開

公開

傍聴者の数

3名

会議資料

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会議内容

1 座長あいさつ

  • 前回の振り返り
  • 第2分科会で検討をする分野の再確認

2 提言発表

提言発表(1)

(委員)

「若者が集まるまちに」

1 [高等教育の充実を][文化の華咲く町]

  • 若者がいなければ旭川に活気はなくなる
  • 旭川に技術者育成の場をつくることが必要である。旭川では家具といった木工が大きな産業の一つである。このような産業の技術者を市が育成することが必要ではないか。市や教育機関、関連企業が連携して自分たちの手で技術者を育成し、旭川の職場に定着させる。システムを持つべき、このように旭川の主要産業を支援していくことが必要である。
  • 若者の能力発揮の場を作る必要がある。漫画やアニメといった作品の発表の場を旭川市で作る。発表の場を作ることでこれらの技術に関わる若者を育て、まちに定住させることができるのではないか。
  • 高等技術を若者に与え、定住するような仕組みを作っていく。

2 [旭川市文化祭月間]の創設を

  • 文化活動を旭川市が把握する必要がある。例えば、旭川市で「文化祭月間」のようなものを設け、いろいろな発表の場を作る。
  • 現在も複数の団体による発表会を行っているが、さらに旭川市と関係団体とが協力する仕組みを作ることで、各団体の活動だけではなく、市が関わる仕組みをつくることで文化の発展も進むのではないか。

3 [旭川市賞]の創設を

  • 旭川賞を作るのはどうか。1年間優秀な活躍をした若者に旭川市として賞を与える。既に新人賞はあるが複数年の成績を見る賞である。
  • 賞を与えるという制度を作ることで、市も若者の成績や活動を把握できる。さらに若者自身にも旭川で生きることへの誇りや希望を持たせることができるのではないだろうか。

4 [連絡協議会]の整備を

  • そのためには市と各団体との連絡・調整を行い、各分野で頑張っている若者を掘り出していくことが必要となる。

5 市民が集える[マーケット作り]

  • 旭川の食べマルシェは単発的に見える。市民の生活パターンに組み込まれるような取組を行う必要がある。「朝市」のような市民が集まる取組を行うことで、生産者側にとって生産への目標が生まれ、旭川をより活発なものにできるのではないか。
  • 長続きする、市民の生活パターンに組み込まれた取組が必要ではないか。

6 [つつじ公園の造成を]

  • 旭川市の花である「つつじ」を積極的に活用していく必要がある。「つつじ」は家庭や地域にはあるが、旭川市の花という認識は薄いように思われる。そのため市で本気になって「つつじ」を咲かす場所づくりを行うべきである。例えば「常磐公園」に様々な種類の「つつじ」を集めることで、「つつじ」を旭川の顔とすることができるのではないか。また、そのことにより人も集まり、商業活動も活発になるのではないか。
  • 文化でも物でも、旭川市は50年先100年先という長い目で考え、ビジョン形成を行うことが必要である。

(委員)

  • 旭川には良いコンテンツが多くあるが、それぞれがバラバラで存在しているため、それらをつないでいくという発想は必要なことである。
  • 学校の設置についてだが、専門学校は全国的に増加の傾向がある。専門学校の増加は子ども一人一人の個性や興味・関心を伸ばすことにつながるが、その一方で医療等は就職はあるが、アニメやダンスなどは卒業後の就職が厳しいという面がある。卒業後の受け皿がなく、結局フリーターになってしまうということも多く起こっている。旭川市でも設置となれば、その後の就職まで考えた教育ルートを考えていく必要があるだろう。

(座長)

  • まちに文化があるかどうかを考えることは漠然として難しいが、一つの指標は「美術館」といった施設があるかどうかではないか。
  • 施設やコンテンツがあったとしてもうまく活用されていない、市民全体にそれらがいいものという認知がされていないという問題もある。旭川市にも文化的なブランドという意味で良いものはあるが、それらをどう市民全体に自覚させ、また外へPRしていくかを考える必要がある。

(委員)

  • 美術館も道立だが、旭川市としての企画を1年のうち何回か行えばいいのではないか。そこで市民の文化活動を披露する場として機能するような企画作りやPRを行うことで、美術館がある意味を市民への理解へつなげられるのではないか。

(座長)

  • 「木」については美術館でも常設展示など、様々企画作りは行っている。
  • 利用者側の「心」や「生活」のゆとりがなければスポーツでも文化活動でも参加できない。
  • 現代では仕事などで忙しい人も多く、子育てや文化活動など参加したい思いがあっても、余裕がないため参加できない。
  • 「文化」がないと人間立っていられない。これらに触れる機会がなければ心の豊かさを育てることができないが、忙しくてできないというジレンマやストレスも生まれる。

提言発表(2)

(委員)

-未来を夢見る成長への手助け-

~ 生涯音楽学習活動推進のための活動について ~

  • 旭川は「音楽のまち」である。由来としては昭和33年の「NHK全国唱歌ラジオコンクール」において旭川市の小中学校が共に優勝を果たしたという歴史がある。
  • 音楽イベントとしては「北海道音楽大行進」という現代のニーズに合わせた音楽の祭典があったりする。
  • 国レベルとしては法律が制定され、平成8年には旭川音楽振興会ができた。このような振興法に則った団体は旭川音楽振興会だけである。
  • 10月1日は国際音楽の日だが、音楽が好きな人以外はあまり知らない。どの分野でも興味がある人は興味があるが、ない人にはないというのが現状である。
  • 郷土の音楽振興を願い望郷の鐘(カリヨン)が買物公園に設置されたが、緊急車両通行の関係で撤去し、現在は総合体育館の前に移動している。今や見たことも聞いたこともない人が多いと思う。現在は故障しているため音は鳴らない。
  • 「望郷の鐘コンサート」、「旭川市新人音楽会」、木楽輪「夢コンサート」などの各種事業を実施している。
  • PMFコンサートは国際的に有名で3つの大きなコンサートのうちの一つであるが、なかなか一般にまで浸透していない。札幌では官民一体で取り組んでいる。旭川にこのコンサートが来ることはすごいことであり代金も安い。若者のために客席を用意してもなかなか人が集まらないという現状がある。PMFは50代から70代が8割で満足度は高いが、若い方にはあまり興味を持ってもらえない。
  • 若者の音楽文化離れの原因としては、パソコンなど楽しみの多様化によるものも考えられる。
  • 旭川は音楽活動は盛んだが、会場の確保が難しいなど、行政からの支援は薄い。熱心な職員がいない。
  • 行政からの支援は、それぞれの団体が精力的に動き、支援を要請しないと受けられないという現状がある。
  • 行政にお願いしたいことは、実情を知ってもらい、音楽文化を一般に溶け込ませるような取組である。
  • 旭川は田舎に比べると人口規模に応じてイベントが多く毎日がお祭りのようなところ。音楽が盛んであることを誇りとすべき。

(委員)

  • 確かに音楽の催しなど一部の人にしか浸透していないような気がする。
  • 市民全体に旭川の音楽活動を知ってもらうために、色々なジャンルの発表ができる場が大切で、知るためのきっかけづくりが必要なのではないか。ライブジャムもあったが、ジャンルは偏りがあった。
  • 大きなまちだからこそ、そうした場所があって人の目に触れ、行ってみるというようなきっかけづくりが必要だと思う。
  • 美術館については、話題を作るような企画作りを行う人が必要ではないか。

(座長)

  • 美術館については、市内の小学生を集めて取り組んでいる実践例はある。
  • ただ、市民全体に知ってもらう活動ではないため、浸透していない。

(委員)

  • 旭川は団体も多いので、行政で全て行うのが難しいのなら、「私たちがやりましょう」と、市民主体で動くのはどうでしょうか。

(委員)

  • 旭川には「美術振興会」という全国に誇るべき組織がある。その中で計画的に活動も行っており、音楽に限らず彫刻も市民レベルでは組織化がなされており活動している。
  • 旭川では、例えば家具や木工も素晴らしく、有名な会社や個人の会社など様々なであり、木工祭もやっているが、やはり興味のない人にとっては「たいしたことない」と、興味の薄いままである。旭川のまちのブランド力はあっても一般にまでなかなか浸透していない。

(委員)

  • カリヨンが花咲のスポーツ公園にある状況では、市民が耳にする機会はない。なぜ駅周辺整備に合わせて移転できなかったのか。
  • 音楽振興の一環として、市民から市に働きかけて旭川の駅前にカリヨンを戻すべきではないのか。駅前であれば市民の多くがカリヨンを目にしたり、耳にしたりできるはずである。市として是非カリヨンをもう一度駅前に設置してほしいと思う。
  • PMFコンサートに若者が集まらないということについて、教育委員会で学生を集めるよう取組を行うべきではないか。子どもが5,000円も払うのは厳しいので教育委員会でコンサートに招くような取組があれば行くと思う。
  • 市としてこうした活動に対して市民の目を向けさせる姿勢が不足しており、努力不足というような印象を持つ。旭川市の文化振興は、個々の団体の努力でしかなく、結局興味のある市民しか目にしない。そこを何とかするのは、大きく見られる行政や教育委員会だと思う。

(委員)

  • カリヨンの駅前設置については、実際に要望を出せば検討してもらえると思う。呼びかけを行うと実現するのではないか。

(委員)

  • カリヨンは1,500万円で、現在故障しているのだが、オランダ製のため基盤がなく、修理するのがなかなか難しい。

(委員)

  • 音楽振興会のことも、カリヨンについても自分も含め、教員が知らないということが決定的な問題。知らないので子どもに教えることや興味・関心を持たせることもできない。横の連携というのがやはり必要である。
  • 音楽振興のためには何が必要になると思うか。その辺を具体的にすると提言につなげていけると思う。

(委員)

  • 音楽振興に関しては、箱物は文化会館があり、公会堂もリニューアルして良くなったが、旭川には十分使えるだけのホールはある。
  • 男性より女性が活躍している。女性の感性が豊か。コンサートなどでは女性が6割で、トイレが不足するので、施設の作り方も現状に合わせる視点も重要である。

(委員)

  • 食べマルシェのような様々なジャンルの集まる音楽イベントなどは必要か。

(委員)

  • 企画する側としてはなかなか難しい。

(座長)

  • 文化活動などは、ヨーロッパなどでもそうだが、市民が「支える」という形が基本となる。
  • 今の旭川ではこの「支える」という意識、文化が十分に根付いていないのではないか。こうした意識作りは教育によるところが大きい。
  • 音楽や美術などは受験に関係のないものと捉えられ、大切にされない傾向があるので、是非教育の現場で、これらの「心の栄養」となるような取組や体験を大切にしていくようにしていってほしい。
  • クラシックを聴いたことがないと思う。一流のクラシックと言われても実感が伴わない。小さいことから一流に親しむ体験を積み上げていく、草の根的な事業を開発していくことが重要

(委員)

  • 学校でも毎年、札響の鑑賞会という機会は設けている。

(座長)

  • 実際に取組を行うだけではなく、先生が鑑賞会までにどのような仕掛けを作り、子どもの興味・関心を促すかも考えていく必要がある。

提言発表(3)

(委員)

「スポーツ・レクリエーション~健康寿命の向上を目指しての体力・気力の維持管理に向けて~」

  • 若いうちからスポーツに取り組むことは、生き方を考えることや、寿命の延長などにつながる。
  • 日本の男女の「平均寿命」と「健康寿命」には差が生じている。「健康寿命」とは介護を受けたりせず自立して生活できることを指す。この「平均寿命」と「健康寿命」との差を見てみると、女性の方が病院に入る人が多いのではないかということが読み取れる。「平均寿命」が伸びたのは高度な医療などの理由がある。
  • 「平均寿命」と「健康寿命」とのギャップを縮め、いつまでも健康で生きていくためには若いうちから運動、体を動かすことがが必要である。
  • ボケ防止にむけての3つの教え、「教養」~今日、よう(やること)があること、「教育」~今日、行くところがあること、「教食」~今日、食欲があること。
  • ワーキンググループの資料では、旭川ではスポーツに関連する施設が充実しているという記述がある。しかし、実際には屋外競技の施設ばかりで、旭川には屋内競技の施設の数は本当に少ない。屋内競技に打ち込む子どもたちの環境が不十分である。ある程度の予算をかける必要がある。
  • まちづくり市民意識調査によると、今後のスポーツ施設整備の重要度について、重要と感じている割合は、79.4%になっており、個別意見では、施設の有効活用や改善、体育館など気楽に利用できる施設が欲しいという声が多い。
  • 旭川では屋外競技と屋内競技の団体は40団体でほぼ半分の割合で存在するが、屋外の施設はある程度完備された。しかし、冬には屋外競技の団体が屋内にくることもあり、施設をなかなか満足に利用できない。5年前には施設利用の抽選のため、夜通しの場所取り合戦が起こったこともある。今はフリーの抽選だが、場所の問題は解決していない。総合体育館は、大会等では1回しか利用できないので、東神楽や比布などの施設を利用している団体もある。
  • アリーナで3,000人の大会を夏場に行うが、本当は冬場にやりたいが施設が不足しておりできない。
  • 東光スポーツ公園の基本理念「スポーツを日常的で身近なものにする」「誰でもがスポーツを楽しむ機会を増やす」「より身近に、より楽しく、より健やかに」とある。メイン野球場等が整備され、今年サッカー場2面が整備されたが、屋内の施設ができていない。平成32年までには出来るという計画だが、東京オリンピックが開催される年なので、できれば前倒しで複合型の体育施設を作って欲しい。
  • 旭川には屋内のスポーツ施設は6か所しかない。後は学校などであるため、大規模の大会などを行うには適していない。複合体育施設を新しくつくったとしても管理・運営は民間で対応できるので検討願いたい。

(委員)

  • 子どもがバレーをやっているが、練習の場所が足りないということは確かにその通りだと思う。場所の取り合いで練習時間も少なくなってしまうということが起こる。
  • 一流の選手を育てることやプレーを見て希望を育てることが重要。この旭川から有名な選手が色々な分野で出て欲しいと思う。
  • 問題としては練習の場所が本当に足りない。小学校では負担が大きいということで貸してくれない。開放時間が短いことや、指導者・管理者不足といったことが悩みの種である。これらの解決によって底辺が拡大し、選手が育っていくと思う。あるものを使うということでいけば、小中学校を貸し出ししてもらえれば良いし、担当を付ければと思う。

(委員)

  • 学校を一般開放することについて、中学校では部活動があるためほぼ無理である。また小学校では有料での貸し出しが行われている。有料になったが、特例として少年団は無料となっている。
  • しかし、小学校の体育館でもやはり場所を取る際に抽選が行われる。また7時から9時までの利用を行っているが、管理については学校側が外部に委託している。4時から6時だと教員が管理担当者としてつかなければならないが、それはなかなか難しい。

(委員)

  • 学校側としても一般に貸したい気持ちはあるが、管理の問題がある。利用中の管理だけでなく、利用後にも点検など仕事があり、なかなか安易に貸すことはできない。また、グラウンドについても事故があれば学校だけでなく市の問題になってしまうため難しい。
  • 子どもが気軽に練習ができたり、自由に遊べる場を提供するシステム作りは必要であると思う。

(委員)

  • グランドの開放は野球やってて危ないなど、管理してくれる人が別にいれば利用の面で改善ができるのではないか。

(委員)

  • 学校単位でしか少年団が作れないというシステムになっている。この点は改善を求めている。

(委員)

  • 今は子どもが減っている時代なので、団体も消えていっている。

(委員)

  • 子どもが減っているのだから、学校といった枠にこだわらず、地域単位で少年団を作っていくことも必要ではないか。

(委員)

  • その競技連盟が取り決めればいいのだが、行っていない。要望を出してもなかなか変わらない。

(委員)

  • 音楽に関しても、活動が下火になったのも子どもの数が減少しているにもかかわらず、学校単位でしか団を作れないからである。

(委員)

  • 中体連でも学校単位でない複合チームの学校は、全道大会までで全国大会に出場ができないという現状があるので、そうしたことに対応したことを考えていく必要がある。

(座長)

  • 発想の転換が必要ではないか。オリンピック選手を輩出することも大切だが、昔のように全国大会といった目標にこだわらず、健康の維持や生涯教育の視点を持ち、現代のニーズに対応して新しい方法を模索していく必要がある。

(委員)

  • スポーツ振興に関しては、施設を作るべきであるという点を強調したい。

(座長)

  • 予算の面で、市に説得を行うには現代では医療費に多く予算を取られているという減少があるため、スポーツ振興で健康維持ができれば、資産は難しいかもしれないが、医療費を削減できるという視点を使うことも有効ではないか。

(委員)

  • 学校の授業でもスキー授業が減っていたり、豊岡にスケート場もあるが、なかなか利用者少ないというようにウインタースポーツ場慣れがだんだん少なくなってきているので、スポーツに親しむ機会の増が求められる。

(座長)

  • 親のゆとりの問題もあるので、早く仕事を終えて子どもと遊べる社会にしていくことも重要。

提言発表(4)

(委員)

「より良いまち」づくりのために

  1. 旭川に愛着、誇りをもつことのできる生徒
  2. 人間性豊かな子どもを育む
  • まちづくり市民調査の結果「学校教育の内容が充実していて子どもが個性や能力を伸ばすことができる」と「家庭・学校・地域の連携が図れるなど子どもが健全に育つ環境が整っている」という二つの項目がマイナス評価になっている。
  • 今後何が重要かという項目については、回答をみるとこの二つが求められている。
  • 年代別の傾向として、現役の子育て世代は「学校教育の充実」に対して否定的な考えである一方で、高卒のすぐ後の世代では満足度が比較的高い。
  • 学校では内容のしっかりとした教育活動を行っているため卒業すぐ後の世代は肯定的に捉えているが、保護者にきちんと伝わっていないためこのような結果になっていると考えることができる。親の目線でいえば子どもにしっかりとした教育を受けさせたいという気持ちも大きくなるという側面も考えられる。
  • 学校と保護者との連携や家庭内でのコミュニケーションの希薄化が読み取れるのではないか。
  • 連携に関する「子どもが健全に育つための環境が整備されている」の項目に関して、18~29歳は否定的な回答を行っている。子育て真っ最中の世代は肯定的な回答を行っている。
  • 学校ができることとして、「内容の充実」について、基礎学力、自ら学び考える力、児童生徒の実態に応じた特色のある活動を考えていかなければならない。
  • 「子どもが個性・能力を伸ばしていくこと」については。問題解決型の学習、キャリア教育、体験活動など様々な手立てで学校として子どもと向き合っていく必要がある。
  • 子どもが健全に育つといった連携の面では情報の連携、行動の連携が必要である。地域人材の活用、地域に活動の場を求める、といったことを共に行っていく必要があるのではないか。
  • 健全な児童生徒の育成というところで、豊かな人間性を培っていくために、ボランティア、自然体験といった体験活動、自然、歴史、文化、郷土を愛する気持ち、誇りに思う気持ちを育んでいく、いじめのない安心して学べる場を作っていくこと、これらが学校にできること
  • 学校ができることは学校は法令の中で真摯に努力すべきことと、学校が家庭や地域と連携していくことでできることの二つに分けられる。
  • 旭川市をより良くするという視点については、連携する中でどのように豊かな人間性を育てていくかという観点から考えていく。
  • より良いまちとは何かと考えた際に、どのような子どもを育てていくのか。この点について人間性豊かな子どもの育成と、旭川市に愛着・誇りをもつ子どもの育成が必要ではないかと考えられる。
  • 学校家庭地域が相互に関わり合っていかなければ、豊かな人間性を育てることは難しいだろう。
  • 人間性が豊かな子どもの育成という観点では、地域を学ぶ、地域に学ぶ。地域で学ぶという活動を推進していく必要がある。これらの活動推進のために新たに人材や施設を探すというのは容易なことではない。
  • 今後の課題としては、地域資源に関する情報を集約していく必要がある。またこれらを活用するには金銭的な面でも問題が発生する。移動費であったり子どもへの保険であったり、金銭的な負担は生じる。
  • 連携のためにどのような取組を行うか。学校便りを直接渡したり、回覧板で回したりといった取組や授業公開なども行っている。積極的に情報発信を行う必要と、参加し学校が何をしているかを見てもらう必要。またそこで意見をもらえると地域に根差した学校づくりも行えるのではないか。
  • 子どもを取り巻く問題は、学校だけで解決できないものも多い。そのため家庭や地域でも子どもの現状や課題について把握してほしい。そうした研修を広く行い理解を深めることで、子どもを安全な環境で育てていくことができる。
  • 北海道教育委員会が発表した、子どものインターネット利用状況の調査結果について。今の高校生は中学生からインターネットを利用したという回答が多い。しかし今の中学生は小学中学年から高学年での利用者が多い。時代によって指導すべき時期も変化している傾向が見られる。
  • 問題や課題に対して家や学校だけではなく、大人がまちぐるみで対応していくという意識作りが必要ではないか。
  • 課題としては市民の意識をどのように高めていくかである。

(委員)

  • 兵庫県では「心の教育」のため体験活動を進めており、成果を上げている。体験活動を行うには学校だけではできないので、地域や家庭の協力を仰がなくてはならない。
  • (他の委員へ質問)旭川市の学校は保護者や地域に開かれていると思うか。

(委員)

  • 地域に開こうとしてはいると思うけど、なかなか難しいのではないか。何かをやろうとすると、地域や親への気遣いでなかなか新しいことはできていないように思う。

(委員)

  • 旭川では学校が開かれていないという意識を持っている人が多い。実際に子育て世代になり、視野が広がってくると、他の地域ではもっと学校が開かれているという情報を知り、旭川と比較することがその要因だと思う。
  • 学校評価に関しても、実際に行っても保護者にとってはなかなかマイナスなことは書きづらいというのが現状である。そのため旭川でも地域に開かれた学校づくりを他の地域にならって進めていく必要があるのではないか。

(委員)

  • 漠然とした話ではなく、具体的な地域の成功事例を具体的に挙げて説明をしてほしい。今日は時間がないが。

提言発表(5)

(委員)

(欠席のため、資料を座長から読み上げた。)

<私が旭川市にたいして、思う事、考える事>

書面で失礼とは思いますが、日頃思う事、一言二言のべさせて頂きます。

私も東京から戻り約20年近くになりますが、故郷に戻ってすぐ感じたのは、ハード面はかなり変わっていましたが、ソフト面はあまり変化していない・・・が第一印象でした。日本社会はこの何十年間で大変革をしていますが旭川はあまり変化していない、いや変化は目指しているが、それが現実に形にならない・・・そんな時間を経過してきたと思われます。

ただ毎日を少しずつ消費している街で、体力も少しずつ削られて行っているのではと感じます。

木に例えますと、枝葉の部分に力が入り、肝心な幹が見えません。土台となる幹をしっかりと作り上げ、それと共に枝葉も考えていく事が弱いのではと思いますが。

旭川の恒久的なコンセプトは何かはわかりませんが、その街には必ずやあるはずです。それがないと街作りはできないはずですが。たとえ、やったとしてもバラバラで、街の流れも無く点だらけになり、これが旭川・・といえる統一感がまったくなくなります。現在旭川は極端に申したらそのような街かと感じます。

基盤となる産業を安定させ、強くして行き、それと同時に旭川の特徴、特性を広めて行く努力をしていくことが、本当は筋かと考えます。

企業は人なり・・と言いますが、旭川も行政も市民も人なりです。意識の向上、豊かな創造性、鋭い感性がないとなにを考えても無駄な経費が出て行くばかりで、全国に誇れるオンリーワン旭川は難しく、いつまでたっても空回りの状態が続くと思います。

基本的に旭川は優れたところが沢山あると考えますが、それが活かしきれないのは、やはり人かと思いますが、幅広い知識、マクロ的な見方、斜めから切り込む創造性、専門家も大切ですが、今はそれに横の物事を柔軟に発想できることが、必須です。

旭川は全国でも有数の安心、暗然な街かと思いますが、本州の方は地震はあるは、水害はある中で人々は仕事もハードにこなし、災害にも忙しく対処して大変かと、その点旭川は仕事をして行くだけでいいはずで、余力は 残っているはずですが。人間生活の基礎となる安全・安心な街は皆が望む大切な生活の基盤となります。ここらにもキーワードがあると考えますが。とにかく、もう一ランク上の人作りが急がれると思います。

今更、遅きですがこれからの子供達、孫達に少しでも人間味のある、なにより夢と活気、活力のある旭川を期待しています。

私が大変不思議に感じていることは、なぜ常磐公園を核として買物公園から駅迄の逆の流れを考えないのか、まして駅裏に同じような広場を作り、意図が判りかねます。駅から流れを・・ではなく、常磐公園には川、緑、文化施設、池、大きな広場などがあり、そこに商業施設、子供達、家族が遊べる施設等を新たに作ることで市民がまず行きたくなるような魅力いっぱいのゾーンを提供し、そこから7条から文化の香り、室内の家族が楽しめ、お年寄り夫婦も、喜んでもらえる施設等、5、4条~宮下までは食べたり、飲んだりそしてショッピングが出来るゾーンを。買い物公園は旭川の中心です、ここだけは何事にも決して妥協はしないで、創造あるゾーンを作り上げて頂きたいと思います。

イベントで人々を集客するのは、一時的ですので容易かと。いつの日も人々が常に往来するような活気溢れるゾーンを考えるのは大変で、簡単ではありませんが、そこを是非クリアーして買い物公園の新しい時代に合った形を強く望みます。

今こそ、民度・文化度をアップしこれからの時代に生きるためにも官民一体の協力と一人一人の努力と危機感を持つことが急務かと考えます。

私にはあまりストレスがない具体的提案・・・は難しいですが。

三浦綾子記念文学館は全国に今一度発信する価値は十分にあると思います。

文学館も素晴らしいですが、それを囲むようにある、みどり豊かな外国樹見本林の圧倒的なインパクトです。このような、素晴らしいロケイションは全国には有りません。中心街からも近く、また三浦綾子文学も本州方面で人気が出て来ていますし、手を加えれば大きな旭川のスポットとなると思います。

見本林は林野庁の管轄下にありますし、文学館も市とはあまり関係がないと言う事で難しいですが、見本林を整備し、今少しの付加価値をつけることで、四季折々の顔を、今はお年寄りが多いときいていますが、子供から大人までが、遊んだり、ゆったり出来る空間作りによりストレス社会の現代には、なくてはならない癒し、自己発見、人生のすばらしさ等を感じられる場所となるはずです。

失礼な言い方ですが、文学館に行かない人でも見本林に行ってゆっくり、のんびりしたい、それでも人々がどんどん動けば、活力が街に出てくるはずです。動物園も今は確かに人気ですが、全国の動物園の動きによってはどうなるかは判りません。その点、ここはオンリーワンです。国道237もあり美瑛、富良野も身近です。本気の企画を作成し、実行すればこの先恒久的に人を集める場所になると思います。

安全、自然志向が高まる中ぜひ、ご検討頂きたいと思います。市と文学館の関係も簡単ではないみたいですが、今旭川になにが必要かを考えたなら困難も超えれるはずと考えます。言いたい放題書きまして申し訳ありません。あくまでも、旭川を想う一市民の素人の意見でございます。

3 本日のまとめ

(副座長)

  • かなり極端な提案をした方が良いのではないか。例えば、まち全体でノー残業デーを設定すると皆家に帰って家族と触れ合ったり、文化スポーツ活動ができるのではないか。
  • 旭川独自で学校単位のチームづくりをやめてしまって、トップアスリートを目指すようなことを考えても面白いのではないか。

(副座長)

  • とんがった意見というのも面白いかもしれない。

(座長)

  • この前の座長会議(代表者会議)では、どうせ上に行けば行くほど丸められるなら、どうせ採用されないなら、思い切ってとんがった意見を出しても良いのではないかという話が出ていた。「絵に描いた餅」で終わるなら好きなことを言わせてもらおうというのも良いかもしれない。最終的には、自分のどんなまちにしたいのかというのが基盤になるので、次回有意義な時間を持てたらと思う。

4 次回以降の予定について

  • 次回最終回になる。まとめの作業になる。KJ法を用いてまとめる予定だが良い方法があれば提案してほしい。
  • 次回は、平成26年9月12日(金曜日)午後6時30分から同じ会場で行う。 以上

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