あさひばし 平成28年7月号「市長随想」

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2016年7月15日

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市長が、旭川のまち・人・物などについて思うことをお伝えします。

アイヌの人たちが培ってきた文化や歴史を、次の世代に

ムックリを演奏しているアイヌ民族の女性のイラスト

7月中旬を迎え、旭川は夏本番です。山や川、海など自然の中でのレジャーが楽しい季節ですが、遊びに出掛ける皆さんには、事故やけがなどに気を付けて、北海道の短い夏を満喫していただきたいと思います。

北海道の山や川には、十勝岳や忠別川など、アイヌ語が語源となった名称を持つものが少なくありません。道内各地に先住していたアイヌ民族は、狩猟採集を生活の基本とし自然と共生しながら、言語をはじめ食事や踊りなど、独自の文化を育んできました。アイヌ語由来といわれる様々な地名の意味を調べてみると、アイヌの人たちが自然をとても大切にし、その恵みを得ながら暮らしていたことを想像できます。

近年、ユネスコがアイヌ語を消滅の危機にある言語と認定するなど、アイヌ文化の維持・伝承が大きな課題となっています。

市内には博物館などアイヌ文化を学び、体験できる場所があり、今年100周年を迎えた川村カ子トアイヌ記念館では、様々な記念事業も予定されています。アイヌの人たちが自然の中で培ってきた文化や歴史を、私たちが暮らす地域の財産として、しっかりと、次の世代につないでいきたいと思っています。

      西川 将人

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