新庁舎建設基本構想案への意見を募集しています

昭和33年に建設された総合庁舎は、老朽化や耐震性の不足といった課題を抱えることから、新庁舎の建設が必要と判断し、庁舎建設の基本的な考え方を示した「旭川市新庁舎建設基本構想案」を作成しました。今回は、この基本構想案について、市民の皆さんの意見を募集します。

現庁舎の現状と課題

現在の庁舎は、次のような課題を抱えています。

• 総合庁舎と第三庁舎は耐震性が著しく不足しており、大きな地震で倒壊する危険性が高い
• 総合庁舎・第二庁舎・第三庁舎など、庁舎が6つに分散している
• 庁舎が狭く、待合スペースや相談スペースが確保できていない
• 建物や設備が老朽化しており、維持や補修に経費が掛かる
• 災害時の物資備蓄場所や非常用発電装置等が確保できていない
• 来庁者用駐車場が不足している

これらを解決するためには、新庁舎の建設が必要であると考えました。

基本構想案作成までの経緯

平成25年度に実施した市民懇話会や市民アンケートでは、庁舎の建替えに前向きな意見が多く寄せられました。同27年度には、関係団体との意見交換や市民の皆さんとのタウンミーティング、議会からの意見や審議会からの答申をいただき、これらを踏まえ、基本構想案を作成しました。

新庁舎の基本理念

新庁舎には、従来機能の向上はもとより、図のように新たな機能を加え、基本理念を「市民でにぎわい、親しまれるシビックセンター」としました。

新たな機能の付加↓
市民活動の支援：市民の活動の拠点や集いの場を整備
旭川らしさの発信：旭川の魅力を内外に発信する機能を整備
基本理念 市民でにぎわい、親しまれるシビックセンター
市民の利便性と職員の事務効率が向上する機能的な庁舎
従来機能の向上↑

新庁舎の建設場所

新庁舎の建設場所については、現庁舎周辺エリア（総合庁舎敷地と第三庁舎敷地）買物公園エリア（4条以北の買物公園沿いの1区画）北彩都エリア（宮下通11・12丁目の14・15街区）の3つの候補地について、これまでに寄せられた様々な意見を踏まえ、比較検討しました。
その結果、次のような点から、現庁舎周辺エリアを建設場所として選定しました。

• 幹線道路やバス停留所からのアクセスが良く、来庁者用駐車場が確保できる
• 市民文化会館などの周辺公共施設との相乗効果による、にぎわいづくりが期待できる
• 敷地の安全性が高く、災害時の防災拠点として適している
• 耐震性に問題のない第二庁舎や周辺の民間ビルなどを活用することで、建設費用などの財政負担を抑制することができる

必要面積と建設工事費

新庁舎には、次のような機能を備えることを想定しており、およそ3万6千平方メートルが必要となります。

• 行政事務機能
• 議会機能
• 市民活動・市民交流支援機能
• 情報発信・シティプロモーション機能
• 災害対応機能
• 民間窓口機能
• 利便施設機能（金融機関など）

こうした機能を持つ新庁舎建設に掛かる事業費のうち、建設工事費は120億円を想定しています。これは、3万6千平方メートルから、耐震性が確保されているため引き続き使用する、第二庁舎の面積を差し引いた3万平方メートルを想定面積とし、他都市の建設事例を参考に床面積1平方メートル当たりの建設単価を40万円として算出したものです。
今後さらに、事業費削減に努めるとともに、工事を段階的に行い、財政負担や工事発注の平準化について検討していきます。

今後の進め方

今後も、皆さんからの意見をいただきながら、今年度中に基本構想を決定し、来年度は設計に反映させる具体的な考え方を示す基本計画を策定し、早期建設に着手できるよう取り組んでいきます。
詳細 管財課 電話25・7597

小・中学生が描いた夢の市役所は？

「あったらいいなこんな市役所」をテーマに、小・中学生を対象に実施した絵画コンクールの金賞受賞作を紹介します。
小学校低学年の部

北海道教育大学附属旭川小学校3年生 松本悠理乃さん
小学校高学年の部

千代田小学校6年生 向田華凜さん
中学校の部

愛宕中学校1年生 内田敦大さん
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