カラスの威嚇行動から身を守る

情報発信元 環境総務課

最終更新日 2022年4月1日

ページID 002791

印刷

カラスの「警告」を察知する

カラスの威嚇行動は、そのほとんどが巣や幼鳥から人を遠ざけることが目的です。
人に接近することはカラスにとってもリスクが高いため、人の頭を蹴るなど直接的な行動をとる前に、
様々な方法で「警告」を発しています。
それらに気付くことができれば、その場を迂回するなどの対策をとることができます。

  ハシブトガラスが攻撃にいたるプロセスの図1

ハシブトガラスが攻撃にいたるプロセスの図2

(ハシブトガラスが攻撃にいたるプロセス)

  1. 敵(対象)が来るとまずは注意して見ている。
  2. 自身の存在を誇示するために大きな声で鳴く。
  3. 敵(対象)の頭上を鳴きながら旋回して威嚇する。
  4. とまり木にくちばしをこすりつける。
  5. とまり木の小枝を折る。
  6. 枝や葉を落とす。
  7. ガッガッと濁った声を出す。
  8. 後ろから脚で蹴る。

カラスの「威嚇」をやり過ごす

カラスの威嚇
  • カラスが人を威嚇するときは、必ず後方から飛来します。
  • 攻撃は一瞬の出来事で、頭部を脚で蹴って飛び去ります。
  • クチバシごと飛び込んで来る肩に止まって何度もつつく

ことはありません。

カラスの威嚇のやり過ごし方
  • 威嚇が激しい場所では、傘をさすことで頭部を蹴られなくなります。
  • カラスは後頭部を隠されると、狙う場所を見失います。
  • 片腕を真上に上げることでも、同様の効果が得られます。

(補足)翼が腕に当たるのを嫌うためです。

その他の対策

威嚇の原因物を作らせない

  • 「ボソ」は見通しの良い木を、「ブト」は見通しの悪い木を好む傾向があります。
  • 共通点は、すり鉢状の巣を安定させやすい枝があること。
  • こうした枝を剪定することで、カラスは巣を作りにくくなります。造園業者さんなどに相談してみましょう。
  • 剪定できない場合は樹木にテグスを張るのも効果的です。 ※なお、張ったテグスについては、日常の管理を行い、廃棄する際は適正に処理してください。

威嚇の原因物を撤去する

  • カラスは守る対象を失ってしまうと、人を威嚇しなくなります。
  • 巣を撤去する、または卵や幼鳥をその場から取り除くことで「守る対象を奪い去り、子育てを諦めさせて威嚇を防ぐ」ことができます。しかし、一時的には効果が期待できますが、時期によっては巣作りをやり直すことがあります。
  • 「人にいじめられた」記憶を持つカラスは、翌年以降の威嚇行動がより激しくなるなどと言われています。特定の人物が狙われるようになるなど、状況を悪化させる場合もあります。
  • カラスの巣は「野鳥が飛来して作ったもの」です。撤去したい場合は、土地の所有者が自ら駆除業者等に依頼してください
  • 次の公共施設等に巣がある場合は、管理者が対応しますので、管理者に連絡してください。

公共施設等に関する相談連絡先

巣がある場所
 

連絡先

電話番号
街路樹(国道)

北海道開発局旭川道路事務所

0166-61-0136

街路樹(道道)

北海道上川総合振興局
旭川建設管理部

0166-26-4461

街路樹(市道)

旭川市土木事業所

0166-36-2244

公園
 

旭川市公園みどり課
(指定管理者 旭川市公園緑地協会)

(指定管理者 旭川公園管理センター)

0166-25-9705
(0166-52-1934)

(0166-74-8005)

電柱・送電鉄塔
 

ほくでんネットワーク旭川支店

0120-06-0124

(補足1)

  • 自宅の庭の樹木にできたカラスの巣の撤去などは、その土地の所有者にて行う必要があります。

    (補足2)

  • ほくでんネットワークでは、停電防止のため、電柱に作られた巣の撤去を実施しています。電柱にカラスの巣を見つけた時は、上記連絡先にご相談ください。

       www.hepco.co.jp/network/stable_supply/efforts/nest_prevention/index.html(ほくでんネットワーク カラスの営巣防止に関するページ)

人への警戒心を薄れさせない

  • 「ごみステーションを荒らす」ことが、カラスが嫌われる一つの理由となっています。しかし、餌の確保が死活問題の野生動物にとって、人間が捨てる生ごみなどは「餌」です。食べられる状態で「ごみ」が放置されていれば、集まってくるのは当然です。ごみ出しのルールを守りましょう。
  • ごみステーションに関するカラス対策については旭川市クリーンセンター(36-2213)へご連絡お願いします。
  • ハトやカラスを餌付けしている場面を見かけます。こうした行為は人への警戒心を薄れさせ、より激しい威嚇行動へとつながります。餌付けはやめましょう。

カラスを挑発しない

  • 繁殖期の威嚇は、近くに守る対象があるためです。棒を振り回す・石を投げるなどしても追い払いの効果はなく、周囲の人にとっても危険です。やめましょう。
  • カラスは自分をいじめた相手を、その特徴(顔や服装)とともに覚えます。いじめた本人だけでなく、顔や服装が似た別人が狙われる場合があります。やめましょう。

お問い合わせ先

旭川市環境部環境総務課

〒070-8525 旭川市6条通9丁目 総合庁舎8階
電話番号: 0166-25-5350
ファクス番号: 0166-29-3977
メールフォーム
受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)