福祉用具コーディネート事業について(報告)
福祉用具コーディネート事業について(報告)
平成23年度に、緊急雇用創出事業を活用し、次のとおり福祉用具コーディネート事業を実施しました。
1 事業概要
旭川市日常生活用具給付事業により、本市職員が過去に給付歴のある者又は新規で身体障害者手帳の交付を受けた者の自宅を訪問し、使用状況等の調査を行い、身体状況等に適した福祉用具についてのアドバイスを行った。
これにより、障害者の更なる日常生活上での便宜向上及び日常生活用具給付実態を把握し、給付事業の適正化を図る。
2 事業期間
平成23年4月1日から平成24年3月31日まで
3 担当職員
福祉用具専門相談員1名、福祉住環境コーディネーター1名
4 実施内容
1 日常生活用具の給付を受けたことがある者へのアドバイス等の実施
平成8年度から平成23年度に日常生活用具の給付を受けた者の中から対象者を抽出し、自宅を訪問した。日常生活用具の使用状況や給付を受けた動機等の聞き取り調査を行った上で、日常生活用具の制度説明や現在の身体状況・住環境から必要と考えられる福祉用具についてアドバイスを行った。
2 新たに身体障害者手帳の交付を受けた者へのアドバイス等の実施
平成23年度中に新たに身体障害者手帳の交付を受けた者の中から対象者を抽出し、自宅を訪問した。日常生活用具の制度説明等を行った上で、必要と考えられる福祉用具についてアドバイスを行った。
5 結果について
報告書(PDF形式:243KB)を作成しましたので、ご覧ください。
6 結論
訪問活動の結果、概ね日常生活用具が有効活用されていることがわかったが、一部利用者の身体状況や環境等に適していないものがあったため、結果報告書に記載した対策例を参考に今後事業の適切な執行に努めていくことが望まれる。
日常生活用具の給付申請及び相談時については、利用者の身体状況のみではなく、家庭環境等についても聴き取り、適切な助言を行うことにより、利用者にとって納得のいく給付となるよう努めていく必要がある。
利用者に対し、日常生活用具給付事業の説明や、給付対象となる可能性がある福祉用具についての説明を行った結果、新たな給付に結びついた事例があり、今後、利用者に対する本事業の周知方法について検討を行う必要がある。
その他、要望・意見等に基づく改善については、対応を検討していく。