初期研修プログラム(小児科)

最終更新日 2016年2月24日

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初期研修プログラム

小児科

科の概要

当院小児科は、固定医は4人(小児科専門医は4人)、ベッド数は10床と新生児2床、病棟は耳鼻科・内科との混合病棟、入院患者数は年間約1,000人であり、全国の多くの地方病院小児科と同様に小規模といえます。大都市の3次病院小児科の症例数の多さには比べようもありませんが、一般小児科医が日常よく遭遇する病気に関しては十分な経験ができます。初期研修医がよくある子どもの病気をじっくり経験するには、むしろ良い環境といえるでしょう。また当院では先天性心疾患の手術がコンスタントに行われており、子どもの心臓病を経験できる数少ない研修病院といえます。
小児科医師の写真
当院のプログラムでは、初期研修の2年目に2ヵ月間小児科を経験することになっています。つまり、すでに内科、外科、麻酔科を1年間回っていますので、医師に必要な基本的技量を研修医はある程度身に付けています。小児科研修の初日、私は研修医に次のように話すようにしています。「主治医になったつもりで働いて下さい。上司の指示を待って指示通りに動くのではなく、まず自分自身でよく考えて下さい。ただし、分からないことや自信のないことは必ず我々に相談して下さい。どんな初歩的なことを聞いてもかまいません。主治医というのは、患者さんのことを一番よく知っている人であり、患者さんのことを一番よく考えてあげられる人です。例えば喘息発作で入院した人がいたとしたら、単に発作を治療するだけではなく、なぜ発作を起こしたのか、退院後の予防的治療をどうするかなども考えて欲しいと思います。」難しい病気や重症例を受け持ってもらうことはほとんどありませんが、家族へのムンテラはしてもらっています。また、小児科に入院している患者さんは、主治医でなくても自由に診察したり、カルテを見たり、ディスカッションしてよいことになっています。小児科診療において採血・点滴は最も大切な技術ですが、2ヵ月の研修でかなりの自信が得られると思います(個人差はあるでしょうが)。
小児科以外の医師は、小児科は難しいと考える人が多いようです。子どもは症状を語ってくれないし、泣いたり暴れたりで診察にも協力してくれません。病歴聴取、現症の取り方、鑑別診断などが難しいと考えるようです。しかし小児科医は、子どもの方がよほど分かりやすいと皆思っているはずです。2ヶ月間小児科を経験すれば、この辺りの意味が実感として理解できるのではないでしょうか。そして、小児科はほとんどの患者さんが元気に退院できるという、やりがいのある科であることもお分かりいただけるでしょう。
これ以上書き続けると、小児科への勧誘文書になってしまいますので、この辺で終わりにしたいと思います。
皆さんのお越しをスタッフ一同お待ちしております。

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