初期研修プログラム(眼科)

最終更新日 2016年2月24日

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初期研修プログラム

眼科

科の概要

眼科は病床数5床で、1名の常勤医で診療を行っている。外来は1日約50名、手術は白内障が主で1週間に5例行っている。旭川市内では日帰りの白内障手術が主流で、当院では日帰りでは対応が難しいような合併症を持つ患者さんや高齢の患者さんが紹介されてくる。人手不足のため眼科の研修医は現在募集できない状態で、研修希望者には道内一の眼科機械・設備を有する旭川医大での研修を薦めている。
眼科の医師の写真

今日まで20年間の白内障・屈折矯正手術の変遷

20年前の白内障手術は、強角膜を13ミリメートルほど切開し水晶体を押し出す手術だった。当時のドクターはこの手術を完遂することができれほぼ一人前と評価されていた。15年前にはこの術式にかわり超音波による水晶体の破砕吸引が主流となり、切開創も4.1ミリメートルとなった。その後超音波白内障手術装置のIT化が進み、現在では2.4ミリメートルの切開創からの手術が可能となっている。
より良い裸眼視力をもとめて、15年前にエキシマレーザーによる近視の手術の治験が旭川医大で行われた。この術式は、角膜の上皮を機械的に剥がすため術後の疼痛を伴った。10年前に角膜を2枚に下ろすマイクロケラトームが開発され、LASIK(レーシック)がひろまった。白内障手術においても前世紀ではそれほど注目されなかった多焦点眼内レンズが脚光を浴びることになった。多焦点レンズが一世を風靡するかのように思われたが、その値段が高額で保険適応とはされず、あわせて今の不況のため熱は冷めてきている。最近では多くの患者に恩恵を及ぼすトーリック眼内レンズが開発されている。わが国でも既に保険診療での実用が行われているが、導入には新たな設備も必要となり、急速には広がってはいない。
10年、20年で、白内障の治療だけではなく緑内障、網膜疾患も激変している。今後の研修医の方々もその時々の変化に対応していかなくてはいけません。研修される方の健闘をお祈りいたします。

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