初期研修プログラム(泌尿器科)

最終更新日 2016年2月24日

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初期研修プログラム

泌尿器科

科の概要と研修体制

泌尿器科は病院502床のうち22床を担当しており、当病院の理念を尊重しつつ、泌尿器科・腎不全領域の疾患を有する患者に対し、最先端治療を低侵襲に施行することを目標としてスタッフ一丸となって日々診療に従事している。現在スタッフは、常勤医師が4名(泌尿器科指導医2名、専門医1名)で分担して診療を行っている。当泌尿器科は道北における基幹施設としてこの分野のあらゆる疾患に対応可能な体制を整えている。排尿異常、尿路結石、泌尿器科癌、小児泌尿器科、腎機能障害から腎不全にわたる幅広い疾患について対応している。地域がん診療拠点病院にも認定されており、副腎・腎臓・腎盂尿管・膀胱・尿道・陰茎・前立腺・精巣などに発生する腫瘍・癌に対し、根治を目的とした拡大手術、機能温存を目指した臓器温存手術、侵襲の少ない鏡視下手術、そして放射線治療や抗がん剤治療を含めた集学的治療を行っている。腎不全治療においては、保存期腎不全の管理、血液透析・腹膜透析の開始と施行だけでなく、道北エリアでは唯一、腎移植を行っている施設(腎移植認定医1名)となっている。また、日本泌尿器科学会、腎移植の認定施設、指導施設としての認定を受けており、専門医を目指すための指導医数・指導体制は整っている。主な年間手術件数は、総数で460例(2013年)である。内訳は、副腎5例、腎癌17例、腎盂尿管癌7例、膀胱癌 内視鏡94例、全摘術12例、前立腺癌全摘術12例、腎移植4例、そのうち鏡視下手術を36例で施行している。他には2014年から、ダビンチによるロボット支援手術を導入し(2014年18例)低侵襲治療に心がけている。腎癌・腎盂尿管癌手術は可能な限り機能温存を考慮した腎部分切除術や低侵襲の鏡視下手術を行い、膀胱癌では膀胱機能温存を目指したBCG膀胱内注入療法の施行、また膀胱全摘術を行う際には排尿可能な腸管利用の代用膀胱の作成している。腎移植においては、血液型不適合や既存抗体陽性のハイリスク移植に取り組み実績をあげている。幅広い分野、また小児から高齢者と幅広い患者層にわたり症例数が多く、泌尿器科領域以外の知識・技術習得も必要とされ初期研修には最適の環境と考えている。これらの豊富な検査件数や症例をもとに、積極的に学会発表や論文の執筆などにも取り組み、知識と技術の向上も図っている。泌尿器科は、院内でも忙しい科の一つであるが、カンファレンスを通じ、治療方針を統一しつつ日々の診療にあてっている。向上心を持ちながら日々を送ることのできる意欲溢れる職場である。

手術で取り出した臓器の写真

研修内容

泌尿器科初期研修の第一段階は、問診・理学所見に始まり、救急疾患の初期対応、腹部超音波検査、泌尿器科のX線透視検査、膀胱尿道内視鏡検査を担当できるようになることなどを到達目標としている。入院患者の診療は、主治医の一人として担当する。各種泌尿器科疾患の診断治療、informed consent(インフォームドコンセント 医療行為や治験などの対象者が、治療や臨床試験・治験の内容についてよく説明を受け十分理解した上で、対象者が自らの自由意思に基づいて医療従事者と方針において合意すること )などを見学し、徐々に診療を担当する力を養っていく。また、手術症例に関して科内の術前症例検討会でのプレゼンテーションを担当する。手術に主に助手として時に、術者として参加する。さらに泌尿器科地方会での学会発表も行いプレゼンテーション能力を育成する。最終的には、一般臨床で遭遇する泌尿器疾患の検査・診断および治療、泌尿器科学的一次救急の対応、そして泌尿器科専門医に適切なコンサルテーションの習得を目標とする。 後期研修では、経尿道的手術(前立腺、膀胱)、前立腺生検、腎生検などの泌尿器科小手術の術者としてインフォームドコンセントと手術の施行の中心を担ってもらう。同時に専門医資格の取得を目指して、バランスの良い泌尿器科医として成長することを目標とする。
我々の理念に賛同し一緒に診療を行いたいと考える皆様を心よりお待ちします

手術中の写真

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