初期研修プログラム(耳鼻咽喉科)

最終更新日 2016年2月24日

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初期研修プログラム

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科にはいくつかの特色があります。
第1の特色は、聴覚・嗅覚・味覚という感覚器を扱う部門であるという点です。音声言語や嚥下・摂食、アレルギーにも関わる診療科であることも考え合わせると、コミュニケーションや食事をはじめとする日常生活に大きな影響を与える診療科であると言えます。
第2の特色はその複雑な解剖です。上下顎骨・蝶形骨・側頭骨は複雑な形状をもつ骨の代表であり、耳鼻咽喉科の診療範囲には、内外頸動静脈など大小の血管群があり、12脳神経の約3分の2が含まれています。この複雑性は第1の特色と相まって耳鼻咽喉科の専門性を非常に高いものにする一方、手術においては幅広いテクニックが要求されることになります。頸部手術では血管外科や神経外科的手技、癌切除後の再建では消化器外科や整形外科的手技、顔面の手術では形成外科的手技などが必要とされ、副鼻腔の内視鏡手術、喉頭直達鏡手術には顕微鏡手術手技の基本があり、中耳手術は顕微鏡手術手技の集大成と言えます。

手術中の写真

第3の特色は、耳鼻科医が診断から治療までを行う点でしょう。初診時の診断はもちろん、治療法を選択し、手術の必要性を判断し、実際に手術を行い、術後処置を行いつつ経過を観察し、退院および退院後の通院まで、患者さんの全経過を見届けます。
第4・第5の特色は、乳幼児から高齢者まで男女を問わずあらゆる年齢層に対応する科である点と、内科的治療と外科的治療の両面を併せ持つ科である点でしょう。この2つの要因の組み合わせで多彩な診療像を体得できるばかりでなく、自身の年齢や体力・興味の方向性に応じて自分の診療スタイルを決めていくことが可能です。耳鼻咽喉科も、頭頚部外科、耳科、鼻科、咽頭、喉頭・発声、嚥下、アレルギー、気管食道などと細分化されていますが、手術に意欲のある方、漢方薬を含む内服を駆使したい方、リハビリに興味のある方など、それぞれの「やりたい」に沿った分野を見つけることが出来るでしょう。

医師がパソコンをみている写真

当科は北大医学部耳鼻咽喉科(北海道大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頚部外科)の関連施設として診療支援をはじめとして密接な交流を行っており、臨床研修に引き続きより高度な診療研究環境へ進むことも容易です。北大耳鼻咽喉科は道内をはじめとする全国各地の大学出身者が集い、各関連施設間との協力体制も極めて良好です。
当科では、耳鼻咽喉・頭頚部における代表的疾患の基本を習得しながら、実戦力となってもらいます。上級医の指示・指導のもと外来診療・病棟診療にも早くから参加して一般的な診断・治療・周術期管理を担う一方、ほぼすべての手術に入って助手を務めてもらいます。
耳・鼻・咽喉に興味のある方、顕微鏡手術を含む多様なタイプの手術をしてみたい方、際だった専門性を武器にしたい方、私たちと一緒に働いてみませんか。

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