旭山にゅーす・ぶろぐ

【しいくのぶろぐ】一覧

このページでは「しいくのぶろぐ」の記事のみを掲載しています。

「しいくのぶろぐ」飼育展示スタッフによる日々の出来事や想いなどを綴ったブログです。

2023年1月のしいくのぶろぐの記事

ずーっと77頭?

さる山担当の畠山です。
先日、1年ぶりに来られたという来園者の方に「ニホンザルはいつも77頭ですね。看板を更新してないのですか?」と聞かれました。
看板は春に書き換えました。(色褪せやカラスにつつかれるので毎年更新しています。)
ではなぜ?
実は数年前からニホンザルは繁殖の制限をしており、増えていません。
また、死亡もしていないので数に変わりはありません。
可愛い赤ちゃんザルを見たいところではありますが、現在のさる山の広さではしばらく制限を続けていかなくてはなりません。
適正な数になるまで、ニホンザルの数が増えることはありませんが、サルたちが快適に暮らせるようにしていきたいと考えています。

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さる山・飼料担当  畠山 淳

2023年卯年!冬期のリクガメ展示始まっています!

 年が明け、近頃ますます冬の寒さが厳しくなってきました。そんな寒さの中で、今年度はなんと、冬期期間もホルスフィールドリクガメを展示しています!
 夏には、モルモット・カイウサギのふれあいに引けを取らず、大人気のリクガメたち。
 リクガメに会うために動物園へ来てくださる熱烈なファンもいるほどです。

リクガメ展示

第一こども牧場内、ミニ図書館横にてリクガメの展示

 昨年度の冬期期間は、寒さと展示環境が整っていなかったのもあり、展示はせずにスタッフルームで飼育をしておりました。しかし、その人気ぶりから、冬期でも「カメいますか?」「カメに会いに来たんですが」というお声をたくさんいただいておりました。

 そして今年度、ついに!リクガメの展示を冬期期間もできるようになりました!
 野生ではロシア・西アジア・中国の一部などに住み、寒くなってくると土の中にもぐって冬眠するホルスフィールドリクガメですが、暖房や赤外線ライトのある室内では、よく動く姿や、野菜を食べる姿を近くで観察できます。

温まるリクガメ

ライトにあたり温まる、かめさん(大きいほう)とトロ(小さいほう)

 さて、2023年新年を迎えて、今年は卯年ですね!こども牧場には、カイウサギという種類のウサギがいます。
 雪の上にいるユキウサギとは違い、寒いのは得意ではありません。リクガメ同様、暖かい室内で過ごしていますが、寒い日はお互いに身を寄せ合いウサギ団子が出来上がっています。
 今年は、そんなウサギたちと来園者の皆様が再びふれあいができることを祈っています。

ウサギ

身を寄せ合って固まるカイウサギたち

こども牧場担当:大河原沙織