2022年8月のしいくのぶろぐの記事
2022年8月20日 | しいくのぶろぐ
クジャクの羽が抜け始めました
クジャクの羽が抜け始めました
初めまして!今年の7月から旭山動物園にて勤務をしております、こども牧場担当の永澤と申します。
担当動物はクジャクです。
前職では、農業に携わっており、IPMという作物の病害管理をする仕事をしておりました。
動物に関わる仕事をするのは初めてですが、毎日新しい発見があり、刺激的な毎日を過ごしております。
さて、皆さまクジャクというとどのようなイメージがございますでしょうか?
ゴージャズな目玉模様の羽を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
私もクジャクの担当になるまでは知らなかったのですが、実はこの羽は1年中見られるものではないんです。
クジャクは派手な羽を持っている方がオス、地味な方がメスになります。オスが派手な羽を持つのは繁殖の際にメスにアピールをするためです。クジャクの繁殖期は5月~8月頃で、それを過ぎると立派な飾り羽は抜け落ちてしまいます。
クジャクのオス(羽を広げた状態)
クジャクのオス(羽を閉じた状態)
クジャクのメス
先週あたりから、一部のオスの飾り羽が抜け始めました。ゴージャスな羽が見られるのは今時期で最後になります。また、これからは羽が抜け落ちていく様子もお楽しみにいただけると思います。
旭山動物園にお越しの際は、ぜひクジャク舎にも足を運んでみてくださいね!
飾り羽が抜け始めているオス
とある日のクジャク舎内で抜け落ちていた羽(1日でこの量が抜けました)
こども牧場担当:永澤琴音
春夏の流行は・・・
この春からもうじゅう館では新たなムーブメントが起こっています。
それがこれ!
そう、ダンボールだ。
変な書き出しになってしまいましたが、現在もうじゅう館の動物に不定期で段ボールを与えています。
与えているダンボールはレッサーパンダ用竹が入っていたものや餌用鶏肉の梱包ダンボールなど基本ゴミです。
「竹6kg」と書いてあります
どうせ捨てるものだし試してみよう的なノリで与えてみたところ予想外の好反応でした。
与える際には肉汁を塗ったり、肉を入れたり、何もしなかったりと様々ですが、何もしていない段ボールでも反応は変わりません。
ダンボールの使い方はひたすらちぎっていることが多いです。おそらく、捕らえた獲物の毛や皮をむしる感覚に近いのかな?と想像しています。
片付けが大変です。
ただ他にも使い方や反応は様々で、
箱のまま運び、
足取りも軽く見えます
高いところでちぎったり、
登って片付けるのが大変です
さらに上り下りが大変です
水の中で遊んだり、
プール掃除が大変です
時にはびっくりして飛んだり
初ダンボール、中になんかいる!?
何回遊んでも盛り上がる!
といった感じで、ダンボールひとつで様々な反応を見ることができました。
ただただ捨ててしまっていたダンボールですが思いもよらず役に立つこともあるようです。これからもちょくちょくもうじゅう館のどこかにダンボールを投入していますので見つけたら少し立ち止まって観察してみると面白いかもしれません。
またSNS等でも随時発信していきますのでお楽しみに!
(フラミンゴ・もうじゅう館担当 若山 晃暉)
2022年8月8日 | しいくのぶろぐ