2022年6月のしいくのぶろぐの記事
はじめまして
はじめまして。今年の4月から旭山動物園にて勤務しております、こども牧場担当の紺野と申します。
担当動物はブタです。旭山動物園に入ったばかりの時は、慣れない飼育作業に苦戦していましたが、2か月経った今は楽しみながら業務に当たっています。
僕が担当している「ゆず」と「うめ」の様子を写真でどうぞ!
うめ
ゆず
最近、うめは泥遊びを始めまして、夏の暑さで熱中症にならないように泥だらけになります。暑い日は見事な黒豚になっているので、ぜひ見に来てください。
また、やすらぎの森休憩所付近にある循環型農園で、毎週土曜日(雨のない日)に畑作業を行っており、サークル活動で来てくれる高校生と共に野菜を育てています。
最後に、この仕事はとても大変なのですが、動物たちとふれあうことで自分の知らなかったことを知ることができています。これからもよろしくお願いします。
こども牧場担当:紺野 聖空
【なまえをつけてね】
ホッキョクグマの子、順調に成長しています。ようやく自発的にプールを泳ぐようになり(やれやれ)、ダイビングして遊ぶ子熊の姿に来園者も釘付けですね。
6月1日から子熊の愛称を募集しています。ほっきょくぐま館入口に貼ってあるQRコードをスマホで読み込んで応募できますので、みなさんぜひご参加ください!
私の担当動物の愛称を公募するのはこれが7度め。もう慣れたものです。手書き看板を準備します。
まずは絵のモデルにする写真を選ぶ。これがいいかな。
レイアウトを紙にざっくり下描きします。(雑すぎ?)
カラーパネルには下書きなしで直接描きます。
完成!
後輩の中には驚くほど絵の得意な「画伯」がいてビビります。がしかしオジサンも負けてられません。17年も絵を描き続けてればちょっとは上達するってもので・・・。うん、我ながらいいデキだ!
看板を描きながら、改めてホッキョクグマ繁殖に成功したのだなーとしみじみ感じました。気を抜かずに子熊の成長を見守っていきたいと思います。
2016年に繁殖したアムールトラやユキヒョウは、搬出先の園ですでに父親になり、命が次の世代に受け継がれ始めています。
あのチビどもが今では父親か~。
ホッキョクグマの子熊もいずれ立派な母親として子育てしてくれる事を期待しています。
そんなわけで、良い名前の応募待ってます!
(ホッキョクグマ アフリカ水槽担当:大西 敏文)
はじめまして
四月から新人飼育員として働いている土井と申します。担当動物はキリンです。新人といっても、昨年までは旭山動物園で広報の仕事をしていたので他の新人飼育員と比べてフレッシュさが足りません・・・
さて、飼育員として働き始めて約2ヶ月となりますが、事務職の頃とはまったく違う仕事に最初は悪戦苦闘していました。広いキリンの寝室を慣れない道具(ほうきやホースなど)を使いながら掃除をするのですが、あまりの時間のかかりっぷりに悲しくなりました。
最近では作業のコツがわかってきたのか、少しずつですが慣れてきて楽しみながら業務にあたっています。
キリンたちを日々観察していると、様々な疑問が生まれてきます。先輩職員に聞いたり、専門書等を見てわかることもあれば、わからないこともたくさんあります。そのような気づきや発見を大切にしていき、もぐもぐタイム等でみなさんにお伝えしていければと思っています。
最近のキリンたちとペリカンの様子を写真でどうぞ!
あさひ すっかり大きくなりました。身長は3m近くになります。
結 メスの頭はつるっとしています。
ゲンキ オス特有の頭のゴツゴツがあります。
モモイロペリカン キリンたちがいなくなると自由に放飼場内を動き回ります。
最後に、キリンを飼育するという仕事はやりたいと思ってもタイミングや運がないとなかなかできないことだと思います。担当動物に責任を持ちをしっかりと観察し様々な知識を身につけていきたいと思っています。
これからよろしくお願いします!
きりん舎担当 土井尚哉
2022年6月7日 | しいくのぶろぐ
マガモ・カルガモのヒナが孵りました
マガモ・カルガモのヒナが孵りました
5月30日ととりの村で3羽のマガモのヒナが孵りました。
翌日からも次々と卵が孵り、ととりの村の大池はまるでカモの幼稚園のようです。
眠るカルガモのヒナ
4月末に鳥たちを外放飼場に出し、すぐにメスたちが卵を産み始めました。
それからヒナが孵るまで、何度もカモたちの巣にヘビが入り、捕まえてはととりの村の外に放していたので、無事ヒナが泳いでいる姿を見たときは嬉しかったです。
泳ぎ回るヒナたち
ヘビやネズミ、時にはカラスなどの天敵から親鳥に守られながら、よく食べよく泳ぎ、秋になる頃には親鳥と同じくらいの大きさになって、鳴き声もピーピーからグエーグエーと変わり、成長していくヒナたちのを見るのは感慨深いです。
野生では、キツネなど他にも外敵が多いカモたち。
厳しい自然界で親鳥は外敵の目につかない場所を探し、巣材を集め、自分の羽を抜いたりして巣を作り、たくさんの卵を産みます。
たまに巣材をかぶせて卵を隠し、餌を探しに行ったり水を飲みに行ったりしながら、雨の日も風が強い日も卵を温めます。カラスが近づいて来た時には卵を守るために羽で叩いて戦うこともあります。
卵を抱くマガモ
母鳥たちが産み大切に大切に温める卵の中には、孵るとすぐに自力で泳ぎ、餌を探し回ることができるたくましい生命力が詰まっています。
ととりの村のヒナたちも少しずつ大きくなっています。
これから半年間、その成長を見守っていきたいと思います。
カルガモのヒナ
(ととりの村・シンリンオオカミ担当 原田 佳)
2022年6月6日 | しいくのぶろぐ
ダチョウが孵化しました。
ダチョウが孵化しました。
5月27日にダチョウが一羽孵化しました。孵化3日目から室内の巣から離れ、親と屋外へ出るなど行動範囲も広がってきています。
初めて屋外に出た日
ヒナは1.4キロくらいの大きな卵から、体重1キロくらいで孵化します。親と比べると100分の1以下です。小さなヒナが身長2メートルの親と一緒に歩くのを見ると、踏まれないかと心配になってしまいます。
これから1年もすると、大人と同じくらいの大きさに成長します。これからどのように成長するのか、楽しみにしています。
親子の屋外と室内の出入りは自由にしていますので、どちらかでご覧下さい。
(ぺんぎん館・ダチョウ・ヤマアラシ担当:田中 千春)