2019年7月のしいくのぶろぐの記事
「3ヶ月経過」
夏期開園からリニューアルオープンしたフラミンゴ舎。約3ヶ月が経ちました。
2シーズンぶりの広い外。気持ちよさそうです。
気持ちよさそう
変わったところは2カ所。全体を網で囲いました。これにより常時外ですごせます。
網で囲いました
もう一つは泥場。巣作りのためです。どちらも繁殖に向けての環境づくりです。ほら、泥場に3つの盛り上がりが・・・
新設の泥場
作ったのは私です。なかなか泥場に行かない彼らにダミーの巣を作ったのですが・・・
出し入れせず、泥場を作れば巣を作り、卵をポンポン産むかと思っていましたが、そう簡単ではないようです。改良せねば・・・
(副園長・カバ・フラミンゴ担当:中田 真一)
2019年7月19日 | しいくのぶろぐ
【担当動物交代からはや3ヶ月】
【担当動物交代からはや3ヶ月】
年号が「平成」から「令和」変わって、はや3ヶ月。
何となく慣れてきたような、まだ慣れないような?
書類を作成するときの「令和元年」という表現もやっと予測変換ですぐに出てくるようになりました 。
さて、そんな元号の変化の裏で、動物園でも中規模くらいの担当動物の変更がこの春ありました。
私も長い間続いた小獣舎(レッサーパンダやヤマアラシのいる動物舎)からテナガザル館(シロテテナガザルとキョン)へと担当が代わりました。
以前に担当していたニホンザルは群れとして管理していたので、4頭の家族で飼育しているテナガザルとは同じサルでも違った付き合いが出来そうです。
また、テナガザルはチンパンジーほどの腕力もなく、それでいて手先も器用なので色々なエンリッチメントが出来るかも?と4月の開園準備作業は張り切っていました。
が、そう簡単にはいきませんでした。
初めて担当する私にテナガザルたちは警戒心をもったのか、暖かい日は屋外へ出てもらうものの、夕方になっても室内へ入ってきてくれない日々が続きました。
暗くなるまで扉の前で待っているも、全く帰ってくる気のないテナガザル。
しょうがなく無線で応援を呼ぶ悲しい日が続きました。
そんなこんなで開園日を迎える頃にはやっと認めてもらえたのか、屋内屋外への移動もスムーズにしてくれて、徐々に関係が出来てきた感じがします。
これからどうなっていくか、楽しみがつきません。
(獣医師・てながざる館担当:中村 亮平)
ヒナが孵りました。
ととりの村では、5月の初旬からマガモたちが巣箱に入り卵を温め始め、6月の初旬頃から次々と孵化し、それに続いてカルガモのヒナも孵りました。
朝、エサを持って放飼場へ入ると、孵ったばかりのヒナたちが、エサのニオイに気がついて近づいてきます。
エサを待ちきれないカルガモのヒナたち
孵ったばかりの小さいヒナたちにはエサが大きすぎるため、砕いた飼料をヒナがよく泳いでいる場所に撒いていましたが、もう浮きエサ台から自由に食べるようになりました。
最初に孵ったヒナたちは、大人の羽が少しずつ生え始めており、成鳥と一緒になって羽繕いもしています。
少し大きくなったマガモのヒナ
羽が生えてきたマガモのヒナ
今の時期は大中小様々な大きさのヒナが見られます。
ととりの村で探してみてくださいね。
ととりの村担当:原田佳