旭山にゅーす・ぶろぐ

【しいくのぶろぐ】一覧

このページでは「しいくのぶろぐ」の記事のみを掲載しています。

「しいくのぶろぐ」飼育展示スタッフによる日々の出来事や想いなどを綴ったブログです。

2019年2月のしいくのぶろぐの記事

【約7ヶ月になります】

 昨年7月にふ化したキングペンギン。
 こんなカンジです。


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 毎朝体重測定していますが、約17kgぐらい。
 まだヒナの羽(成鳥の羽に比べると長い)なので、さらに体が大きく見えるらしく
「でかい!!」「えっ?ヒナ?」
とお客様からの声がちらほら。
 目の色も薄いので、なかなか目つきも悪く見えますね・・・。
 この茶色い羽の時期はペンギンの耳も見えるんですよ。
 目のななめ後ろ下くらいに開いている穴が耳です。
 今は茶色い羽が少しずつ抜けてる状態で、これが全て抜けると大人と同じ見た目になるのです。

(ぺんぎん館担当:木下 友美)

冬の間は

 私が担当しているととりの村は、冬の間は展示をお休みしています。池が凍ってしまうのと、天井に張ったネットが雪の重みで破れてしまわないよう、ネットを外しているためです。

 お客さんから「冬の間、ととりの村の鳥たちはどこにいるの?」と聞かれることが(ごくまれにですが)あります。

 そこで、今回は、冬のととりの村の様子を少しだけ紹介します。


 冬の間、ととりの村の鳥たちは、ととりの村の池の奥にある建物の中で生活しています。

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<写真1 右側に写っている建物です>

 屋内には、大きな池がある部屋が1つ、小さな池がある部屋が6つあり、大きな部屋にハクチョウやガン、小さな部屋にカモ類を収容しています。鳥たちはここで、10月末頃から4月末頃までの期間を過ごします。

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<写真2 屋内の様子>

 放飼場と比べると屋内は狭く、日の光が入りにくい部屋もあるため、鳥たちはやはり少し窮屈そうです。そのため、この時期は、掃除や給餌をしながら「早く春が来ないかなあ」といつも考えてしまいます。

 ここ最近の大雪ですっかり除雪がいやになってしまった、というのも、春が待ちきれない大きな理由のひとつですが・・・。

 早く、放飼場を自由に飛び、泳ぎ回る鳥たちの姿を見たいものです。

(ととりの村・こども牧場・教育活動担当:鎌上 塁)

 【雪あかりの動物園はじまりました】

「今年は雪が少ないね」などと言っていた年末年始でしたが、気がつけば1月末からの降雪であっという間に例年以上の積雪となってしまいました。

 ちょっと油断していた動物園スタッフもここ数日は除雪除雪でぐったりです。

 そんな中、雪あかりの動物園がはじまりました。

 毎年恒例、いこいの広場前の「雪の動物かまくら」は今年は「イボイノシシ」がモチーフです。

 みんな考えることは同じようで、ホッキョクグマ前の氷像もあざらし館前の雪像もイボイノシシでした・・・

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 その他にも雪のすべり台や雪あかりの動物園人形劇やキーパーズカフェなどイベントも盛りだくさんなので、みなさんぜひ動物たちに会いに来て下さい。

(獣医師・小動物舎担当:中村 亮平)