旭山にゅーす・ぶろぐ

【しいくのぶろぐ】一覧

このページでは「しいくのぶろぐ」の記事のみを掲載しています。

「しいくのぶろぐ」飼育展示スタッフによる日々の出来事や想いなどを綴ったブログです。

2020年8月のしいくのぶろぐの記事

キンクロハジロのヒナが生まれました

 今年はととりの村でキンクロハジロが卵を産みました。

 昨年は卵を産まなかったため、巣箱の中や茂みで卵を抱いているキンクロハジロを見たときには、どんなヒナが見られるのだろうと期待で胸がいっぱいになりました。

卵を抱くキンクロハジロ

卵を抱くキンクロハジロ


 卵が孵った後の安全を考え、孵卵器で人工ふ化を行っていたのですが、待望の1羽目はなんと、ととりの村の池でカルガモがかえしたのです。

 キンクロハジロが卵を産み、出かけている隙にカルガモがキンクロハジロの巣に入って卵を抱き始めたか、キンクロハジロがカルガモの巣に托卵したのか、真相はわかりませんが、キンクロハジロの小さな黒いヒナはしっかりとカルガモの母について行き、元気に成長しました。

 一緒にふ化したカルガモのヒナにつつかれた時は、得意の潜水でかわす姿も見られました。

 時にはキンクロハジロの群れの中で泳いだり、マガモの群れの中にいたりもしていました。

ととりの村でふかしたヒナ

ととりの池でふ化したキンクロハジロのヒナ


 そして現在は、成鳥と同じくらいの大きさまで成長し、くちばしの付け根に白い模様ができ、羽の色もキンクロハジロらしくなってきました。

 孵卵器で温めていた卵も、7月9日から次々とかえり、現在8羽のヒナたちがすくすくと育っています。

ふかしたキンクロハジロ

孵卵器でふ化したキンクロハジロのヒナ


大きくなったヒナ

大きくなりました


 潜水が得意なキンクロハジロのヒナたちが、来年の夏、ととりの村の池で泳ぐ姿をたくさんの方に見ていただけると嬉しいです。


ととりの村担当:原田佳

【ジェンツーペンギンのヒナの近況】

 以前飼育ニュースでお知らせした、ジェンツーペンギンのヒナのその後についてお話しいたします。

 今年は6月26日と6月27日に2羽孵化しました。でも今はヒナが1羽だけなので心配されている方も多いと思います。

 27日に生まれたヒナが体重が増えず、途中から飼育係が育てていましたが、孵化後一週間で衰弱により死亡しました。2羽の兄弟が元気に走り回る姿を見たいと思っていたので、とても残念です。

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 26日生まれのヒナは、体重が3キロを超え順調に育っています(大人は6キロくらいです)。

 最近は生まれた巣から少しずつ外へ出てくるなどして行動範囲が広がっています。もうすぐ換羽も始まり、あと一ヶ月くらいで巣立ちです。

 個人的には今が一番可愛いと思いますので、時間がある時に様子を見にいらしてください。

(ぺんぎん館・ダチョウ・イボイノシシ担当:田中 千春)

キタキツネの「ある」

 2020年7月16日にゆっくりロードのキタキツネ舎で飼育していた「ある(オス・11歳)」が死亡しました。2009年春に兄弟3頭でおびひろ動物園に保護収容され、同年秋に兄弟の「える」とともに来園し、旧北海道産動物舎、現在の北海道産動物舎、そして今年の春にゆっくりロードに新設したキタキツネ舎の3つの獣舎で暮らしました。


 6月に左臀部に腫瘍があることを確認し検査を行い経過を観察していましたが、7月12日より食欲がなくなり、7月16日に衰弱のため死亡しました。


 キタキツネは道外海外の来園者には北海道をイメージする動物として人気があり、いつもカメラを向ける人が絶えません。「ある」もたくさんの方の思い出の写真に写っていることでしょう。


 現在飼育しているキタキツネは「える(オス・11歳・ゆっくりロード)」と「なる(オス・0歳・北海道産動物舎・今年春保護収容)」の2頭になりました。


ある

キタキツネの「ある」


北海道産動物舎・サル舎担当:佐藤和加子