同居のその後
夏期開園から同居をはじめたキリン親子ですが、最近では2頭の距離感も近くなり、頭をこすりあわせるといったコミュニケーションを頻繁に行うようになったことや、枝付きマシーンにつけた枝を2頭が一緒に食べる様子も見ることができるようになりました。また、あさひのほうからゲンキに近づきコミュニケーションをとるような動きをすることもあります。
同居をし始めた頃は、ゲンキがあさひのほうに近づくとささっと距離をとられてしまうことが多くあり、写真のような程よい距離感で生活していました。あさひが慣れるまでもう少し時間がかかるかなと思っていたのですが、順調に2頭の距離は縮まっていて一安心といったところです。2頭の距離感が近くなったことで、大人と子どものキリンの特徴の違いがより間近で観察できるようになったと思いますので、来園された際には注目して見ていただけると嬉しく思います。
さて、話しは変わりまして、キリンたちのエサ事情についてなので。夏~秋にかけては園内で伸びてしまった様々な枝(シラカバ、ミズナラ、ヤナギなど)を剪定しおやつとして与えています。枝であれば何でも良いわけではなく、中には苦手なものもあります。ただ、新鮮な枝なのでかなり食いつきがよくあっとういう間になくなってしまいます。
不定期にはなるのですが、もぐもぐタイムの際に与えていることもありますので、お越しになった際には枝にも注目してみてください。
きりん舎・タンチョウ舎担当 土井 尚哉