祝・2023年度 開園!
いや~始まりましたね。2023年度、夏期開園です!
旭山動物園には4月の約3週間、閉園期間があります。「じゃあ飼育係もその期間はのんびりできるのかな」と思ったあなた!とんでもない!!
GWの新年度開園に向けて、3週間休日なしで作業に明け暮れる「地獄の4月」なのです。
そして開園すると、各担当者が命を削って作った手書き看板や、動物用の遊具など、苦労の証をご覧いただけます。
かく言う私も、新たな展示看板を作りましたよ!
それは・・・こちらです↓↓
アフリカ水槽は、楽しい中にも「すべての生物には生態系における役割がある」という深いメッセージがあります。それが伝わるように、誰もが耳にしたことがあるフレーズをタイトルに用いたり工夫を凝らしています。外国人観光客にも楽しんでいただけるよう英語表記も入れてみました。
「ぼくらはみんな自然の一員なんだ」をweb翻訳すると「We are all one of nature」となりました。これで通じると良いのですが・・・
自分でも試し撮りしてみました。
ウガンデンシスオオツノカナブン
どうです?なかなか良いデキでしょう。シーマンっぽいですね。仮面ライダーの敵「地獄大使」にも似てる。(え?どっちも知らないって?)
本来はおじさんが真顔で撮るよりもお子さんなどに喜んでいただければ、と考えて作りました。看板の高さも低く設計しています。
「でも、誰も記念撮影してくれなかったら寂しいな・・・」
そんな不安は全くの杞憂でした!
いざ開園してみると、お子さんを撮影する親御さん、はたまたカップルがお互いに写真を撮りあったりと人気スポットになっていました。閉園中の苦労が報われて感激です。
今年も熱いフリカ水槽。「あさひやまといえば、ぺんぎん館と、あざらし館と、アフリカ水槽だよね!」そう言っていただける日を夢見て、今年もがんばります!
(ホッキョクグマ・アフリカ水槽担当:大西 敏文)