ゆく年、くる年
旭山動物園では12月に入り雪は降るのですが日中の気温が高い(といっても旭川基準)日が続き、感覚的には札幌圏のような気候でした。今年は冬休みに入ってからコロナ禍前のように来園者が多くなりました。3年ぶりに帰省や旅行という方も多いのではないかと思います。
コロナ禍での3年間は、環境問題やその解決のための一人一人の行動変容につながることを期待しての活動は必ずしも積極的には行えませんでした。日常の不安や閉塞感が続く中、飼育動物たちの子育て、成長など動物の営みに関心が集まる・心が動く3年間であったように感じます。どこかでふと安らげる癒やしを求めていたのかもしれませんね。空前のペットブームを迎えているのもうなずけます。
明日から兎年、新しい年を迎えます。コロナ禍はまだまだ続きますが、ほぼ3年間凍結状態だったボルネオでのボルネオゾウなどの保全活動も再開のめどが立ちました。新たにゼロカーボンの取り組みも始めます。空白の3年間を一気に取り戻す勢いで頑張る一年にしたいと思っています。
今年も一年暖かく見守っていただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。皆様にとってもよい年になりますように。
写真をよーく見てね
園長:坂東 元