レッサーパンダの名前が決まりました

最終更新日 2022年10月6日

ページID 076210

印刷

レッサーパンダの名前が決まりました

 10月になり、レッサーパンダにとっては過ごしやすい季節になってきました。
 SNSにも随時掲載しております、仔の続報です。
 ようやく竹をかじるようになってきて、日中も外でのびのびと遊び回っている状況であり、母親の渝渝(ユーユー)も外放飼場で授乳を行うほどに落ち着いています。
 また、レッサーパンダの仔の名前が決まりましたので、ご報告させていただきます。

 【仔の名前】
 オス「菫菫(ジンジン)」
 メス「茜茜(チェンチェン)」
となります。

ジンジン  チェンチェン

左の写真「菫菫(ジンジン)」  右の写真「茜茜(チェンチェン)」


 現状の個体識別の方法に関して、菫菫は目の周りに『S』がくっきり見えます。
 茜茜は目の周りの茶色模様が顔の中央側により伸びています。
 個人的には『S』で見分けるのが分かりやすいかなと思います。
 とは言うものの、上から見るとさっぱりですが。。。


 名前に関しては、「花の名前」「音の雰囲気・呼びやすさ」「顔のイメージ」を元に決めました。
 菫は「すみれ」で、茜は「あかね」となります。
 名前は最後まで悩みっぱなしでした。
 椿(つばき)や葵(あおい)、薊(あざみ)など色々な候補が自分の中でありました。
 特に楡(にれ)が個人的に激アツだったのですが、読みがユーユーにしかならず断念でした。
 もちろん生まれる前から名前を決めておく担当者もいるでしょうし、私のように顔つきが整ってきてから最終決定をする飼育員もいます。
日本だけでなく、世界にも発信される名前なので、じっくりしっかりと時間をかけて決められて良かったのかなとは個人的には思っています。

 さて、近況の様子に関しては、まぁ菫菫が困ったものです。
 おととし生まれの蓮蓮(レンレン)はかなりのやんちゃなのですが、当時の蓮蓮よりも身体能力も高く、まだ無理だろみたいなところもズイズイ登っていくので、正直どきどきです。
 とは言うものの、本来レッサーパンダは木の洞で子育てをする生き物であり、赤ちゃんだからと我々が過保護にしているだけで、能力的にはきっとまだまだ持て余しているのだろうなと飼育員ながらに思い知らされる日々です。


 公開に関して、現在は放飼練習中であり、晴れている日はシュート(室内への扉)を開放して、半日程度の放飼を行っています。
もちろん親子の様子や天気・気温次第になりますので、あらかじめご了承ください。
一担当者としては、仔だけでなく、他の大人の個体も素晴らしい魅力があるので、仔が出ていようと出ていなかろうと楽しみに来て欲しいのですが。。。

 レッサーパンダの近況に関してはSNS等で発信していくので、引き続きあたたかく見守っていただければと思います。
 

小獣舎・両生類・は虫類舎担当:鈴木達也