キンクロハジロのヒナが生まれました

最終更新日 2022年7月2日

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キンクロハジロのヒナが生まれました

 6月19日の朝、ととりの村の大池を見るとキンクロハジロのヒナが3羽、母鳥と一緒に泳いでいました。

 その3羽はフラミンゴとととりの村の間にある出入口の近くで卵を抱いていたキンクロハジロの卵から孵ったヒナでした。

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 キンクロハジロは潜水が得意なカモですが、ヒナたちも卵から孵るとすぐに泳ぎ回り潜ることもできます。

 ととりの村では、鳥たちの間で闘争などもあり、ヒナが産まれても死んでしまうこともありますが、キンクロハジロのヒナたちは、母鳥がしっかりとヒナたちのことを見守っているため、順調にすくすくと成長しています。

 3羽のうち、1羽だけ好奇心旺盛ではぐれがちなので、2羽しか見つからない時にはいつもドキドキします。

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水を飲むキンクロハジロのヒナ

 ヒナがかえると、育雛用のペレットと大人が食べるペレットを砕いたものを混ぜて池にまきます。

 最近では、陸に上がって餌台にある餌を食べようとする姿も見られました。

 クチバシがまだ小さいため、ペレットを池まで運んで食べようとする姿に、成長を感じました。

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羽繕いするキンクロハジロの親子

 ととりの村では、今も3羽のキンクロハジロが卵を抱いています。

 3羽のキンクロハジロたちが安心して卵を温め、ヒナを育てられるように環境づくりをがんばりたいと思います。

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 余談ですが、ととりの村では毎年野生のスズメも繁殖しているようで、少し薄い色をしたスズメの幼鳥が餌を食べたり砂浴びするのを見かけることがあります。また、網の外ではカラスが巣を作って子育てをしているようです。

 アオダイショウも細くて短い若そうな個体が多く、飼育動物以外でも新たな命が生まれているのを感じました。

(ととりの村・オオカミの森担当:原田 佳)