【まゆだま と 植物たち】
大西です。
いまや盛り上がっている私の担当動物をご紹介します。
さっそく生まれた子の写真からご覧いただきましょう!
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じゃじゃーん!
ウガンデンシスオオツノカナブンの幼虫です。
昨年4月に購入した成虫ペアは夏に死亡し、昨年10月に購入したペアもメスが死に、現在生きている成虫はオス1頭だけです。
エメラルドに輝く成虫オス。美しいです。
でもご心配なく!4月ペアの幼虫世代が成長し、とうとう繭玉(まゆだま)を作りました。
カナブンの繭玉です
カナブンはカブトムシと同様に地中で蛹になりますが、周囲の土をカチカチに固めます。
「繭玉」と呼ばれるそうで、私もはじめてお目にかかりました。想像以上にカチカチで、簡単には壊れなさそうです。
計6頭が繭玉を作っています。待望の羽化までもう少しです。
10月ペアの幼虫も大量に生まれています。彼らが成虫になるのは秋~冬でしょうか。
このように羽化時期が異なるふたつのサイクルの個体群を飼育することで、成虫を展示できる期間を増やそうという試みです。果たしてうまくいくか、乞うご期待!
マダガスカルゴキブリ(以下マダゴキ)の水槽には「ゴキゴキルーペ(要は虫メガネ)」を再設置。マダゴキたちの姿をじっくりと観察できます。
また、マダゴキ水槽にはマダガスカル原産の植物たちを植えてあります。
奥にひっそり植えてあるのはパキポディウム・ゲアイー。観葉植物マニアから愛される珍奇植物。鋭いトゲをもつ特異な姿はマダゴキにもキャラ負けしません。
鉢植えしてあるのはマダガスカル・ジャスミン。きれいな白い花をつけます。つる植物で、伸びた新芽に次々と花を咲かせる・・・はずなのですが、新芽が出たそばからマダゴキに食べられてしまい、一向に伸びませんでした。
樹液に弱毒があるはずなのですが、マダゴキたちは気にせず葉を食べます。おそるべき生命力。
しかしここに来て急に新芽が伸びてきました。
待望の新芽が。
このままマダゴキに食べられずに生長すれば、念願の開花をご覧いただけるかもしれません。
まだまだご紹介したい点はたくさんありますが、今回はこのへんにしておきます。
見どころいっぱいのアフリカ水槽、みなさんお見逃しなく!
P.S.私のもう一つの担当動物(白くて危険なヤツ)も繁殖がうまくいってるらしいです。そちらが気になる方は公式YouTubeの方をチェックしてみてください。
(アフリカ水槽 ホッキョクグマ担当:大西 敏文)