サル舎近況
先日しいくにゅーすでお伝えしたとおり、10月21日にブラッザグエノンのモモが出産しました。だんだんとお腹が大きくなっていましたが「もう少し先かなぁ」と思っていたので、出産当日の朝は驚いて二度見しました。
モモはしっかりと赤ちゃんを抱いていて授乳も確認できたので、出産翌日から放飼場へ出ています。時期的に気温が低い日が多いので長い時間は出せませんが、ご来園の際にはぜひご覧ください。
赤ちゃんの毛色は濃い金色で、1歳3か月の兄・マモルは金色とおとなカラー(オリーブグリーンのような色)の間の毛色です。モモが2歳で来園した際にはおとなカラーだったので、マモルもあと半年ほどでおとなカラーになるかと思います。毛色の変化にも注目です。
<ブラッザ親子>
7月に生まれたアビシニアコロブスの『アクイラ』はやんちゃに成長中です。最近は母から離れて遊ぶことも多く、ひとりで動き回っていたり兄姉に遊んでもらっている姿をよく見かけます。こちらは生まれたときの真っ白な姿からずいぶん変わり、黒い部分の毛が濃くなっています(薄いグレーから始まり、濃くなっていきます)。あと半月ほどでほぼおとなカラーになりそうです。
<アビとアクイラ>
3月に生まれたワオキツネザルの『マカロン』も元気いっぱいです。まだ一回り小さいので、見分けやすいです。先月、白樺の枝葉を放飼場に設置したところおとなたちと一緒に枝に飛びついたり枝をしならせたりして遊んでいました。体重計に乗るのもすっかり慣れ、定期的に体重測定できています。
サル舎にいる3種の中ではワオがいちばん寒さが苦手なので、最近は放飼中に寝室へ自由に入れるようにしています。それでも全頭が寝室に入ってしまうことはほとんどなく、出窓のヒーターで体を温めたり、温まったら遊んだり、天気がいい日はみんなで団子になったりしています。
<マカロン>
そんなわけで、ご来園の際にはぜひサル舎にもお立ち寄りください。
遠方からはまだ来園しにくいかと思いますので、日々の様子は公式SNSにアップしますのでご覧ください。
サル舎・北海道産動物担当:佐藤和加子