【旭山、暑い夏。タンチョウは・・・】

最終更新日 2021年8月13日

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【旭山、暑い夏。タンチョウは・・・】

 7月13日から続いた旭川の連続真夏日。観測史上初の18日間連続をこえ8月8日までの27日連続で途絶えました。

 この間、猛暑日も10日を数えました。内陸の上川盆地にある旭川は夏は短くてほどよく暑く、冬は雪が降り寒くてしばれるところです。

 私も旭川で生まれ育ったので体の感覚も自然と四季を感じながら調整できるのですが今回の暑い日々が続いたのはさすがに堪えるものでした。

 おそらく旭山の動物たちにとっても気が滅入るものだったと思います。担当動物のタンチョウも湿原地帯を拠点に生息していますので真夏日期間はプールに脚をつかって涼んでいる様子がいつもより頻繁にみられました。

 

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涼んでいるタンチョウ

 旭山ではメスの個体1羽飼育しています。2020年2月にオスに先立たれ寂しくなりましたが元気に過ごしています。

 しかし、昨年からのタンチョウ舎前での施設工事がはじまったり、1羽になってから仲間を呼ぶような声を出したり、羽毛や羽を頻繁に羽繕いをして肌が見えるまでになってしまったりしてしまいました。

 新たなオスの導入には少し時間がかかりそうなので、何か解消してあげたいと昨年夏の期間だけマガモ2羽を同居させたところ羽がはえて一定の効果がありました。

 今年も昨年に続きマガモのメス3羽を夏の間同居させております。ぜひ見にください。

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タンチョウとマガモたち

(チンパンジー・タンチョウ担当:高井 正彦)