【マスク】

最終更新日 2020年3月20日

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【マスク】

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による非常事態の日々、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 動物園は対策をとった上で開園していますが、例年と比べるとかなり閑散とした園内です。

 本来ならば卒業旅行の若者や、もう少し経てば春休みの子供たちが訪れる時期なのですが、、、

 そんな中、行政機関からの「公園や散歩など屋外での活動は自粛対象ではない」というアナウンスもあってか、ここ1週間くらいは徐々に子連れの来園者も目についてきました。

 しかし、いつもと違うのは子供たちも含めてマスク姿の方が多いことです。


 マスクといえば思い出すことがあります。

 9年前の東日本大震災があった年、縁があって東北の子供たちを動物園内で案内する機会がありました。

 その時に、小学校低学年くらいの男の子が言った

「家では外に行くときはマスクをしなきゃいけない、けど北海道ではマスクしなくていいから楽しい」という言葉です。

 多分がれきの除去などで砂埃がひどいためにマスクをしなければいけなかったのだと思います。

 きっと今の子供たちもマスクをつけずに思いっきり動物園を楽しみたいことでしょう。

 今回強く感じたことは、動物園の日常は平和な生活の上になりたっているのだなということです。

 今年の春には1月に生まれたカバの赤ちゃんや2月に生まれたアムールトラの赤ちゃんが公開になる予定です。

 新型コロナウイルス感染症が沈静化するのが先行きは不明ですが、皆さんの笑顔あふれるいつもどおりの動物園に早く戻ることを願っています。

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 新型コロナウイルス感染症の予防には手洗いが重要!みなさんしっかり手洗いしましょう!

 一説には「手にうんこがついていると思って行動しよう」とあります(笑)

 しかし、飼育係の!手には!いつも!うんこがついている!

 なので飼育係の手洗いは完璧です!

(獣医師・てながざる館担当:中村 亮平)