冬のととりの村

最終更新日 2020年2月9日

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冬のととりの村

 冬期間ととりの村の鳥たちは水禽舎で過ごします。
 毎日掃除をして、餌を置き、一週間に一度プールの水をきれいにします。
 そんな日々の中いつも思うのですが、鳥たちは本当にきれいな水が好きなんだと感じます。
 プールの水を抜き、水洗いをしてから蛇口を回すと、とたんに鳥たちがそわそわし始め、まだ10センチメートルも水が溜まっていないのに、次々とコクチョウやハクチョウたちがプールの中に入ってきて水浴びをし始めます。たまに、かなりの段差から飛び込んでくる鳥もいるため、足を痛めるのではないかとはらはらしてしまいます。中には、蛇口から直接水を飲んだり、置いておいたホースから出ている水を飲もうとしたり、餌箱の中に水を入れておいたらお風呂のようにつかっているコクチョウの姿も。。。

水がたまる

水が溜まるまで待ちきれない鳥たち


お風呂のように
お風呂のように水につかるコクチョウ

 きれいな水が好きなのはハクチョウやコクチョウだけではありません。
 マガモ・カルガモ・キンクロハジロたちも、プールに新しい水を入れるとプールのふちにある岩の上で飛び込むスタンバイをし始め、一羽飛び込むと次々に飛び込んでバシャバシャと水浴びをし始めます。キンクロハジロたちは、飛び込んだ後に一斉に潜り始めるため、水面に何もいなくなる瞬間も見られました。

プールのふちで
プールのふちでスタンバイするマガモたち


 そんな鳥たちの様子を見ていると、毎日でも水を替えたくなってしまいます。

 水禽舎で過ごす鳥たちのこのような様子も、鳥が好きな人をはじめたくさんの人に見てもらいたいので、時々TwitterやInstagramにもあげてもらっています。

 鳥たちが外の放飼場に出るまであと2ヶ月あまりになりますが、元気で生き生きした姿をみなさんに見てもらえるように、これからも鳥たちの健康管理や環境づくりに力を注いでいきたいと思います。

 そして、鳥たちが安心して冬を過ごしに来られるような環境がずっとあること、コクチョウたちのふるさとでもあるオーストラリアの火災が早く収まることを願っています。

ととりの村担当 原田 佳