『たぬき・タヌキ・TANUKI』

最終更新日 2019年12月19日

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『たぬき・タヌキ・TANUKI』

 もうすぐ2019年も終わりですね。

 みなさんにとって、今年はどんな1年でしたか?

 私にとって2019年は「たぬき」な1年でした!

 2018年の年末に公式twitterに投稿した「ただただ雪に吹かれるタヌキ」がバズった(このとき「バズる」という言葉を知りました…)のを始まりに、タヌキ関連のいろんなことがあった1年でした。

 まず、春の閉園期間中にゆっくりロードにエゾタヌキ舎が完成し、自然に近い環境で暮らすエゾタヌキを見ていただけるようになりました。

エゾタヌキ舎にて 

(エゾタヌキ舎にて)

 4月後半には新たな個体が仲間入りしました。この個体(「たぬきち(オス)」といいます)は左後脚がありません。交通事故に遭ったところを保護され、旭川市内の動物病院で手術を受け、動物園に来園しました。

 残念ながら北海道では「生きているタヌキ」よりも「交通事故に遭って亡くなっているタヌキ」を見たことがある方のほうが多いのではないでしょうか。

 たぬきちは野生出身ということもあり警戒心が強いですが、同居している「やえ(メス)」とは仲が良く、ふだんの生活では左後脚がないことでの支障はなさそうです。

たぬきちとやえ

(やえとたぬきち)

 海外からのお客様にもタヌキは人気です。不思議なことに英名の「racoondog」よりも「TANUKI」のほうが伝わることが多いようです。

 おびひろ動物園さんのtwitterでエゾタヌキが話題になったことも今年嬉しいことのひとつです。実は飼育されている2頭のうちの1頭(メスの「あん」)は旭山生まれの個体です。

 他園に行った個体が人気者になり、元気な姿が見られるのは嬉しいことです。

 そして、以前よりも「タヌキ好きなんです」と言ってくださる方も増えました!

 タヌキ好きさんたちのおかげでtwitterやinstagramで検索するとたくさんタヌキが出てきて、見ているとあっという間に時間が…。

 地元に普通にいて(なかなか出会えないですが)、取り立てて何かすごい動きをすることもない動物ですが、こうしてたくさんの方に見ていただいて、彼らの魅力が広まっていくことがとても嬉しいです!

 もちろん、2020年も引き続き推して行きます!!

 ちなみに、冬のほうがモフモフでタヌキの魅力が増し増しです。

冬毛

(冬毛のタヌキ)

 ときどきtwitterinstagram(どちらも@asahiyamazoo1)でエゾタヌキも投稿しているのでそちらもチェックしてくださいね!

 最後にとっておきの一枚を。

とっておき

(なかなかいい顔が撮れました)

(北海道産動物舎・サル舎担当:佐藤 和加子)