ヌプリとアオイの近況
アオイが旭山に来て5ヶ月が経ちました。
まだ5ヶ月?と思ってしまうほど落ち着いて暮らしています。
短時間の同居を始めてから、徐々に時間を長くしていき、朝から夕方まで、そして、夜も同居、と進めていきました。
現在は掃除・エサの時だけ別居にしています。
別居中にヌプリの方へ行きたいと鼻をキュンキュン鳴らすことも。
ヌプリに会いたい、というよりはあっちのエサのチェックに行きたい、という感じな気もしますが…。
カメラのニオイチェック
2頭の様子を見ていると、アオイからヌプリを遊びに誘ったりと、アオイのほうが積極的なシーンをよく見かけます。私が見ているとヌプリは警戒してしまうので、なかなか遊びに応じる姿は見れませんが、カメラを設置しているのでモニターで2頭の仲の良い雰囲気を感じています。
2頭でウロウロ
アオイはスタッフのことは全然気にしませんが、知らない人が複数で前を通ったり立ち止まったりすると警戒して室内へ隠れてしまいます。ただ、「知らない人」も頻繁に通ると「知ってる人」に変わるようで、夏の間はよく工事関係者が通っていたのですが、警戒していませんでした。
くつろぐアオイ
すやすやアオイ
来園した時はすっきりとした夏毛でしたが、最近は朝晩冷え込むことも多くなり、だんだんと密な冬毛になってきています。
アオイにとっては初めての北国の冬。
そして旭山に来て初めて迎える繁殖期。
注意深く観察を続けていきたいと考えています。
オオカミの森・北海道産動物舎担当:佐藤和加子