シマフクロウ ヒナはすくすく成長中
皆さんこんにちは!
とうとう夏開園が始まりました。北海道も春本番、桜もやっと咲き始め、ミカンの国出身の私はやっと春が来たとそわそわしています。
さて、閉園中にホームページでお知らせしていましたとおり、シマフクロウの雛が誕生しました!4/9、4/13に1羽ずつ合計2羽です。動物園での繁殖成功は釧路市動物園に続いて2園目となります。
お母さんのモコさんは抱卵に引き続いてヒナたちに給餌で大忙し。お父さんのロロさんは、巣にいるヒナとモコさんの分のご飯をせっせと運び、巣の近くで不審者(飼育員の私)が近づかないように見張っています。
ロロさん不審者監視中
ヒナたちはそんな両親のおかげで今のところすくすく成長しているようです(カメラ越しで、モコさんが休憩のために外に出るときだけ見られるので推定です)大きさはまだ先に生まれた方のヒナが大きく見えるため、4日の差は大きいのだなと驚いています。
休園中は人が職員くらいだったので、開園したら両親の警戒度が上がるかもと思っていましたが、お父さんのロロさんは初日の朝から皆さんを気にせず子供達のためにお魚を池からとって、運んでいます。子供のためなら父は強しですね。
モコさんロロさんにとっても初めての子育て、飼育員の私も初めてのシマフクロウの親子のお世話です。巣立ち、親離れと子供達にはまだまだ試練は続きますが、とりあえず無事に育つよう皆さんも応援してください。
<写真2>初めてのあくびを目撃
ヒナを実際見ることはまだできませんが、モニターで巣内を中継していますので、春の散歩がてら動物園にきていただき、滅多に見られないシマフクロウの子育てを一緒に観察しましょう!
(副園長・フクロウ担当:池谷 優子)