ライオン夫妻

最終更新日 2016年3月12日

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ライオン夫妻

 

ライオン

夫婦仲良くツーショット

 ライオンの老夫婦、ライラとレイラ。
 寒い日は外に出たがらない2頭ですが、3月に入り、自発的に外に出る日も増えてきました。
 ライオンも春の足音を感じているようです。


 毛球症の病歴がある2頭。月一回、予防としてラキサトーンという薬を投与しています。
 じつはこの薬、ネコの毛球症治療薬です。

 動物の治療には家畜用の薬を使用します。キリンは反芻獣なのでウシ用の薬を使うとか。


 イヌ科・ネコ科の動物なら、イヌ用・ネコ用の薬をそのまま使えるので、さまざまな症状に対応しやすかったりします。

 もちろん体の大きさは全然違うので、そのぶん大量に使います。
 

 猫ならラキサトーンを一回3gほど与えるのですが、ライオンに対してはライラに50g、レイラに50g。一回にチューブまるまる一本を使い切ってしまいます。
 

ライオン
なになに、「3.適用上の注意」には・・・?


 箱の裏を見ると、投薬方法のアドバイスも書いてあります。
「気難しい猫に与える際は、指にとって猫の口に入れるか、鼻先に塗るなどしてください。」


 んー


 うちの子たちには無理ですね!(笑)
 ぼくの指がなくなっちゃいます。


ライオン

一応、猫が食べやすいようにシロップのような甘い味が付いています


 でも大丈夫。↑こうやって肉に塗れば、ライラもレイラもちゃんと食べてくれます。


ライオン

なんかいつもと違う味がするな~??


 ちょっと顔をしかめて「マズそう」ですが・・・(笑) 食べてくれるだけエラい!
 投薬がスムーズな動物は飼育係としては非常に助かります。

 気難しいライオンじゃなくて良かった。

 最高気温がプラスの日が増えれば、ライオン夫婦が外に出る日も増えることでしょう。


ライオン


 老いても元気なライオン夫妻。
 みなさんぜひ会いに来てください。

 

もうじゅう館担当:大西 敏文