冬もあとすこしで終わります
しいくのぶろぐをご覧の皆さんはじめまして。
前々回の池谷さんと同じく、昨年の4月から飼育スタッフになった中野です。旭山動物園に配属されたのは一昨年の4月からですが、飼育に関しては昨年からです。ぶろぐは今回が初めてです。よろしくお願いします。
ぼくの担当動物はエゾシカの森、フラミンゴ、両生類・は虫類舎です。現在来園者の皆さんが見られる動物もいれば見られない動物もいますが、飼育作業はもちろん毎日行っています。
フラミンゴは冬期間の展示はありませんが、室内で元気にしています。
フラミンゴ寝室の様子
フラミンゴ好きな方も多いようで、フラミンゴどこー?という声もよく聞きます。寒さが苦手なので、春がくるまでもう少し待っていてくださいね。
次にエゾシカですが、彼らは冬でも元気。寒さにはそれなりに強い動物です。
北海道に住む動物は、差の激しい四季の変化に対応するために、季節ごとに見た目が変わるものが多いです。エゾシカがまさにそうで、季節ごとに色々な姿を見せてくれます。
オスのマカロニ
写真でも分かるようにオス鹿にはツノが生えます。
ツノのせいなのか、第一声で「あ、トナカイがいる!」と言われることも多く、担当としてはせつない気分になることも。
シカのツノは毎年生えかわるため、現在のツノは春先に根元からポロッと落ちてしまいます。その後新しいツノが成長してきますが、完成するのは10月頃。
つまりこの姿はあと1ヶ月ほどで見納めになっちゃうんですね。見ておきたい方はお早めにどうぞ!
夏には毛皮の鹿子模様がとても美しくなり、こちらも見逃せないと思うので、エゾシカは是非1年を通して観察してもらいたい動物です。
最後に両生類・は虫類舎ですが、ここは屋内で暖かさを保っている事もあり、あまり季節感はないですね。(自然界では冬眠する季節ではあるのですが)
そのため、ニホンアマガエル(冬眠中)を除いて現在も見られるようになっています。
たまーにアオダイショウとアズマヒキガエルを皆さんの目の前に連れてきてガイドをしていますので、お時間のある方はぜひ見に来てください。
エゾシカ・フラミンゴ・両生類・は虫類担当:中野 奈央也