旭山にゅーす・ぶろぐ

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2023年7月のすべての記事

初めまして!新しくぺんぎん館の担当になりました

 初めまして!4月からペンギンの担当になりました松尾と申します。小さい頃からの夢である動物園の飼育員という仕事が始まってから、嬉しさと生き物を扱う難しさを実感しており、日々、勉強の毎日です。勤務してから現在までの3ヶ月あまりを振り返ってみたいと思います。
 勤務して初めの頃はペンギン全羽の個体識別ができるように観察することからでした。旭山動物園のペンギンは名前がついておらず、それぞれ識別番号があり、翼(フリッパー)についたバンドの色で番号を見分けます。しかし、換羽といって羽が生え変わる時期にはバンドを外したり、バンドが裏返っていたりすることがあります。そこで先輩方のアドバイスを受け、バンドの色だけで個体識別するのではなく、ペンギンの個性や、どのペンギンがペアになっているかなどを観察し、特徴を覚えることバンドに頼らずとも識別できるようになりました。
 現在の課題は、もぐもぐタイムでガイドをする際に、より分かりやすく、様々なペンギンの生態についてお客様にお伝えできるように、ペンギンについて学び、観察することです。また、潜水してプール掃除ができるようになるために、潜水士の資格取得のための勉強をしています。
 まだまだ課題も多いですが、先輩方や園のスタッフの方などの助けをいただきながら、より多くの方にペンギンの魅力について知っていただけるように努めたいと思っています。ぜひぺんぎん館にお立ち寄り下さい。

キングペンギン

何気ない一枚

もぐもぐタイム中

もぐもぐタイム中に同じ格好で寝ていた3羽


ぺんぎん館担当:松尾美優

2023年8月の壁紙カレンダーができました

2023年8月壁紙カレンダー

8月の壁紙カレンダーの動物はゴマフアザラシです。

8月のWEBカレンダーの動物はゴマフアザラシです。

銀灰色の体に黒と白のゴマ模様が点々としているのが特徴です。流氷と共に、オホーツク海を南下し北海道にやってきて、流氷の上で出産します。流氷が去る3月ぐらいに北へ帰ります。
写真の個体「ゆき」は今年生まれのメスで、今年6月に知床から受け入れた傷病保護個体です。今後の成長を温かく見守ってくださると嬉しいです。

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。
カレンダー2308_16:9(画像形式(JPG) 2,013キロバイト)

カレンダー2308_16:10(画像形式(JPG) 2,179キロバイト)

過去の壁紙カレンダー

過去のカレンダー
2023年7月分(マガモ)
2023年6月分(シロフクロウ)
2023年5月分(ニホンザル)
2023年4月分(エゾヒグマ)
2023年3月分(シンリンオオカミ)
2023年2月分(キングペンギン)
2023年1月分(エゾユキウサギ)
2022年12月分(ライオン)
2022年11月分(シセンレッサーパンダ)
2022年10月分(ヤギ)
2022年9月分(アビシニアコロブス)
2022年8月分(マヌルネコ)
2022年7月分(シマフクロウ)
2022年6月分(ホッキョクグマ)
2022年5月分(ホッキョクグマ)
2022年4月分(ダチョウ)
2022年3月分(キタキツネ)
2022年2月分(ライオン)
2022年1月分(アムールトラ)

「旭山動物園だより」&「どうぶつえんみにだより」の最新号を発行しました!

7月もあと少し。来月は夜の動物園(8月10日~16日)ですし、夜の動物園が終わる頃にはもう秋です。
今、園内では巣立ったばかりの野鳥の若鳥や、サナギから出てきたチョウ、樹液に集まる甲虫やチョウ、草むらにいるバッタ、トンボも多く観察することができます。

先日、ヤナギの葉にいたコムラサキの幼虫と、ヤマグワの葉にいたクワコの幼虫を動物図書館に連れてきました。

コムラサキ幼虫

(幼虫の食草・ヤナギの葉に擬態するコムラサキの幼虫)

くわこ

(ヤマグワの葉を食べべるクワコの幼虫は、枝に擬態 )
 

共に7月4日に動物図書館で飼育し始めた幼虫ですが、
7月8日、コムラサキの幼虫はサナギになり…
さなぎ

7月17日、サナギになって9日目。羽化しました!
蝶

翅(はね)がのびきって、乾いたころ、生まれたところに放してきました。
 ※クワコの幼虫は、7月22日現在、みんな葉の中で繭(まゆ)を作り蛹(サナギ)になりました。
 

さて、先日、旭山動物園だより・みにだよりの最新号を発行しました。
「旭山動物園だより」は、「9月で1歳、ライオンの仔たち/続々と生まれた、カモのヒナ」の紹介のほか、
傷病鳥獣保護で受け入れしたゴマフアザラシとエゾヒグマの仔の紹介、夜の動物園などイベントの告知をしています。

「あさひやまどうぶつえんみにだより」では、「なつこそ! こんちゅう」と題し、
園内で観察できるかもしれない昆虫を、いくつか紹介しています。
生きものはそれぞれ食べるものがある場所に集まります。昆虫も同じです。
昆虫観察のヒントとして昆虫の食べ物も紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
※園内での昆虫採集はできません
 

動物図書館では夏限定企画として、昆虫に関する企画を実施しております。

第一弾として、クワガタ・カブトムシの「おりがみえほん」「ぬりえ」がスタートしています。

第二弾は「生きものの落とし物展」を準備中です。抜け殻や繭(まゆ)など、いろんなものを展示する予定です。お楽しみに。


脱皮がら

さて、これは 何という生きものの 何でしょう?
答えは、「生きものの落とし物展」でお伝えします。


投稿者:動物図書館 北川裕美子

旭山動物園だより291号

内容:9月で1歳、ライオンの仔がち/続々と生まれた、カモのヒナ

だより

「旭山動物園だより」はこちらからダウンロードできます(新しいウインドウが開きます)

 あさひやまどうぶつえんみにだより124号

内容:なつこそ 「こんちゅう」

みに
 

「あさひやどうぶつえんみにだより」はこちらのページからダウンロードできます。(新しいウインドウが開きます)

モユク☆カムイ117号が完成しました!

117

 「モユク☆カムイ117号」が完成しました。

 今回の表紙は、令和5年度動物墨画パフォーマンス甲子園で旭川西高等学校書道部が描いた「ニワトリ」。上川管内の高等学校7校が参加をし、優勝に輝いた作品です。

 「モユク☆カムイ」は動物園東門管理事務所、園内サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場で配布しています。動物園にお越しの際は、手にとってご覧ください。

 モユク☆カムイ117号へのリンクは

モユクカムイ117号(PDF形式 4,916キロバイト)

もくじ

1・ぼくは動物大使 その78 カブトムシじゃないんだぜ ウガンデンシス・オオツノカナブン

2・特集 角(つの)のヒミツ ~これであなたも角博士!?(基礎編)~

3・飼育研究レポート カルガモのオスとメスについて調査しました

4・動物園図書館で学ぼう&楽しもう 生きものに関するホン・モノがあります

5・主なできごと・編集後記・飼育動物数

入手方法

 モユク☆カムイは、園内(動物園東門管理事務所、サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場)での配布のほか、郵送での取扱いも行っています。また、在庫があればバックナンバーもお渡しできますので、詳しくは旭山動物園(0166-36-1104)までお問い合わせください。

 モユクカムイについての詳細はこちら

ゲンちゃん日記・令和5年7月「隣り合うヒグマとヒトの生活圏」

とんこ

母グマとヒトとの接触をきっかけに

動物園に保護された「とんこ」

例年6月は暑くなる印象ですが今年はそうでもありません。本格的な夏に備えて体を暑さに順化させる時期ですが、25度で暑い暑い!と感じてしまいます。
今年も旭山にヒグマが出没しています。この時期になると特に若いオスグマが自分の生活圏を見つけようと活発に移動します。旭山でもかなり前からその過程の中でたまたま目撃される、いわば通りすがりの一見さんグマはいたのですが、近年は旭山周辺を生活圏にしていると思われる長期滞在居座り型のクマが現れるようになりました。ただ、食べ残しのごみや空き缶を探し求めたり、平然と姿を現したりといった行動は認められていないので、すぐさま駆除しなければいけない危険なクマではありません。今のところ目的は緑豊かな旭山なのでしょう。とはいえ気になる点もあります。それは活動時間帯です。ヒグマは本来夜行性ではないのですが、慎重で臆病な性格なので、ヒトの生活圏近くではヒトが活動する時間帯を避けて行動します。目撃情報が日没後や早朝なのはそのためです。ところが近年、日中の時間帯に姿が確認されています。場所は昔の旭山スキー場中腹くらいです。ヒグマからは駐車場の車や人が見えていたでしょう。今日も閉園時に流れる「蛍の光」に何の警戒心も持たず、聞いているのかもしれません。活動時間帯がヒトと重なると、不意に出合ってしまう確率が格段に上がります。
  ヒトが優先的に占有しているつもりの土地を生みに例えるなら、旭山は大雪山から続く岬の先端のような場所です。旭山はヒト優先の場所なので、ヒグマにとって長く滞在するには居心地が悪いと感じる場所にしなければいけないでしょう。さて、どうするか・・・。
 生存競争は生活圏の確保が鍵です。自然を象徴するヒグマの勢いに、ヒトが圧倒され始めているとも言えます。ヒグマとの問題は、ヒトの勢いの衰退の必然なのかもしれません。

 

                                  令和5年7月13

                                  旭山動物園 園長 坂東 元

春の保護タヌキ

 すでにSNSやインスタライブではご紹介していますが、3月に保護されて来園したエゾタヌキについて、改めてご紹介します。

 道端で衰弱した状態でいるところを保護されたのですが、顔とお腹の皮膚がごわごわしていて疥癬(かいせん)にかかっていました。疥癬はヒゼンダニというダニが原因で起こる皮膚病で、毛が抜けてしまいます。そして免疫力が落ちたりして、野生では死亡してしまうことも少なくない病気です。

 保護当時は毛が抜ける前だったので、タヌキらしさがありましたが、まず顔の毛が抜けて、一見タヌキとはわからないような見た目になりました。

3月30日

3月30日。タヌキっぽくない見た目。目の周りの黒い部分は皮膚が黒いわけではないようです。


 その後、お腹の毛→背中の毛と脱毛が進みました。一方で顔の毛は徐々に生えそろってきて、日々、外見の変化がありました。
 まだ気温の低い時期だったので、ときどきケージごと日光浴に外に出る以外は暖かい部屋で過ごしていましたが、ケージの中は退屈なのか敷いてあったスノコを破壊する日々でした…。

5月2日

5月2日。日光浴中。


 5月中旬、まだ背中の毛は生えそろっていませんでしたが、気温が落ち着いてきたので屋外(非公開)へ引っ越しました。
 現在はすっかり毛は生えそろい、しっかりエサを食べて、元気です。
 ちなみに、性別はオスです。
 いまのところ展示の予定はありませんが、日々の様子はSNSでお知らせします。

5月13日

5月13日。引っ越し先にて。背中の毛はまだスカスカ。

6月19日  

6月19日。すっかりタヌキらしくなりました。

北海道産動物舎・サル舎担当:佐藤和加子

シンリンオオカミのレラ・ワッカ・ノチウ

 朝開園のアナウンスが鳴るころになると、ワッカがソワソワし始めます。
 アナウンスが始まるやいなやワッカの遠吠えが始まり、ワッカに続きノチウも遠吠えを始めます。3頭の中で下位のオオカミのレラは、少し離れた場所でウロウロしているか休んでいることが多いです。

レラ

少し離れた場所で休むレラ


 ワッカは「アウー、アオー」と最初は不安定に吠え出しますが、中盤になると、腹の底から叫ぶような遠吠えが印象的です。一方ノチウはワッカに寄り添うように低めの声で最初から終わりまで安定した遠吠えをします。

ワッカ

遠吠えするワッカ


 遠吠えが終わると、ワッカとノチウは尾を振りながらレラの元へ歩き出し、両側から顔をすり寄せることが多いです。そうなるとレラはどう振る舞えばいいのか分からないのか、少し逃げ腰で歩いて行きます。3頭の関係性が悪い時は、ワッカがレラを監視するような行動をしますが、関係性が良い時は好んでレラの近くで休んでいるようにも見えます。

ノチウ

遠吠えするノチウ


 今年はワッカがいち早く換毛が始まり、現在はスッキリした夏毛になっています。
 今はレラとノチウの換毛がすすんでおり、表面がボロボロになっています。放飼場には、オオカミたちが金網に擦りつけたり後足でカリカリかいて落ちた毛がたくさん落ちています。それを拾い集めると、手がとても温かかったです。ガイド中も、足を使って冬毛を落とそうとしたり、水の中に入って体を冷やしたりしているのを見ると、今年は6月も30度になる日があったため、この毛をまとっているオオカミたちは暑かったのかなと思いました。

換毛ノチウ

換毛がすすむノチウ


 3頭の関係性は、良い時もあれば悪い時もありますが、今年に入ってからはあまり大きなケンカがなかったように思います。リーダーだったケンが死亡して3年、母親のマースが死亡して2年がたちますが、環境が変わっていく中で、3頭姉弟の関係性も時間をかけて少しずつ築かれていっているのかなと感じています。

 この先もどんなことがあるかは分かりませんが、ケンとマースがのこした3頭の群れを注意深く見守っていきたいと思います。

3頭

近くで一緒に寝ていた3頭の朝

オオカミの森担当 原田 佳

アビシニアコロブスの「あんず」の訃報

あんずとあたる
あんずとあたる

 2023年6月29日にアビシニアコロブスの「あんず」(メス、2020年5月生まれ)が死亡しました。

 解剖の結果、心臓に異常を認めたため心不全と診断しておりますが、より詳しい死因については検査中です。
 アビシニアコロブスの死亡が続いており、関連性についても検査を行い、解明していきたいと考えております。