旭山にゅーす・ぶろぐ

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2022年4月のすべての記事

2022年5月の壁紙カレンダーができました

2022年5月カレンダー

5月の壁紙カレンダーの動物はホッキョクグマです。

5月のWEBカレンダーの動物はホッキョクグマです。

ホッキョクグマは北極周辺の陸地や氷上を活動エリアとしているクマ科の大形哺乳類です。泳ぎが得意で、クマ科では唯一の海洋性です。そのため、他のクマよりも体が長く、流線型の体形をしています。

旭山動物園では昨年12月にホッキョクグマの子どもが生まれました。令和4年度夏期開園より、一般公開となりますので、お越しいただいた際には、ホッキョクグマの子どもの成長の様子をぜひご覧ください。

 WEBカレンダーのダウンロードはこちら。

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。
カレンダー2205_16:9(画像形式(JPG) 1,678キロバイト)
カレンダー2205_16:10(画像形式(JPG) 1,888キロバイト)
壁紙2205_iphone(画像形式(JPG) 578キロバイト)

過去の壁紙カレンダー

過去のカレンダー
2022年4月分(ダチョウ)
2022年3月分(キタキツネ)
2022年2月分(ライオン)
2022年1月分(アムールトラ)
2021年12月分(エゾシカ)
2021年11月分(シンリンオオカミ)
2021年10月分(イワトビペンギン)
2021年9月分(オオコノハズク)
2021年8月分(アビシニアコロブス)
2021年7月分(インドクジャク)
2021年6月分(ワオキツネザル)
2021年5月分(エゾモモンガ)
2021年4月分(フラミンゴ)
2021年3月分(オオワシ)
2021年2月分(キングペンギン)
2021年1月分(エゾユキウサギ)

「旭山動物園だより」最新号・クロスワードパズルと、
「どうぶつえんみにだより」動物たちの「け」を発行しました

現在、夏期開園に向けての準備のため休園中の旭山動物園ですが、

いろんな場所で、いろんな生きものが新しい季節をスタートさせています。

エゾヒグマの新施設への引っ越しも終わりました。

シマフクロウはヒナが卵から孵化しました。

インドクジャクのオスは、美しい飾り羽がはえそろい繁殖期をむかえています。

動物慰霊碑そばの野草園では、エゾエンゴサクやカタクリが咲いています。
園内のエゾヤマザクラも少しずつ咲き始めています。

えぞえんごさくかたくり

(青くて小さな花がたくさん咲くエゾエンゴサクと、濃いピンク色の花が咲くカタクリ)


サナギで越冬していたモンシロチョウ、成虫で越冬していたクジャクチョウやオツネントンボ、

幼虫で越冬していたエゾシロチョウの幼虫(5mmぐらいの大きさ)などいろんな虫たちも出てきました。

もんしろちょうクジャクチョウ
(花の蜜を吸うモンシロチョウと、越冬あけで翅が少しいたんでいるクジャクチョウ)

園内に来る野鳥も変わりました。今、園内でよく見かけるのはカワラヒワです。
繁殖のために北海道にやってきています。もちろん北海道では留鳥のカラ類も観察できるのですが、

行動が変わってきました。巣作りの季節をむかえているようです。

動物の毛を運んでいる鳥も多くみかけますし、冬は群れで行動していたシマエナガは、

ペアもしくは単独で行動しています。

カワラヒワ

カワラヒワ(上がオス、下がメス)はこれからペアになります)

シマエナガ

(シマエナガのジュルッジュルッという鳴き声はあまり聞かなくなりました)


生きものによって、いろんな春の過ごし方があるんだと実感しました。

さて、先日、4月29日の夏期開園にあわせて、旭山動物園だより・みにだよりの最新号を発行しました。

「旭山動物園だより」は、夏期開園号恒例となったクロスワードパズルとなっております。

旭山動物園や、生き物、自然に関する問題です。園内で無料配布をしておりますが、来られない方は、

ファイルをダウンロードしてご利用ください。

「あさひやまどうぶつえんみにだより」では、動物たちの「け」について紹介しています。

園内の動物たちを観察する際に、ぜひ参考にしてみてくださいね。

投稿者:動物図書館 北川 裕美子

旭山動物園だより282号

内容:クロスワードパズルに挑戦

クロスワード

「旭山動物園だより」はこちらからダウンロードできます(新しいウインドウが開きます)

 あさひやまどうぶつえんみにだより115号

内容:「け」

 みにだより

「あさひやどうぶつえんみにだより」はこちらのページからダウンロードできます。(新しいウインドウが開きます)

「北海道産いきもの保全プロジェクト」を立ち上げました

集合写真

 北海道は日本の中でも独自の貴重な生態系が築かれています。北海道内の8園館が協働で持続可能な生物多様性の保全に向け、北海道に生息している生物や環境の域内・域外保全活動を積極的に実施していきます。

参加動物園・水族館

・札幌円山動物園
・旭川市旭山動物園
・おびひろ動物園
・釧路市動物園
・小樽水族館
・サンピアザ水族館
・登別マリンパークニクス
・サケのふるさと千歳水族館
※日本動物園水族館協会に加盟している北海道の動物園・水族館

連携・協力内容

・北海道の野生生物の域内保全・域外保全に係る活動
・北海道の野生生物の保全に係る調査・研究
・北海道の野生生物の生態や自然保護についての教育普及啓発
・職員の相互研修
・施設の相互利活用


活動方針について(PDF)

活動内容について(PDF)

ゲンちゃん日記・令和4年4月「今年で55回目の夏期開園を迎えます」

ホッキョクグマ子(順調に成長しているホッキョクグマの子(3/20撮影))

さて新しい年度が始まりました。春ですね。人の移動も多い時期ですが、動物園の動物たちの移動も秋頃と春先が多くなります。真冬は吹雪などで輸送のスケジュールが狂うリスク、夏は気温が高いと動物の健康へのリスクが高くなるからです。4月と言ってもこちらでは残雪もありまだまだ涼しいのですが、本州以南はあっという間に北海道民の感覚では初夏のような暑さになってしまいます。

この原稿を書いているのは3月中旬です。昨年遅れに完成したえぞひぐま館、雪が降り積もる中での完成だったので、工事の不手際と言うことではなく雪解け後に放飼場の土が沈んでいたりあれやこれや手をかけなければならないことが出てきます。今は魚が棲める水作りに精を出しています。完成後すぐに「渓流」の水の循環を開始しました。システムや濾過の状態のチェック、擬岩に覆われているのでコンクリートやモルタルのあく抜き、水温やpHなどのチェックを継続し、ある程度安定した水質の水ができてきました。先日少数の魚を入れましたが元気もあり手応えを感じています。プチ淡水魚水族館を目指しています。ヒグマ(とんこ)のエサとしてではなくヒグマと魚の共存型飼育展示を目指しています。ただ水が流れているだけではなく、生き物の気配を感じる水があることで、とんこにもヒグマらしさが目覚める良い刺激になると考えています。来園者には水中の魚を観てふと見上げるとヒグマがいる、どうですか?ちょっと感動的ではないですか!

もう一つ、ホッキョクグマの子も順調に成長しています。生後100日を超え本来ならば巣穴から出て来ても良い大きさです。現在は産室から母親と一緒に寝室側にも頻繁に出てきて、母親にじゃれついたり走り回ったり一緒に固形物も食べ始めています。伸び伸びと運動をさせるためにもそろそろ放飼場に出す練習をしなければいけないほどの成長です。

旭山動物園は55回目の夏期開園を迎えます。充実した年を皆様と共に過ごしたいと願います。

                                     令和4年4月18

                                     旭山動物園 園長 坂東 元

旭山動物園の入園料に係る指定納付受託者を指定しました

地方自治法施行規則第12条の2の5第1項の規定に基づき、次のとおり指定納付受託者を指定しました。

指定納付受託者の名称及び住所

・株式会社札幌北洋カード

 札幌市中央区大通西3丁目

・三井住友カード株式会社

 東京都江東区豊洲2丁目

・GMOフィナンシャルゲート株式会社

 東京都渋谷区道玄坂1丁目

・株式会社ネットスターズ

 東京都中央区日本橋茅場町3丁目 

指定納付受託者に納付させる歳入

旭川市旭山動物園の入園料であって、正門、西門及び東門において次に掲げる場所等でそれぞれが取り扱うもの

・券売窓口

 株式会社札幌北洋カード

 三井住友カード株式会社

・券売機

 株式会社札幌北洋カード

 GMOフィナンシャルゲート株式会社

 株式会社ネットスターズ

タンチョウが来園しました

タンチョウ
同居展示の様子

3月21日に釧路市動物園よりタンチョウのオスが来園しました。

メスとの数日のお見合い期間を経て、現在は同居展示しています。

シマフクロウが引っ越しをしました

シマフクロウ
移動するシマフクロウ

3月20日にシマフクロウ1羽が釧路市動物園へ引っ越しをしました。

バックヤードで飼育していた個体で、2018年に本園で生まれた2羽のうちの1羽です。

(仮称)えぞひぐま館ができるまで final ~工事の完了~

 1月末には工事も完了し、看板やサイン等の設置が今まで行われていました。

 今回は、完成した「えぞひぐま館」の全貌をお伝えします。

『(仮称)えぞひぐま館ができるまで』のトップページはこちら

案内看板

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 左の写真は、えぞひぐま館内入口に設置されています。元飼育展示係で絵本作家のあべ弘士さんによって描かれた施設名の看板です。

 右の写真の青地で白文字の看板。この色の看板は…日常よく見るような看板ではないでしょうか?えぞひぐま館にはこのような看板が数枚ありますので、探してみてください。

えぞひぐま館内

壁画

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 館内に入ると、小川の向かい側に、あべ弘士さんによる北海道の動物たちや知床を描いた壁画があります。
 今までにはない立体的な壁画になっています

ブース展示

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 前回もお伝えしましたが、知床財団さん作成の看板や制作物がこれから搬入・展示され、とても賑やかなブース展示になる予定です。

 また、白い柱の部分は、あべ弘士さんにシラカバを描いていただきました。雰囲気が一気に変わりました。

小川

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 小川の現在の様子です。

 ニジマスを飼育しています。この小川では今後、他の川魚を導入する予定です。

 ヒグマと川魚がどのような行動をするのか、とても楽しみです。

屋内放飼場

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 前回初公開した屋内放飼場。

 写真では少し見にくいですが、背景が知床の映像になっています。この映像は今と同じ季節同じ時間の映像が流れるというものです。

 旭山では初の試みになる展示の方法ですが、ヒグマが実際にいたらどのようになるのか、とても楽しみな部分です。

寝室

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 初公開!ヒグマの寝室です。非公開部分になります。

 寝室は全部で3部屋用意し、今までより広い寝室になりました。


外放飼場

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 館内から見えた小川の終着点は、外の放飼場の池になります(夏期限定)。ニジマスなどがここまで泳ぎにきます。

 また、飛び石にもなっているので、足下を魚が泳ぐ様子が見られるかも…。

壁の観察窓

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 オランウータン側の園路沿いには、えぞひぐま館の壁が写真のように立ち上がっています。

 所々に大きな観察窓があり、色々な高さから観察できるようになっています。

 手前の出窓タイプは、エサを入れることができるように工夫されており、ヒグマの足を間近で観察ができるようにもなっています。

今後について

 今後は、ヒグマの引っ越し、手書き看板の作成、知床財団さんの協力を得ての制作物の搬入など、まだオープンまでやることがたくさんあります。

 看板等も設置され、工事が完了しましたので、約1年半にわたってお伝えしてきた「(仮称)えぞひぐま館ができるまで」を終わらさせていただきます。

 4月29日の夏期開園日にオープンする「えぞひぐま館」をお楽しみに!


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