旭山にゅーす・ぶろぐ

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2022年1月のすべての記事

道内4動物園をバナナで応援キャンペーン!について

生活協同組合コープさっぽろ(株式会社スミフルジャパン、株式会社ドール)が日本動物園水族館協会北海道地区加盟動物園(札幌市円山動物園、おびひろ動物園、釧路市動物園、旭川市旭山動物園)に対して、次のとおりキャンペーンを実施していただき、寄附をいただきました。ご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

イベント名

道内4動物園をバナナで応援キャンペーン!

主催

生活協同組合コープさっぽろ(株式会社スミフルジャパン、株式会社ドール)

実施期間

令和3年10月21日から令和3年11月20日まで

内容

コープの店舗及び移動販売車で販売する対象商品(「コープのバナナ」、「スウィーティオバナナグリンフォレスト」並びに「極撰バナナ」)購入1パックにつき3円の寄附を行っていただきました。

寄附先

日本動物園水族館協会北海道地区加盟 動物園(札幌市円山動物園、おびひろ動物園、釧路市動物園、旭川市旭山動物園)

販売パック数及び寄附総額

販売パック数 275,395パック 寄附総額 826,185円

2022年2月の壁紙カレンダーができました

2022年2月カレンダー

2月の壁紙カレンダーの動物はライオンです。

2月のWEBカレンダーの動物はライオンです。

アフリカおよびインドの一部に生息しています。ヌーやインパラ、イボイノシシなどの草食獣を捕食します。

ネコ科動物の中で唯一群れをつくり生活します。オスと数頭のメス、子どもで構成される群れで、プライドと呼ばれます。狩りは基本的にメスが行います。オスの役割は他のオスから縄張りを守ることで、オスの象徴ともいえるたてがみは、体を大きく見せたり、戦いになった時に爪や牙など敵の攻撃から身を守る役割があるといわれています。

 WEBカレンダーのダウンロードはこちら。

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。
カレンダー2202_16:9(画像形式(JPG) 1,678キロバイト)
カレンダー2202_16:10(画像形式(JPG) 1,888キロバイト)
壁紙2202_iphone(画像形式(JPG) 578キロバイト)

過去の壁紙カレンダー

過去のカレンダー
2022年1月分(アムールトラ)
2021年12月分(エゾシカ)
2021年11月分(シンリンオオカミ)
2021年10月分(イワトビペンギン)
2021年9月分(オオコノハズク)
2021年8月分(アビシニアコロブス)
2021年7月分(インドクジャク)
2021年6月分(ワオキツネザル)
2021年5月分(エゾモモンガ)
2021年4月分(フラミンゴ)
2021年3月分(オオワシ)
2021年2月分(キングペンギン)
2021年1月分(エゾユキウサギ)

(仮称)えぞひぐま館ができるまで part7~工事の完了が近づいてきました~

 99%

 工事の進捗率も99%となり、ほぼ完了に近づいてきました。残りは細かい部分の工事等が現在は行われています。

 今回は外の放飼場や館内部分、屋内放飼場の様子を紹介していきます。


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外放飼場の様子

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 木(サクラやミズナラなど)も植えられ、擬木も立てられました。 
 土の地面になったので、エゾヒグマの「とんこ」がどのような行動をするか楽しみです。
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 外放飼場の一段上がったところから、エゾシカの森方面を見た様子です。

 この場所は、丸太の階段を上り、擬岩で作られた場所となります。
 この場所の下が館内通路となります。

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 一段上がったこの場所は柱状節理をイメージしています。
 擬岩が雰囲気を出し、とても迫力があります。一段上がってますが、色々な角度から見られるよう工夫されています。
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 滝と小川が流れる部分です。

 ここでは、淡水魚を飼育する予定でもあり、館内からも観察することができます。

 小川は、ここから始まり、外の放飼場の池まで続いています。


館内の様子

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 館内入口部分です。
 (1)右側の窓からは、外の放飼場、
 (2)左側の窓からは小川を見ることができます。
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 (1)右側の窓から見た様子。

 エゾシカの森方面への眺めとなります。現在は雪が積もっている景色ですが、雪が無くなるとどのように見えるか楽しみです。

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 (2)小川の様子(写真左:左側の窓から見た小川の様子。写真右:小川を横から見た様子)

 段々になっている小川が見られます。もう少し館内を進むと右の写真のように、小川を横から見ることができます。淡水魚が泳ぐ姿など見られるかも。

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 初公開!屋内放飼場です。

 擬岩で作られた放飼場ですが、驚く仕掛けが…。

 ガラス一枚で仕切られており、今まで感じたことがない距離感でヒグマを観察できます。
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 展示ブースとなる部分です。

 ここでは、公益財団法人 知床財団さんの協力を得て、ヒグマの現状や対策などについての看板やグッズなどで伝えていくブースとなります。
 また、モニターを設置し、知床のヒグマの映像なども流す予定です。

 
今回はここまでとなります。いよいよ次回お伝えするのは、工事が完了した頃を予定しています。

今回紹介しきれなかった部分は、まだまだありますので、(仮称)えぞひぐま館の全貌を楽しみにお待ちください。


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冬のカメたち

 今回は冬の間展示できていない、こども牧場のカメたちについてお伝えします!


 こども牧場にはホルスフィールドリクガメという種類のカメが4頭います。
夏など温かい季節は日光浴をするために、外に出ていることが多いのですが、寒い季節は温かい室内で過ごしております。

 特に冷え込む日には、温かいライトの下から動かないことも多く、先月よりほんの少しですが、みんな体重が増えてきました。

リクガメ

ライトの下で温まるカメたち


 また春には外を元気に歩き回るカメたちを見ていただけると思いますので、お楽しみに!

こども牧場担当:鈴木彩音

ゲンちゃん日記・令和4年1月「引き継がれる命のバトン」

産室

(ホッキョクグマ産室の様子)

新しい年を迎えることができました。皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

 この手紙を書いているのは12月中旬です。雪の便りはいつになるのかと心配していたら突然の吹雪です。日中溶けてツルツル路面は本当にいやなのでもうしっかり積もって下さいって感じです。今年(2021年)はキリンの放飼場に降った雨や溶けた雪が夜中に凍りスケートリンク状になって、キリンを放飼場に出せない日が数日続きました。こんなことは初めてのことでした。

 今年は昨年にも増してコロナの影響を受けました。そんな中でも様々な新たなイベントなども行ってきましたが、どこかブレーキを踏みながらの状況の中、やりきった感が希薄でもありました。来年はいろいろとやりきった!と言える年にしたいですね。と言うかやりきれる状況になっているといいですね。

  さて昨年はアミメキリンの出産で年の瀬を迎えました。今年はホッキョクグマの出産で年の瀬を迎えています。ホクトとピリカのペアでの繁殖です。順調に生育すると旭山動物園としては実に40年ぶりのこととなります。

 覚えておられる方もいらっしゃると思いますが、当園で飼育していたシロウとユキの間で生まれた、片腕のコロが日本の動物園で初めて繁殖・成育に成功した個体でした。当園ではコロの妹に当たるハッピでの繁殖・成育を目指しましたが実現はしませんでした。ただコロの弟に当たるダイが他園に行き、そこで繁殖に成功しています。現在当園にいるルルになります。円山動物園のララとは双子の姉妹です。そして今回繁殖に成功したのが、ララの子のピリカと言うことになります。シロウとユキの代から数えると玄孫(やしゃご)と言うことになります。コロ誕生から40年繁殖に向けて様々な取り組みをしてきました。旭山動物園で生涯を閉じた個体は8頭になります。

  命のバトンが引き継がれていることを改めて実感しています。そして旭山動物園もこれからもこの地で存在し続けていかなければいけない使命を改めて覚悟し新たな年を迎えたいと思います。

                                    令和4年1月14

                                    旭山動物園 園長 坂東 元

【シンリンオオカミの近況】

 昨年の5月に母親のマースが死亡し、3頭の子どもたちだけの生活が始まったオオカミの森ですが、夏にレラが顔をハチに刺されて腫れたり、ワッカがジャンプした際に足を怪我したり、外の放飼場内に3メートルもの長い穴が掘られたり、色々あり心配しましたが、現在は3頭ともケガもなく元気で平和に暮らしています。

 昨年の旭川は雪が多く、除雪をたくさんしなければならなかったため、今年は雪対策として、いつでもオオカミたちが獣舎に帰ってこられるよう、朝と夕に分けて獣舎で給餌をしています。

 今のところ、朝も夕も3頭とも獣舎に入り餌を食べるのですが、たまにワッカが警戒して入ってこない時には、ノチウが出て行き、その後ワッカが入って来て餌を食べたりします。

 その時ノチウは餌を食べずに獣舎の外の放飼場で柵越しにエゾシカと追いかけ合っていることが多いです。


 また、私がメインの放飼場で作業をしている間、オオカミたちは小さなサブ放飼場で過ごすのですが、作業が終わり戻るとノチウがレラの隣で並んで休んでいる様子が見られるようになりました。

 レラは順位が一番下位の立場で、よくワッカに追いかけられたり監視されることが多かったのですが、徐々にそれが少なくなり、10月にはノチウがレラの隣で寝ていたり、11月に一度ワッカに強く当たられ隠れていた時期があったものの、12月にはワッカがレラのすぐそばで休んでいる様子が見られました。また、メインの放飼場内を点検していると、猛獣館側の奥の隅っこに、3頭分の雪の跡がついており、夜の間ここで3頭で寝ていた様子も確認できました。

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ノチウ(左)とレラ(右) 10月撮影

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ワッカ(左)とレラ(右) 12月撮影

 最近では、私が片手におかし(血を凍らせたもの)が入ったバケツを持ちガイドを始めると、ワッカが「ウオオン」と鳴き、ワッカとノチウが顔をすり寄せた後、2頭でレラにすり寄っていくことがあります。

 おかしを投げると、レラはキャッチできなかったり、できても他の2頭に遠慮して口から離してしまうことも多かったのですが、最近はキャッチした後にしっかり掴んで離さず、自分の分を食べ終えて横取りしようとするノチウとワッカに追いかけられても、かなり長い時間エサをくわえて走って粘る様子が見られます。


 全てのことがどのような意味を持つのか、言葉が通じないオオカミたちのことを決めつけることはできませんが、飼育下で生活するオオカミたちにとって何が幸福なのかを考えながら、これからも様々な表情を見せてくれるオオカミたちを楽しく観察して行きたいと思います。

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ヌプリ(左)とアオイ(右)も元気です

(シンリンオオカミ・ととりの村担当:原田 佳)

ユキヒョウの「ジーマ」が引っ越しします

ジーマ
17日に移動する「ジーマ」

 1月17日にユキヒョウの「ジーマ」が、石川県のいしかわ動物園に移動します。

 今回の移動は、いしかわ動物園にいるオスとの新たなペアリング、繁殖を目的としたブリーディングローンとなります。

 「ジーマ」は、2012年にドイツのライプチヒ動物園から来園し、2016年に「リヒト(オス)」と2019年の「ユーリ(メス)」の2頭を育ててきました。今後、新しい環境での、繁殖を見守っていきたいと思います。

「旭山動物園だより」&「どうぶつえんみにだより」の最新号を発行しました!

2022年がスタートしました。
新しい干支の年になりましたね。

ゆきまみれ

 雪まみれになっている干支の動物

2022年の干支は「寅」。そう、今年の干支の動物は「トラ」です!

遊ぶトラ兄弟

 雪の上で遊ぶアムールトラのリキ(左)とシン(右)

ヨーロッパやアフリカでは「ライオン」が強さや王者のシンボルとして
彫刻や紋章などに使われていますが、
私たちが住む日本やアジア、ロシアでは「ライオン」ではなく
「トラ」が多く使われています。
ぜひ身の回りの「トラ」を探してみてくださいね。
そして、絶滅危惧種の「トラ」のこと、考えてみてくださいね。


さて、先日、動物園だより・みにだよりを発行しました。
寅年ということで、「動物園だより」では、「トラQuiz」を掲載してみました。
クイズの中にいろんな「トラ」がいるので、ぜひ挑戦してみてください。

「みにだより」では、旭山動物園で飼育しているアムールトラの紹介をしています。ト
ラを観察するときの参考にしてみてくださいね。

かんそうぶん
また、ただ今、旭山動物園では、小学生の皆さんを対象にした
「動物読書感想文コンクール」の作品を1月24日まで募集中です。
たくさんのご応募、お待ちしております!

第22回 動物読書感想文コンクールの作品募集についてはこちら


投稿者:動物図書館 北川裕美子

旭山動物園だより280号

内容:トラQuiz ほか

280

「旭山動物園だより」はこちらからダウンロードできます(新しいウインドウが開きます)

 あさひやまどうぶつえんみにだより113号

内容:2022年の干支は「寅」

   みに113

「あさひやどうぶつえんみにだより」はこちらのページからダウンロードできます。(新しいウインドウが開きます)

モユク☆カムイ111号が完成しました!

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 「モユク☆カムイ111号」が完成しました。

 今回の表紙は「旭山動物園児童動物画コンクール 旭川市教育委員会教育長賞 小学校低学年の部作品」。

 「モユク☆カムイ」は動物園東門管理事務所、園内サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場で配布しています。

 動物園にお越しの際は、手にとってご覧ください。

 モユク☆カムイ111号へのリンクはモユクカムイ111号(PDF形式 9,101キロバイト)

もくじ

1・ぼくは動物大使 その72 かくれんぼ名人~エゾユキウサギ~

2・特集 動物の分類をみてみよう(哺乳類編)

3・飼育研究レポート~気になる!カバの体形~

4・「旭川市旭山動物園動物画コンクール~中学・高校から大学の部~」を実施しました

5・主なできごと 

   編集後記・飼育動物数

入手方法

 モユク☆カムイは、園内(動物園東門管理事務所、サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場)での配布のほか、郵送での取扱いも行っています。また、在庫があればバックナンバーもお渡しできますので、詳しくは旭山動物園(0166-36-1104)までお問い合わせください。

 モユクカムイについての詳細はこちら