旭山にゅーす・ぶろぐ

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2021年3月のすべての記事

キャッシュレス決済を利用できます

旭山動物園の各門券売所でキャッシュレス決済の利用が可能となりました。

※券売機では大人(通常料金)のみの販売となりますので、その他の入園券をご購入される方は券売窓口にてお買い求めください。

券売窓口キャッシュレス決済対応ブランド

窓口

券売機キャッシュレス決済対応ブランド

券売機

冬場の運動不足の解消と、来シーズンの繁殖に向けた体づくりのために行っていましたペンギンの散歩ですが、春の陽気とともに急速に雪解けが進み、散歩コースの維持が困難な状況となりましたので、3月28日をもって終了させていただきました。

2021年3月27日 しいくのぶろぐ

【春よ!】

【春よ!】

 皆さんこんにちは。

 今年の冬は大変雪が多かったと思っているミカンの国出身者です。

 そして、やっと、やっと春の気配を感じる日々がやってきました。

 私もさすがに6年も北海道で生活していると0度を超えてくると暖かいとか言う言葉が出てくる様になってきましたが、その上プラス一桁台の気温が続くと春だ春だと騒ぐようになってしまいました。ミカンの国に住んでいた時にはあり得ない言葉です。でも、ほんとーに春なんですよね、雪国の皆さん。

 気温が上がってきて春の気配を感じますが、そこではっきりした証拠はないかと園内を探し歩いてみたので、見つけた物をあげてみます。

 その1「根開き(ねあき)」。これは春の季語らしく、木の根元の雪が先に溶けて地面がまるく見える現象のことです。

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たくさんの根開き

 なぜ起こるかを調べてみると、木は春先に活発に地下水を吸い上げる様になるのですが、その地下水は周りより暖かいため、吸った木の根元も暖かくなり先に雪が溶けて地面が見える様になること、もう一つの理由は木と雪の太陽光の反射率の違い(木は黒いのでより太陽光を吸収して温かくなる)によって周りの雪が溶けるとのことでした。

 その2「フキノトウ」。 ド定番ですが雪解けの地面から覗いていました。

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緑っていいね

 満開の花々も恋しいですが、雪が溶けたところに緑が見られるようになるのはとてもうれしいですね。

 その3 「トビ」。ミカンの国にすんでいた時は年中みられる鳥でしたが、旭山だと真冬にはほぼいなくなり3月からまた頻繁にみられる鳥なので、トビを見るとああ春が来るんだと感じるようになりました。

 今年は旭山はまだまだ雪が残っていますし、春だ春だと騒いでみてもまだまだダウンのコートは手放せませんが、あとちょっと、頑張ります!。

(副園長:池谷 優子)

2021年4月の壁紙カレンダーができました

2021年4月カレンダー

4月の壁紙カレンダーの動物はフラミンゴです。

4月のWEBカレンダーの動物はヨーロッパフラミンゴです。

旭山動物園ではベニイロフラミンゴ、ヨーロッパフラミンゴ、チリフラミンゴの3種類のフラミンゴを飼育しています。

塩湖やアルカリ性の湖といった特殊な環境に適しており、数千羽から百万羽程度の巨大な群れを形成します。

くちばしは、「へ」の字をしており、水中のラン藻類や小動物をこしとって食べます。
くちばしは全体的にうすいピンク色で、先端が黒いです。ベニイロフラミンゴと比べると白っぽく、くちばしの基部や脚がピンク色をしています。
フラミンゴ舎でそれぞれのフラミンゴの特徴を比較しながら、じっくり観察してみてください。


 WEBカレンダーのダウンロードはこちら。

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。
カレンダー2104_16:9(画像形式(JPG) 1,475キロバイト)
カレンダー2104_16:10(画像形式(JPG) 1,624キロバイト)
壁紙2104_iphone(画像形式(JPG) 488キロバイト)

過去の壁紙カレンダー

過去のカレンダー
2021年3月分(オオワシ)
2021年2月分(キングペンギン)
2021年1月分(エゾユキウサギ)
2020年12月分(キタキツネ)
2020年11月分(レッサーパンダ)
2020年10月分(カバ)
2020年9月分(ブラッザグェノン)
2020年8月分(ホッキョクグマ)
2020年7月分(アビシニアコロブス)
2020年6月分(アムールトラ)
2020年5月分(カバ)
2020年4月分(ニホンザル)
2020年3月分(エゾシカ)
2020年2月分(ホッキョクギツネ)
2020年1月分(モルモット)

ワオキツネザルが出産しました

ワオキツネザル出産
3月17日撮影

 3月14日にワオキツネザルの「ナスカ」が出産しました。

 1頭で、性別はまだわかっていません。

 昨年に続き2年連続4回目の出産です。


 ナスカは落ち着いて子育てをしており、仔はナスカのおなかにしっかりくっついています。


 ワオキツネザルは寒さが苦手なため冬期は展示しておりませんが、気温が高く天気が良い日には放飼場に出していることもあります。

シマフクロウが産卵しました

シマフクロウ卵
赤く囲ってるところに2卵あります

 3月9日と13日に1卵ずつ計2卵を産卵しました。2018年以来3年ぶりとなります。

 前回の繁殖では、擬木の巣穴で抱卵をしていましたが、今回はメスが飛ぶことができないため、擬木の下辺りに巣箱を設置し、その巣箱で抱卵をしています。

シマフクロウ巣箱
巣箱で抱卵しているシマフクロウ様子


 シマフクロウ舎の観察ホールでは、巣箱の中の様子が見られるようモニターを設置していますので、ぜひご覧ください。

 ふ化予定は、有精卵であれば4月の中旬ぐらいになるかと思います。


 しいくのぶろぐ3月11日更新「シマフクロウ繁殖記~第一弾~」でも紹介しています。

【誰の餌?】

 みなさんこんにちは。突然ですが、誰の何の餌だと思いますか?

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 すでにわかった人もいるのではないでしょうか。では、徐々に答え合わせをしていきましょう。

 まずはじめに、この凍った板を冷凍庫から引っ張り出します。実はこの板一枚約14キログラムが二枚セットになっているため約28キログラムとなかなかの重労働。腰をいたわりながらの作業です。

 次にこの板を金槌と斧で四等分に割ります(意外とこれもきつい)。これが一回の量です。

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 そしてそして、翌日の分は冷蔵庫に入れてゆっくり解凍です。残りは冷凍庫に戻します。

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(ちょっとだけヒントが)

 ここまで来るとわかった人も多いのではないでしょうか?では、先にこれは何なのか、それは

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 OKIAMI?そう、オキアミです。何の動物の餌になるのでしょうか、それはズバリ

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 フラミンゴです!

 みなさんわかりましたか?夏期開園中に池に撒いているピンクのやつです。さらっと撒いていますが、意外と準備が大変なんです。しかし餌の準備も飼育員の大切な仕事。フラミンゴたちのために手は抜けません。

 ほかの動物たちの餌も各担当者が工夫しながら準備しています。ですので、動物園に来られたらどんな風な餌かな?とか少し気にしてみると何か発見があるかもしれません。

 また無事夏期開園が出来れば、今回登場したフラミンゴもオキアミを撒いているところも見ることが出来ます。そのときは頑張って割ったオキアミなんだな。と思い出していただけると少しうれしいです。

(フラミンゴ・くもざるかぴばら館担当:若山 晃輝)

ゲンちゃん日記・令和3年3月「大きな収穫となったSNSを使った試み」

ライブ配信

(ライブ配信の様子)

  雪あかりの動物園が、無事に終わりました。3日間という短い期間でしたが、夜間は比較的多くの市民が来園されました。小さい子供連れや若い方が多く、子供たちが雪の中を転がり回り、はしゃいでいる姿が印象的でした。もぐも
ぐタイムなどは実施できませんでしたが、静かな動物園の雰囲気はとても良かったと思います。
 新型コロナウイルス感染症は人類の問題ですから、飼育動物たちは、いつもどおり過ごせるようにと配慮してきました。冬期のキングペンギンの散歩は、時間の告知などを一切せずに実施していました。春の繁殖シーズンに向けた、健康な体づくりのために実施しているからです。ところが、市内で衰弱死したオジロワシから高病原性鳥インフルエンザが確認されました。回収地点から10キロメートル圏内は野鳥監視重点区域に指定され、旭山動物園も圏内に入りました。環境省の指針や、旭山動物園の高病原性鳥インフルエンザマニュアルに基づき、野鳥監視重点区域の指定解除まではペンギンの散歩を中止としました。新型コロナに続いて鳥インフルエンザ。絶望感にさいなまれましたが、そこはぐっとこらえ、飼育動物にも来園者にも最善の環境を整えて毎日を過ごし、明日を迎えられるように頑張らねばと心掛けています。
 今年度の大きな収穫は、SNSを利用して実施したライブ配信やイベント、会議、講義などの効果や反響の大きさでした。もちろんコロナ禍の影響による効果は大きいのですが、オンラインだからこそ実現できることや情報共有の方法は、まだまだ無限の可能性を持っていると思いました。今後の動物園での取組みにとって大きな柱になる、そんな感触を得ました。
 さて、夏期開園に向けて準備を開始します!

令和3年3月15日 

旭山動物園 園長 坂東 元

旭山動物園売改札・団体受付業務に係る公募型プロポーザルの結果の公表について

公表文(PDF形式 47キロバイト)

『シマフクロウ繁殖記~第1弾~』

 みなさんこんにちわ~  新人飼育員のあらきちと申します。

 今回は、繁殖シーズン真っ只中の『シマフクロウ』について書いていきます。

 現在「産卵期」を迎え、今日(3月9日)1卵目の卵を産みおとしました。それに伴い、オスも私も絶賛そわそわ中です。

 フクロウ1

「すごく分かりづらいけど、卵発見!」


フクロウ2
 「3月9日 卵を産んでいるメス、側から離れないオス」


 さて、お気づきの方もいると思いますが、こちらは新しい巣箱です。

 2018年繁殖時に使用したものではなく、それよりも低い位置に設置してあり、現在使用中です。

 虹別で保護活動をされているコタンコロカムイの会さんから譲っていただき、せっせと設置しました。野生下での繁殖実績があり、毎年改良を重ねているそうです。そのおかげもあり、無事メスのモコさんが気に入ってくれてホッとしてます。

 コタンコロカムイの会の方々の活動は、後日改めて書きます。フィールドに足を運んで感じたことをみなさんとぜひ共有したいです!

フクロウ3  「右上2018年使用 左下現在使用中」 


 メスが既に抱卵に入っているため、2卵目は確認できていませんが、順調にいけば4月中旬に孵化予定です。この繁殖記が1弾で終了せず、みなさんにいい報告ができるよう飼育員としてできる限りのことを努めていきます。

なぜ、新しい巣箱を設置したのか…?!は、『シマフクロウ繁殖記🌟~第二弾~』でつづります。ヒートアップしてきそうなので、今回はここら辺でドロン致します。


 と、その前にオフショットをどうぞ。


フクロウ4
「リアルタイムで抱卵状況がみれます。園内でもへき地にありますが、ぜひお楽しみください!」

 フクロウ5

 「見下ろすオス ロロさん」


 フクロウ6

 「のぞき込むオス ロロさん」


 それでは、どうぞみなさまご自愛ください。


フクロウ・てながざる館担当:荒木地 真美

旭山動物園展示館案内等業務に係る公募型プロポーザルの結果の公表について

公表文(PDF形式 49キロバイト)