旭山にゅーす・ぶろぐ

このページでは、しいくニュースやお知らせ、ブログなど「すべて」の情報を一覧で見ることができます。

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2021年1月のすべての記事

とあるニホンザル

 さる山で飼育しているニホンザルのうち1頭に年老いたサルがいます。名前はシロザル、年齢は32歳。野生化では寿命が25年ほどですので結構な高齢個体となります。

 数年前には障害が残るほどの病気をしていて、少し動きがぎこちないです。歯は抜け落ちている部分も多く、柔らかい物を選んで食べています。そして高齢のため、なかなか皮下脂肪がつかないので夏頃から餌をシロザルだけ増量していました。

 こうして冬になり、ふっくらとした体格になったシロザルですが、皆さんがご覧になることが出来ない日もあります。あまりに寒い時は寝室から出ようとしないのです。こちらとしても代謝の悪いであろう老齢個体を厳冬期に外へ出すつもりはありません。そんな日には寝室でぬくぬくしながらバナナなどの柔らかい食べ物を食べて過ごしています。

 飼育している側として、高齢個体にはこうした方が良いのかな?など、本当に小さな事だったりするのですが、細やかな気遣いが必要です。今後も出てくるであろう高齢個体の飼育を意識しながらシロザルから学んでゆきたいと思っています。

冬のさる山

冬のさる山


天気の良い日は外にいます

天気の良い日は外にいます


さる山・タンチョウ担当:高橋伸広

(仮称)えぞひぐま館ができるまで part3~雪の中の工事~

 7月から始まった(仮称)えぞひぐま館の工事。現在は、掘削や新たな場所の基礎工事の準備などが進められております。

 前回お伝えした時期から、工事も冬の時期に突入し、今年は雪が多い旭川ですが、そんな中でもみなさんがんばって工事を進めてくださっております。

 今回は、館内部分となる基礎工事や放飼場となる部分の変化をお伝えいたします。

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全景の移り変わり(ちんぱんじー館屋上から撮影)

チンパ10月

 10月の様子

 機械室となる部分の掘削や基礎工事が進んでいます。
チンパ11月

 11月の様子

 手前:機械室部分にはコンクリートが流されました。

 奥:モート部分も姿が見えてきています。

チンパ12月

 12月の様子

 機械室部分の土留めに使っていたシートパイルを徐々に抜いていきます。

チンパ1月

 1月の様子

 館内になる部分の基礎工事の準備が始まりました。掘削が進み、一日一日様子が変わっていきます。

機械室部分・モート部分の様子

シートパイル

 機械室部分の様子(12月)

 夏からシートパイルを埋め土留めをしていましたが、コンクリートも固まり、シートパイルを抜いて、埋め戻します。
モート12月

 モート部分の様子(12月)

 前回お伝えしたときは、まだコンクリートを流す前でしたが、形がはっきり見えました。

現在の掘削の様子

掘削1

 館内となる部分の様子(1月)

 掘削を始め、秋に埋めておいたH鋼が姿を現し、木板をはめ込み土留めをしています。

 深さ約5mにもなります。

掘削2

 館内となる部分の様子(1月)

 両生類・は虫類舎側の掘削も始まりました。

 こちらも基礎工事の準備が進められております。
現在までの工事の状況説明(完成予想図から)
現在の状況
 

今回紹介した掘削の部分は、完成予想図の赤く囲った部分あたりになります。

黄色の部分は基礎工事がほぼ終了しているところです。工事が進んできているのがわかります。

今回はここまでとなります。今後は掘削が続き、館内部分の基礎工事が続いていきます。

次回は鉄筋を組んでいる様子など紹介できたらと考えています。

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「雪あかりの動物園2021」の開催について

例年開催しております「雪あかりの動物園」につきまして、2月5日から7日までの3日間を会期に開催します。

期間中は通常15時30分の閉園時間を20時30分まで延長し、冬の寒さの中でたくましく生きる動物たちを、夜の静けさとともに感じていただけます。

なお、新型コロナウイルス感染拡大に伴う本市の状況をはじめ、国や道の方針等によりましては、急遽開催を中止する場合もございますので、事前に本園へお問い合わせいただくか、ホームページやSNSによりご確認をお願いします。

坂東園長からのメッセージ

雪あかりの動物園、今年も開園時間を延長して開催します。期間は3日間です。市民と共に旭川の冬の風物詩として育てようと9年前(平成24年)から始めました。氷のランタンは予報気温とにらめっこで作製日を設定。作業着のカッパも凍り付きます。

今回は、動物のガイドなどスタッフが関わるイベントは行いません。張り詰めて冷えた空気の中での雪を踏みしめる音、動物たちの気配、静かな動物園になりそうです。

新型コロナウイルス感染症への様々な不安が継続する中、私たちの日常の安心を支えてくれている方々への感謝の気持ち、そして、動物たちの生命力を感じてもらえればとの思いを込め、雪あかりの動物園を開催します。

旭山動物園 園長 坂東 元

案内チラシ

「雪あかりの動物園2021」案内チラシはこちら

会期と開園時間等

会期:令和3年2月5日(金)から2月7日(日)まで

開園時間:10時30分から20時30分まで(入園は20時まで)

入退園:15時以降の入園と15時30分以降の退園については、正門及び西門のみとさせていただきます。

※イベントは終了しました。

見学エリア

15時30分以降に見学できるエリアは次のとおりに限られますので、事前にご確認ください。

見学エリア(15時30分~20時30分)

かば館(屋内のみ)、ぺんぎん館、あざらし館、ほっきょくぐま館、もうじゅう館、小獣舎、レッサーパンダ舎、ホッキョクギツネ舎、シロフクロウ舎、オオカミの森、エゾシカの森、シマフクロウ舎

園内売店等の営業

雪あかりの動物園期間中、次の店舗は20時30分まで営業を延長しています。

ZOOキッチンCo・Co・Lo、動物園くらぶ正門売店・パン小屋、厚友会中央食堂・中央売店

期間中の催し(予定)

雪像の設置

園内各所に旭山動物園スタッフ及び旭山動物園くらぶ様が製作した雪像を展示します。

ZOOクイズラリー雪あかりバージョン

旭山動物園公式アプリで行っているZOOクイズラリーにて、雪あかりの動物園限定バージョンを設定します。

本クイズラリーを達成した方には限定グッズ(缶バッチ)をプレゼント。

限定グッズの引き換えは、旭山動物園くらぶ正門売店・東門売店の両店で行っています。

ただし、東門売店は15時30分までです。

裏側探検ライブ

雪あかりの動物園期間中、飼育スタッフが施設の裏側を紹介する「裏側探検ライブ」を旭山動物園公式YouTubeにてライブ配信いたします。

旭山動物園公式YouTubeはこちら(新しいウインドウが開きます)。

各回18時から15分程度の予定となっております。

 スケジュール

旭山動物園からのお願い

「雪あかりの動物園2021」期間中において、入園券の購入による混雑を緩和するため、全国のコンビニ等での入園券の事前購入やWEBチケット、各門に新規導入した券売機をぜひご活用ください。

※事前購入できる入園券及び券売機では、大人(通常料金)1,000円のみの販売となりますので、そのほかの入園券をお求めの場合は券売窓口でご購入下さい。

入園券の事前購入について、詳しくはこちら

旭川駅前と旭山動物園を結ぶ路線バスが開園時間にあわせて運行されます。

詳しくはこちら

2021年2月の壁紙カレンダーができました

2021年2月カレンダー

2月の壁紙カレンダーの動物はキングペンギンです。

2月のWEBカレンダーの動物はキングペンギンです。

キングペンギンはペンギンの仲間ではコウテイペンギンに次ぐ大きさで、クチバシや耳の辺りと喉元の橙色が特徴です。

写真は積雪期に行っている「ペンギンの散歩」の様子です。「ペンギンの散歩」は主にキングペンギンが園内を約500m歩きます。

これはペンギンたちの冬期の運動不足解消や来シーズンの繁殖に向けた体力づくりを目的として行っています。

ペンギンを間近で観察できるため、羽の質感や美しさなどもじっくりとご覧いただけます。冬にしか見ることができないペンギン達の魅力を感じていただきたいです。

※「ペンギンの散歩」は現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開始時刻の告知なしで行っています。また、場合によっては閉園後に実施することもあります。


 WEBカレンダーのダウンロードはこちら。

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。
カレンダー2102_16:9(画像形式(JPG) 1,439キロバイト)
カレンダー2102_16:10(画像形式(JPG) 1,569キロバイト)
壁紙2102_iphone(画像形式(JPG) 482キロバイト)

過去の壁紙カレンダー

過去のカレンダー
2021年1月分(エゾユキウサギ)
2020年12月分(キタキツネ)
2020年11月分(レッサーパンダ)
2020年10月分(カバ)
2020年9月分(ブラッザグェノン)
2020年8月分(ホッキョクグマ)
2020年7月分(アビシニアコロブス)
2020年6月分(アムールトラ)
2020年5月分(カバ)
2020年4月分(ニホンザル)
2020年3月分(エゾシカ)
2020年2月分(ホッキョクギツネ)
2020年1月分(モルモット)

【ヒツジ「リリー」の展示について】

 最近は寒さの厳しい日も多く、早くも春の暖かさが待ち遠しく感じることがあります・・・。

 現在、第2こども牧場では、ブタの放飼場の隣にヤギ3頭とヒツジ1頭を一緒に展示しているのですが、(あれ、ヒツジがいない?)と不思議に思われた方もいるかもしれません。

 実は、ヒツジの「リリー」は今年の3月で10歳を迎えるおばあちゃん。年々、毛の伸びも悪くなっており、寒さが体にこたえるようになってきました。そのため、気温の低い日や風が冷たい日などは、外の放飼場には出ず、暖かい建物の中で休んでいることがあります。

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外での様子

 

 高齢ではありますが、足腰もしっかりしていて、まだまだ食欲も旺盛です。「メェー」と鳴く声は力強く、離れたところからでもよく聞こえてきます。

 暖かい日には外でヤギたちとともに元気に過ごしている姿を見ていただけるかと思いますので、ぜひ、第2こども牧場にも立ち寄ってみてください!

(こども牧場担当:鈴木 彩音)

モユク☆カムイ107号が完成しました!

107

 「モユク☆カムイ107号」が完成しました。

 今回の表紙は「エゾモモンガ」。

 「モユク☆カムイ」は動物園東門管理事務所、園内サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場で配布しています。

 動物園にお越しの際は、手にとってご覧ください。

 モユク☆カムイ107号へのリンクはモユクカムイ107(PDF形式 5,738キロバイト)

もくじ

1・ぼくは動物大使 その68 森の小さな忍者 エゾモモンガ

2・特集 動物たちの冬の過ごし方・戦略

3・飼育研究レポート~シンリンオオカミ ケンの最期~

4・動物園のお医者さんのカルテ~2020年の治療を振り返って~

5・主なできごと 

   編集後記・飼育動物数

入手方法

 モユク☆カムイは、園内(動物園東門管理事務所、サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場)での配布のほか、郵送での取扱いも行っています。また、在庫があればバックナンバーもお渡しできますので、詳しくは旭山動物園(0166-36-1104)までお問い合わせください。

 モユクカムイについての詳細はこちら

「旭山動物園だより」&「あさひやまどうぶつえんみにだより」の最新号を発行しました!

冬になると、残った木の実や芽などを食べにやってくる野鳥を多く観察できます。
特に風の少ない穏やかな日には、午前中から園内各所で、さまざまな鳴き声が聞こえますよ。

「この鳴き声はどこから聞こえてくるのかな?」

「ん? 何か飛んでる」 など、何か気付いたら足をとめてぜひ探してみてくださいね。

キクイタダキ
国内最小と言われている「キクイタダキ」は針葉樹にいることが多いです。
写真は「第2こども牧場」そばで撮影

カケス冬
園内各所で見られるカラスの仲間の「ミヤマカケス」。
写真は「エゾシカの森」で撮影

カケス秋
 ちなみに、10月中旬、「ミヤマカケス」は動物図書館前で、ドングリを土に埋めていました。
現場は現在、雪山。忘れ去られたドングリ、春になったら、芽を出しているかもしれませんね…。

さて、先日新しい「動物園だより」と「どうぶつえんみにだより」を発行しました。

2021年は丑年ということで、「動物園だより」では、
旭山動物園にいる10種の「ウシの仲間」(鯨偶蹄目)クイズ、
「どうぶつえんみにだより」では、『どのどうぶつの「あし」かな?』クイズを掲載しています。
見た目は違うけど、実は仲間という10種類の動物たち。
それぞれどんな違いがあるのか、どんなところが似ているのか、ぜひ観察してみてくださいね。

動物図書館内に「ウシの仲間」本コーナーもつくりましたので、のぞいてみてくださいね。


投稿者:動物図書館 北川 裕美子



旭山動物園だより273号

内容: 2021年は丑年です。旭山動物園にいる10種の「ウシの仲間」(鯨偶蹄目)クイズほか

だより273

「旭山動物園だより」はこちらからダウンロードできます(新しいウインドウが開きます)

 あさひやまどうぶつえんみにだより106号

内容:丑年。どのどうぶつの「あし」かな?

  みに106

「あさひやどうぶつえんみにだより」はこちらのページからダウンロードできます。(新しいウインドウが開きます)

【ゴキゴキルーペ と モウセンゴケ】

 全国3000万人の奇蟲ファンのみなさんこんにちは!大西です。

 アフリカ水槽の中で、アフリカオオヤスデとマダガスカルゴキブリ(以下マダゴキ)の水槽は「昼夜逆転」をおこなっています。開園中はライトを暗くして夜行性の彼らが活発に動くように、閉園後はライトを明るくして植物が光合成できるようにしているのです。

 でもそのせいで「水槽が暗くて見づらい」という方もおられることでしょう。

 そこで、マダゴキ水槽の前に虫めがねを設置してみました。

名付けて「ゴキゴキルーペ」!!(「もぐもぐタイム」的な語呂で)

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 マダゴキたちの触覚や足の動きなど細かいところまでゴキゴキルーペでじっくりご観察ください(ニヤリ)。

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説明看板も貼ってあります。

 好評でしたらヤスデ水槽前にも「ヤスヤスルーペ」が設置されることでしょう。


 話は変わって、最近アフリカ水槽ではコバエ発生に悩まされています。飼育動物への影響は少ないとはいえ、気になる。ポットや粘着式のハエ取りも、来園者から見える場所には置きにくい。

 そんな時、見つけました!コイツを!!↓↓↓

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 モウセンゴケ!!!食虫植物です。しかもアフリカ産!

 植栽がコバエを食ってくれるなんて最高。さっそくオオヤスデ水槽に入れてみました。

 すると翌日には葉に黒い点が!さっそくコバエを捕獲しています。

 モウセンゴケの葉に虫がつくと、葉を丸めたり腺毛を折りたたんで逃がさないようにして消化します。アフリカ水槽でもその様子が観察できますよ。

 これぞ「モウセンゴケのもぐもぐタイム」!(と言って良いのか??)

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モウセンゴケの捕食行動。興味のある方だけ拡大してご覧ください・・・

 植物にも「行動展示」があるんですね。オオヤスデにキャラ負けしてないモウセンゴケ、けっこう気に入りました。

 食虫植物が虫を捕食するのは、やせた土地に自生しており根からの栄養が期待できないからです。なので堅強な種が多く、水槽内はコバエも豊富なのでぐんぐん生長しています。

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生長良すぎてじゃっかん引く。

 時に虫は植物を食べたり、植物に擬態する。時に植物は虫に花粉を運ばせたり、あるいは虫を捕らえて栄養にしてしまう。恐竜時代なんかよりずっと昔から、虫と植物はお互い利用し合いながら進化してきました。 

 カバやキリンが闊歩するアフリカの大自然。その大地を支えるのは多くの虫や植物たちです。水槽展示の動物・植物たちから「自然のつながり」を感じてほしい、と考えています。

<あさひやまコソコソ噂話>

 モウセンゴケはサクラのような可愛い花を咲かせるらしいよ。水槽の中でも花が咲くかな?

(アフリカ水槽担当:大西 敏文)

ゲンちゃん日記・令和3年1月「動物の子が起こした想定外の出来事」

レッサー

 (元気いっぱいの蓮蓮) 

   新年を迎えました。この手紙を書いている12月時点では、1月になっても「明けましておめでとう」と言える状況ではないのでは、と想像しています。旭山動物園では元日にインターネットによる生配信を実施していたはずです。皆さんは、どのように新年を迎えたでしょうか?
 動物たちにとっては、いつもと変わらない日常が続いています。キングペンギンたちも元気に散歩し、冬を満喫しているでしょう。
 レッサーパンダは今シーズンも繁殖に成功し、元気に育っています。成長過程の体重と筋力のバランスによるものだと思うのですが、繁殖した子は、成長とともに想定外の出来事を起こすことが多いです。先日、レッサーパンダの蓮蓮が、放飼場と観客の間にあるコンクリートの堀に落ちてしまったのですが、自力で壁を登り、放飼場に戻りました。堀に落ちたり飛び降りることは想定済みでしたが、壁を登って観客側に出ることができるというのは想定外でした。現場を見ていた人の話によると、壁の隅に両手両足を掛け、体を横にしたり、手足を広げて体をくねらせながら登ったようです。コンクリートの壁は打ちっぱなしなので、表面には深さ2ミリメートルほどの丸い穴や細かい溝があります。そこに爪や手と足を引っ掛けて突っ張り、体の柔軟性を生かして登ったのだと思います。ロッククライミングとボルダリングの合わせ技「コンクリートクライミング」です。レッサーパンダは、手の平だけではなく後足の平も返すことができるので、他の四足歩行の動物と比べて異次元の行動能力があるのです。翌日、コンクリート表面の穴と溝を埋めました。同じ景色でも、それを見る動物によって、全く別の景色に見えているのだなと感じました。
 動物たちと同じように、人類も明るい春を迎えられるように踏ん張りましょう。

令和3年1月12日 

旭山動物園 園長 坂東 元

長かった454日間

 アミメキリンの結が昨年の12月28日にオスの仔を出産しました。ゲンキと結が交尾をしたのが2019年の10月1日だったので、赤ちゃんは454日間もの長い間、結のお腹の中にいました。キリンの妊娠期間は約450日間と言われているので、標準的ではないかと思います。飼育担当としては本当に長い長い454日間でした。11月に入り、結のお腹は破裂しそうなくらい大きくなりました。また、おっぱいも大きくなり、いつ生まれるのかな?とソワソワしていました。出産は夕方に始まったので、監視カメラのモニター越しですが、幸運にもリアルタイムで見ることができました。


 結が落ち着きなくウロウロし始めると、結のお尻のあたりから赤ちゃんの前足(たぶん)がニョキっと出てきました。結が何回か強く踏ん張ると、勢いよく赤ちゃんがズルっ、ボトっと生れ落ちました。結のお尻は地面から2メートルくらいの高さにあるので、ものすごい衝撃だったと思います。生まれたての赤ちゃんは膜をかぶっているのですが、結が赤ちゃんの体を丁寧になめると、膜がはがれ、段々とキリンの網目模様が見えてきました。赤ちゃんがピクピクと動き始め、立っては転びを5回くらい繰り返した後、震えながら4本足で立ちました。有名な「生まれたての子鹿」の動きです。その後、しっかりと立ち、フラフラとした歩みですが、結のおっぱいに近づき、授乳している様子が確認できました。現在、結と赤ちゃんは落ち着いた様子で寝室で暮らしています。


 外の放飼場デビューは気温が高くなった春以降を予定しておりますので、しばらくはご覧いただけないのが残念ですが、動画や写真などはSNSなどを通して発信していきますのでよろしくお願いいたします。

キリン赤ちゃん 

キリンの赤ちゃんと母親の結

きりん舎担当・獣医師:佐藤伸高

【アフリカ水槽日記 その2 意外と身近なアフリカの植物】

 明けましておめでとうございます!大西です。

 今年も奇蟲たちのようすを張り切ってお伝えしていきますので、お楽しみに!

 さて前回お話しした、アフリカオオヤスデ水槽に埋めたなめこ菌床はまだ生えて来ず。そろそろ一か月ですが・・・マットに埋め込む方式ではだめなのでしょうか?もう少し待ってみます。

 ヤスデ水槽には他にも植物を植えてあります。できるだけアフリカ産にこだわろうと探してみたら、よく知られた観葉植物の中にも意外と多いことがわかりました。

 たとえばこれ!サンセベリア。

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 黄色い斑があるものは「トラの尾」とも呼ばれ、日本でもむか~しから観葉植物として親しまれていますよね。みなさんも一度は見たことあるんじゃないでしょうか。じつはナイジェリアやコンゴ原産です。


<ここであさひやまコソコソ噂話>

 飼育事務所の玄関にもサンセベリアの鉢植えがあって、中田副園長が水やりしてるらしいよ!

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 サンセベリアには空気清浄効果がある?という説があります。ヤスデたちも空気がきれいになって喜んでいる・・・かどうかは不明ですが、水槽内に植栽を植えると適度な保湿効果があるし、生長すると展示にも変化が付きます。


 コーヒーの苗木も植えてみました!

 一時期枯れかけて心配しましたが、その後きれいな新葉が出てきました。

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コーヒーの横でくつろぎ中の?オオヤスデ

 そう、みなさんが飲んでるコーヒーの原産地はアフリカやマダガスカルなのです。

 コーヒーは観葉植物としても安価で流通しており、大きく育てれば結実・収穫できるそうです。

 ヤスデのフンで育ったコーヒー、収穫したら誰かに飲ませてあげたいな・・・ヒヒヒ

 みなさんも意外と身近にあるアフリカの植物、探してみてはいかがでしょうか。

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 他にも何種類か植物を植えました。これからどう生長していくのか?そしてなめこは生えてくるのか??(なめこは日本産ですが)

 そんな水槽展示の変化を、ご覧いただけたら嬉しいです。

(アフリカ水槽担当:大西 敏文)

【無事に仔魚へ成長しました。】

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 昨年の12月中旬からほっきょくぐま館の水槽にて展示しているサケの卵ですが、年末にかけてふ化が始まり、大みそかにはすべての卵のふ化が終わり、仔魚(しぎょ)として新年を迎える事ができました。

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 これからはお腹にある臍囊(さいのう)から栄養を吸収して、稚魚(ちぎょ)へと成長していきます。

 機会がありましたら是非、ほっきょくぐま館のサケ達の成長を観察に来てください。

(ぺんぎん館担当:高橋 太郎)