旭山にゅーす・ぶろぐ

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2020年3月のすべての記事

2020年4月の壁紙カレンダーができました

2020年4月カレンダー

4月の壁紙カレンダーの動物はニホンザルです。

 4月の壁紙カレンダーはニホンザルです。


 現在、さる山では81頭のニホンザルを飼育しています。昨年4月よりニホンイノシシとの共生展示が開始となり、お互い良い緊張感のなか生活する様子が見られます。

 さる山の近くには桜並木があり、例年の旭川では5月上旬に開花しますが、雪解けが早そうな今年は、4月29日の夏期開園日にも桜が見られるかもしれません。

 季節を感じながら、動物たちをご覧ください。


 WEBカレンダーのダウンロードはこちら。

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。
カレンダー2004_1280x1024(画像形式(JPG) 720キロバイト)
カレンダー2004_1366x768(画像形式(JPG) 611キロバイト)
カレンダー20041920x1080(画像形式(JPG) 1,090キロバイト)
カレンダー2004_1920x1200(画像形式(JPG) 1,187キロバイト)
カレンダー2004_2560x1440(画像形式(JPG) 1,800キロバイト)
壁紙2004_iphone(画像形式(JPG) 612キロバイト)

過去の壁紙カレンダー

過去のカレンダー
2020年3月分(エゾシカ)
2020年2月分(ホッキョクギツネ)
2020年1月分(モルモット)
2019年12月分(シロフクロウ)
2019年11月分(ユキヒョウ)
2019年10月分(ベニイロフラミンゴ)
2019年9月分(イワトビペンギン)
2019年8月分(インドクジャク)
2019年7月分(エゾタヌキ)
2019年6月分(ワオキツネザル)
2019年5月分(ホッキョクグマ)
2019年4月分(ゴマフアザラシ)
2019年3月分(ライオン)
2019年2月分(シンリンオオカミ)

2019年1月分(イボイノシシ)

ゴマフアザラシが出産しました

アザラシ親子
奥:ぽちゃ丸と子ども 手前:まめと子ども

 3月21日未明に「まめ」が、23日夜に「ぽちゃ丸」が出産をしました。
 性別はまだ不明で、2頭とも授乳を確認できております。
 また、子どもがプールを泳ぐ姿も確認され、順調に成育しています。

 今回のゴマフアザラシの出産に伴い、「アザラシのもぐもぐタイム」の中止と、観覧場所の制限をしております。ご理解いただければと思います。

  ワオキツネザルが出産しました

  3月5日にワオキツネザルの「ナスカ」と「リン」が出産しました。

ナスカの仔は双子、リンの仔は1頭です。

性別はまだわかっていません。

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3月9日からナスカがリンの仔も一緒に抱いており、こどもたちは交代でおっぱいを飲んでいるようです。

(奪い取ったのではなく、何らかの理由で仔が移動したと考えられます)

(ワオキツネザルは母親以外の個体が子育てする場合があるということが確認されています)

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リンは仔を取り戻すことはしませんが、ときどき舐めています。

3頭のこどもを同時に育てることはあまりないことのようなので、子育ての様子を注意深く観察しています。

なお、こどもは生後1~2ヶ月くらいからエサを食べ始めます。

ワオキツネザルは寒さが苦手なため冬期は展示しておりませんが、気温が高く天気が良い日には放飼場に出していることもあります。

2020年3月20日 しいくのぶろぐ

【マスク】

【マスク】

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による非常事態の日々、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 動物園は対策をとった上で開園していますが、例年と比べるとかなり閑散とした園内です。

 本来ならば卒業旅行の若者や、もう少し経てば春休みの子供たちが訪れる時期なのですが、、、

 そんな中、行政機関からの「公園や散歩など屋外での活動は自粛対象ではない」というアナウンスもあってか、ここ1週間くらいは徐々に子連れの来園者も目についてきました。

 しかし、いつもと違うのは子供たちも含めてマスク姿の方が多いことです。


 マスクといえば思い出すことがあります。

 9年前の東日本大震災があった年、縁があって東北の子供たちを動物園内で案内する機会がありました。

 その時に、小学校低学年くらいの男の子が言った

「家では外に行くときはマスクをしなきゃいけない、けど北海道ではマスクしなくていいから楽しい」という言葉です。

 多分がれきの除去などで砂埃がひどいためにマスクをしなければいけなかったのだと思います。

 きっと今の子供たちもマスクをつけずに思いっきり動物園を楽しみたいことでしょう。

 今回強く感じたことは、動物園の日常は平和な生活の上になりたっているのだなということです。

 今年の春には1月に生まれたカバの赤ちゃんや2月に生まれたアムールトラの赤ちゃんが公開になる予定です。

 新型コロナウイルス感染症が沈静化するのが先行きは不明ですが、皆さんの笑顔あふれるいつもどおりの動物園に早く戻ることを願っています。

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 新型コロナウイルス感染症の予防には手洗いが重要!みなさんしっかり手洗いしましょう!

 一説には「手にうんこがついていると思って行動しよう」とあります(笑)

 しかし、飼育係の!手には!いつも!うんこがついている!

 なので飼育係の手洗いは完璧です!

(獣医師・てながざる館担当:中村 亮平)

ゲンちゃん日記・令和2年3月「親子の様子をモニターでご覧ください」

カバの子ども

(写真:カバの子ども)

 もう3月です。雪解けはどこまで進んでいるのでしょうか?新型コロナウイルスによる影響はどのような状況になっているでしょうか?それにしても国によって対応、対策の程度が異なるのも気がかりな点です。客観的に見て日本の対応は緩いのですが果たしてどのような経緯をたどることになるのでしょうか…。

 園内の動物たちは平穏な日々を過ごしています。今年は1月のカバに続いて2月にはアムールトラが出産し現在3頭の子を育てています。カバの子の育児成功は旭山動物園では27年ぶりの出来事です。当時は見ている時しか親子の行動は確認できなかったのですが、今回は24時間の行動を録画映像で確認できました。

  動物園で飼育している動物の多くは野生種の動物ですから一生の中で最も無防備な状態になる出産は最も神経質になるときでもあるのです。動物園は外敵のいない安全を保証している環境なのですが、良くも悪くも利害関係のある飼育スタッフが唯一神経をとがらせる対象になります。この点では来園者の方が下位になります。ですから我々スタッフにできることは、いかに動物が落ち着いて出産、育児を行える場所だと判断できる環境を用意できるかということになります。もちろん出産に立ち会うと言うことはありません。昔は出産それに続く育児の課程はブラックボックスである場合が多かったのです。特に産室の中で出産する肉食動物の場合、生まれたことは耳を澄まして鳴き声確認、何頭いるかは巣箱から子供が出てきた時といった具合でした。動物を繁殖させる技術は飼育スタッフの経験やセンスがものをいう職人技のような世界でした。

  今は、育児放棄など繁殖の失敗事例も含めつぶさに検証することができます。客観的な情報を共有し出産環境の改善や飼育スタッフの導線の検討などを行うことができます。経験の見える化とでもいいましょうか。

 カバのアサコは一昨年も出産しています。このときは出産後数時間で子が死亡しました。解剖の結果体重も軽く、蹄が体重を支えられるまでに生育していない未熟な状態だったことが原因だったのですが、出産の経過は録画を見ることでつぶさに検証することができました。このときの経験を踏まえて今回の出産に臨みました。出産はまさかの午前10時過ぎで飼育スタッフがかば館屋内展示プールの水中掃除まっただ中で慌てたのですが、その後は産室から扉を隔てた作業室内のモニターで親子の様子を落ち着いて観察でき12時過ぎに子が上陸、16時過ぎに授乳確認となりました。

  カバもトラもお披露目はまだいつになるか分かりませんが、どちらも産室での親子の様子をモニターで見られるようにしていますので是非ご覧ください。

旭山動物園 園長 坂東 元

レッサーパンダの「雷雷(レイレイ)」が秋吉台自然動物公園サファリランドに移動しました

レイレイ
移動した「雷雷(レイレイ)」

 3月17日にレッサーパンダの「雷雷(レイレイ:オス)」が山口県の秋吉台自然動物公園サファリランドに移動しました。

 「雷雷(レイレイ)」は、2016年6月28日に旭山動物園で生まれ、3歳となります。

 今後は、繁殖を目指していきますので期待したいと思います。

「旭山動物園だより」&「あさひやまどうぶつえんみにだより」最新号を発行しました!

先日発表されたとおり、旭山動物園では

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、屋内でおこなわれる「もぐもぐタイム」や「なるほどガイド」、「ふれあいガイド」などのイベントを中止としたほか、動物図書館でおこなっている「絵本の読み聞かせ」(3月14日)、「動物読書感想文コンクール」の表彰式の開催も中止とさせていただきました

屋内施設では、定期的な換気やアルコール消毒薬の設置などの予防対策をおこなっております。


ユキヒョウ

 (昨年7月生まれのユキヒョウの「ユーリ」(右)。

 だいぶ大きくなりましたがお母さんの「ジーマ」への甘えっぷりがまだまだ子どもです)

さて、先日、新しい「動物園だより」と「どうぶつえんみにだより」を発行しました。

「動物園だより」では、2月6日~11日に開催された「雪あかりの動物園」のときに

撮影した「さる団子」の写真のほか、「新しい命、続々誕生」という特集で、

2020年に入って誕生したあかちゃんを紹介しています。

一般公開日は未定ですが、みんな元気に育っていますよ。

「みにだより」でも「どうぶつのあかちゃん」を紹介しています。

カバやカイウサギ、アムールトラのあかちゃんは、

どういう場所で生まれるのかも記事にしています。

ぜひ動物のあかちゃんのことを考えるきっかけにしてみてくださいね。


投稿者:動物図書館 北川裕美子

旭山動物園だより265号

内容: 新しい命、続々 ほか

265

「旭山動物園だより」はこちらからダウンロードできます(新しいウインドウが開きます)

 あさひやまどうぶつえんみにだより98号

内容:どうぶつのあかちゃん

   98

「あさひやどうぶつえんみにだより」はこちらのページからダウンロードできます。(新しいウインドウが開きます)

シンリンオオカミ ヌプリとアオイの近況

 3月に入り旭川も少しずつ暖かくなってきました。

 もう少しするとこの辺りのエゾタヌキやエゾリスなどの動物たちは春の繁殖期を迎えますが、一足先に動物園のシンリンオオカミにその季節がやってきました。

 現在旭山動物園ではオオカミの森にいる5頭のシンリンオオカミの他に、非公開施設でヌプリとアオイというペアを飼育しています。

(ヌプリとアオイのペア形成経緯についてはゲンちゃん日記・平成30年8月「オオカミのペア誕生なるか?」をご覧下さい)↓↓

www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/news-blog/genchannikki/d064717.html(新しいウインドウが開きます) 


 このペアは2018年の同居後から仲良く過ごしてきたのですが、昨年はアオイに発情出血(発情のサインみたいなもの)が見られたものの、交尾には至りませんでした。

 アオイは現在11歳です。出産歴がないアオイにとっては繁殖限界の時間がせまってきています。

 なんとか今年は!と意気込みますが、結局はヌプリとアオイに任せるしかありません。

 私がやってあげられることはあまりないので、2頭の行動を記録して繁殖期前後の行動分析をしながら待つことにしました。

 今シーズンの発情出血は12月下旬に始まりました。

 しかしそれからしばらく経っても交尾行動を確認することができませんでした。たまにアオイがヌプリに遊びを仕掛けますがいつも素っ気ない態度をとられてしまいます。

 ところが2月4日の夕方、いつものようにアオイがヌプリにすり寄ると、ヌプリが少し尾を振って反応ました。

『これはもしかしたら!?』と思い観察を続けているとヌプリが後ろからそっとアオイに乗っかろうとしました。『ついに!!』と思った瞬間、アオイが180度くるっと向きを変え、尻尾を高く上げてブンブン振っていました。

 私的にはガックリでしたが、きっとアオイにとっては『ノリの悪い同居狼がついに遊びにのってくれた!』と思ったのでしょう。こどものように飛び跳ねて喜んでいました。

 翌日いつものように録画した映像をチェックすると、ヌプリのマウンティング失敗から5時間後くらいにちゃんと交尾していました。初交尾、リアルタイムで見たかったな・・・

 アオイは最初びっくりしていましたがすぐにヌプリを受け入れた様子でした。

 その後も2月19日までの間に9日交尾を確認することができました。

 アオイは高齢なのでまずは妊娠するかどうかですが、順調にいけば4月下旬くらいに出産予定日を迎えます。

その日に備えてしっかり準備をして引き続き様子を見守りたいと思います。

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妊娠するといいね!

(オランウータン舎・オオカミの森担当:佐橋 智弘)

「遅くなりまして…」

 1月16日、カバの赤ちゃんが生まれました。旭山でカバが生まれ成育したのは27年ぶりです。旭子もすっかり母カバの顔です。赤ちゃんも日に日に大きくなり順調に成長しております。

 旭山公式Twitterやテレビなどでご覧になりましたか?「カバの二足歩行」私たちもあれを見た時、びっくりするやらおかしいやらで癒されました。

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 現在はおっぱいだけじゃなく、キャベツやバナナなどを少しずつ食べ始めています。

 少し自我も芽生え単独行動をする時もあったり…こうなると次は一般公開!イケそうな気もするし深いプールが気になったりもしています。まぁあせらず、じっくり判断したいと思いますので、もう少しお待ちください。

 ぶろぐでのご報告が遅くなりスイマセン。お詫びにおもしろ動画をもう一つどうぞ!

↓「かばの寝落ち 1月22日」↓

www.youtube.com/watch(新しいウインドウが開きます)

(かば館・フラミンゴ担当:中田 真一)

レッサーパンダの「糸糸(ミーミー)」が京都市動物園へ移動しました

レッサーパンダ糸糸
移動した「糸糸(ミーミー)」

 3月6日、レッサーパンダの「糸糸(ミーミー):メス」が京都市動物園へ移動しました。

 「糸糸(ミーミー)」は、2017年7月15日旭山動物園で生まれ、2歳となります。

 今後は、京都市動物園で飼育されているレッサーパンダとのペアリング、繁殖を目指していきます。

2020年3月2日 しいくのぶろぐ

【絵】

【絵】

 気づけば飼育係になって14年経とうとしている。

 あさひやまといえば有名なのは、飼育係の手書き看板。

でも自分が入った14年前は、マリン(ぺんぎん館・あざらし館)の女性スタッフがほとんどプロ並みってぐらい絵が上手くて、看板の絵はマリン女子に依頼する人が多かった。絵が上手い一部の人が描けばいい、というわけだ。

たしかに、マリン画伯の絵の横に自分の絵を貼るのは勇気がいる。

 でもなんとなく「これでいいのかな」と思ったのと、ヘタの横好きで「絵だって才能じゃなく努力である程度上手くなるはずだ!」そんな思いで、いつからか絵を自分で描いてみるようになった。

 最初のころの絵を思い出すと、よくもまあ恥ずかしげもなくお客さんの前に貼ったもんだと思うほどのデキだったが、そんな自分も14年も経てば、まあ人に見せられるぐらいの画力にはなったんじゃないだろうか。

(今思えばマリン女子だって努力で習得したのだろう)

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<写真:うむ、いいデキだ!まさに自画自賛。>

 今では男性スタッフにもお絵かき男子はずいぶん増えた。

しかし、当時自分が尊敬し目標にしていたマリン画伯のうち二人までが動物園を引退してしまったのは寂しいことだ。

お二人の絵は今も園内に残っていて、ふと目に入ると「あの二人元気にしてるかなあ」と思ったりする。

(もうじゅう館・フクロウ担当:大西 敏文)

 【トビのグーグー】

 昨年11月から、こども牧場のスタッフルームでトビ(性別不明、多分オス・・・)を1羽飼育しています。

 2018年初夏に保護された個体で、今年で2歳になります。

 園内でのガイドで使用するためにトレーニングを続けていましたが、人慣れさせるため、昨年11月にバックヤードからこども牧場にお引っ越ししました。

 引っ越しした当初はスタッフの姿に驚いてばたつくこともありましたが、今ではすっかり落ち着いています。先日のワンポイントガイドでは、たくさんのお客さんの前でも堂々としていました。

 将来的には園外に出て、学校などで出張ガイドを実施できたらいいなと思っています。

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名前はグーグー よろしくお願いします

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(猛禽・教育担当:鎌上 塁)